2012年3月10日土曜日

生まれて初めて買ったジャズのCD

生まれて初めて買った、ジャズのCD-Undercurrent


 何故これを買うことに決めたのかは・・・今よりもっと話すにいい機会が、遠くない将来あるだろうと思いますので、そのとき話題にしたいですね。
 とりあえず商品レビュー。Deathのときと違って、商品からわかること以外で知っていることを添えつつ話を進めていくってのは不可能でしょうね。
 まず、ミュージシャンの名義は、Bill Evans & Jim Hall
 Bill Evansくらいは俺でも知ってますが、Jim Hall?キエスキセ?全然知らん。
 実は厳密に言うと、Jim HallのCDだから買ったんですが・・・。その理由についても、「遠くない将来」に得られる機会で言及することになると思います。
 品番はTOCJ-50027なんですが、帯を取ると見られる背表紙には「(UA原盤)」と書いてあります。こんな表記のあるCDは初めて見たな。
 で、CDのレーベル面を見ると、「TOCJ-50027」に、「UAS15003」という品番が併記してあります。これが原盤としてのNo.なんでしょうね、たぶん。これでググるとちゃんとこのUndercurrentが出てきます。
 また、この面には「UNITED ARTISTS JAZZ」とも書いてあります。帯には「JAZZ名盤 999 BEST & MORE」とあり、企画モノリリースのようですが、「UNITED~」の方も、原産国でのシリーズ名とかなんでしょうかね。なんとなく書いてあるだけって可能性もありますが。
 上記の「999」の名の通り、そう、¥999です。正直、この安価も購入を決心させた大きな要因(笑)。ジャズ史上、永遠の名声が約束された不世出の名作らしいですからね、そんなものが999円で買えるってんなら、そりゃ買うでしょう、ってことで。ハダに合わなくても999円だし、まいっかとさほど悔みも生まれねー。
 帯によると、24bitデジタル・リマスタリング。うーん?俺にはさっぱり意味がわからない。それにどうでもいい。こう書いてない商品なら買わない!なんて夢にも思ったことがないほどに。
 さて帯の裏を見てみると、UA原盤を販売している「リバティー(原語: Liberty)」について短い説明があります。「UA(ユナイテッド・アーティスツ)」という映画会社のサントラ・レーベルなんだそうです。なるほど、CDレーベル面にあった「United Artists Jazz」の表記は、UAから出たジャズのCDですよってことか。
 裏面から得られる他の情報は・・・JANは4988006882515。で、「10・9・22 (06・6・14)」とあるので、「2006年に日本でリリースされたUndercurrent」の2010年再発バージョンですね。つまり、装丁が変わっていても、マスタリングとか、肝心のCDの中身は2006年から何も変わってませんよってことです。
 発売はEMIミュージック・ジャパン。帯の表に「EMI Music Japan Inc. 50th Anniversary」と書いてあるので、それを記念しての再発、ってことなんでしょうかね。
 さて、パッケを開けるのはもう少し待って、次に裏表紙。「Wait Quickly」というタイトルを戴き、なんか英語で書いてあります。Barry J. Titusって人が書いたようですが、読むのメンドくさいんでパス・・・。
 トラックリストが記されていますが、全6曲収録で半分ずつ「SIDE 1」と「SIDE 2」として区別してあるところが古めかしいですね。そういや、ジャズのCDを買うのは初めてだけど、ジャズのCDを手に取って見たことがないってわけじゃない。uchiで売ってるジャズのCDも、こうやってLP風にトラックリストが構成されているよなあ。伝統なのかしら?

 SIDE 1
  1. My Funny Valentine (Rodgers・Hart) Chappell & Co.・ASCAP
  2. I Hear a Rhapsody (Fragos・Baker・Gasparre) Broadcast Music, Inc.
  3. Dream Gypsy (Veevers) Suffolk Music・BMI
 SIDE 2
  1. Romain (Jim Hall) MJQ Music・BMI
  2. Skating in Central Park (John Lewis) Julie Music・BMI
  3. Darn That Dream (DeLange・Van Heusen) Bregman, Vocco & Conn・ASCAP
 タイトルの後ろになにかくっついてきてますが、作曲者と、版権持ってる会社でしょう、おそらく。書いてある通り全部写しました。
 それにしても・・・オリジナル曲1曲だけ!?他者の曲をレパートリーにするところがクラシックっぽいですね。ちなみにクラシックもCD持ってません。買うなら、「超絶技巧」で有名なリストのピアノ曲が入ったCDかな~とか漠然と考えてはいますが。オーケストラは寝そう。
 トラックリストの後に若干のクレジットがあります。
 まず奏者は、

 William "Bill" Evans - Piano
 ウィリヤム・“ビル”・エヴァンズ
 James "Jim" Hall - Gt.
 ジェイムズ・“ジム・ホール

 で、プロデューサーはAlan DouglasJazz Theater, Inc.と併記されているんですが、この会社から出向して来た人ってこと?わからん。
 で、残りのクレジットが以下の通り。
  • Sound - Bill Schwartau
  • Typography - The Composing Room, Inc.
  • Package Design - Gauna-Douglas
  • Inside Photographer - Charles Stewart
  • Front Cover Photographer - Toni Frissell
  • Back Cover Photographer - Frank Gauna
 なんかメタルのCDじゃみたことないクレジットがあってどう日本語(カナ)にして書いたらいいものかちょっと悩んだんで、見た目の統一を計るためにもそのまま丸写し。「Back Cover Photographer」って・・・?文字が書いてあるだけなんですが。オリジナルには写真が載ってるのか?
 ようやくパッケージを開いて、まずは表紙代わりの紙を取り出します。薄っぺらい・・・というか、1枚の紙が折りたたんであるだけ。中は2ページ丸ごとライナーノーツで、文責は藤本史昭とかいう人。「2010年8月6日」と併記。
 裏面には、モノクロでBill EvansとJim Hallが揃って写った1枚の画像。ここと、あと帯の裏表紙側にも書いてあったけど、録音は1962年4月24日5月14日だそうです。I Hear a Rhapsodyのみが4月24日に録音と注釈がある。・・・って、え?たった2日で録音したの?というかほぼ1日だよね。録音に携わったミュージシャンが2人だけだからか?制作期間全体が2日というわけではなく、また、2人分の演奏を録音するだけでよかったとはいえ、それでも驚異的ダナ、メタルリスナーからすると・・・。
 最後にトレイ(つまり裏表紙の裏にプリントされているもの)には、ジャズ名盤 ベスト&モアのカタログが宣伝されています。品番はTOCJ-50001~50で個々が識別されているそうなので、とても覚えやすいですね。Libertyの他、俺は勿論全然知らんけど、DialRouletteRoostPacific Jazz・・・といった、Libertyと同じくレーベル名であると思しきもののロゴが、商品のパッケージと共に印刷されています。あ、Capitol Recordsだけは知ってるぞ。
 とまあ、今回はこんな感じ。
 あとは聴くだけ。
 ピアノとギターだけなんだよな・・・聴く前からすごいヘンな気分。

2012年3月8日木曜日

不可分のオマケを抜いた意図

セド・ウィーウス・ノーン・スム                                  
SED VIVUS NON SUM!(しかし俺は死んだ!)

 とあるサイトで、Vivus!にはこれまで未公開だった秘蔵のバンドフォトが一緒にパッケージングされているという情報を目にした。
 ・・・そんなもんなかったケド。
 さて、Metallumの当該レコードのページ、Additional Notesでは、確かにそういうことが書いてあります。
 ・・・つまり、そういうことなんですね。オリジナル盤でのみ見られると・・・。
 音楽聴きたくて買ってるわけだけど、本丸であるその質に、なんらかの視覚効果が相俟ってバンドやレコードに対する思い入れが増強されることについては、否定する人間はそういないんじゃないかと思う。
 なんにせよ納得いかんでしょ。直輸入盤を謳ってるのに、日本盤からはわざわざオリジナル盤では不可分のオマケを抜いた意図。
 Metallumでは、Vivus!は「Boxed Set」に分類されています。そもそもつくりがかなり異なるのかもしれませんね、邦盤とは。少なくともジャケに使われている画像は一緒のようですが。日本盤と同じ仕様のパッケージだったら、「Compilation」に分類されていた筈です。
 つまりは、ボックス・セットの体裁を取る必要があるほどブ厚いフォトブックがついているのかもしれないと・・・。
 ・・・もう買わなくていいかい?バウンディさんよ(笑)。
 えー、さて、Vivus!のオリジナル盤とここ日本国内での盤との仕様の違いからくる不満については誰に癒されもしませんが、Deathのカタログに関する別のことでちょっとテンションを上げられることになったので、まあいいです。
 まず、海外盤・Individual Thought Patternsはかなり安く手に入ること。
 当たり前のようですが、今まで確認してませんでしたしね。
 日本経済に貢献・・・ってほどでもないですが、日本盤があるものは、ムダな特典やなんかで値段がオリジナルよりもかなり高くなっていない限りは、日本盤として買いたいなと思ってますんで。でも、ま、Individual Thought Patternsはもう、新品で手に入れるのが既に難しくなってますし、でも去年出たライブCD付きのバージョンが欲しいってんで、じゃあどうするかっていうと、簡単に、オマケに安く手に入る方法を探った結果、オリジナル盤を買うことにした・・・ってワケです。
 あと、The Sound of Perseveranceのリイシューのひとつって、ライブDVDが付いてるそうなんですよ。
 「Live in Cottbus '98」ってんですが、Amazon.comで検索しても出てこない。Metallumじゃ、あたかもこのDVD単体で販売されたかのように、独立したページが設けられてるんですが・・・。2005年リリースだそうです。オリジナルが1998年に発売されたThe Sound of Perseveranceの再発は2001年と2007年、それから去年に行われており、2005年には出ていないので確かにLive in Cottbus '98はれっきとした一個の商品みたいだけど・・・。
 そしてLive in Cottbus '98のAdditional Notesには、「The Sound of Perseveranceが再発された際に一緒についていた」と書いてある。「分売されていない」と言ってるようにも思えるんだけど、まぁなんだかよくわからん。とりあえず実在してるならそれでいいよね。
 とにかく、コレにはDVD・「Live in Cottbus '98」がついている。コッチにはついていないので要注意だね。後者の、2011年に出たものの方にもボーナスディスクがあるけど、デモ音源が入ってるだけ。しかもディスク2枚に分けて。つまり3枚組。ちなみにCottbusってのはこういう所です。
 さてこの2点、もう絶対買うぞ、ってとこまで決意の段階は進んだんですが・・・いつ買うか、なんですよねえ。
 俺はクレカ持ってないんで、Amazon.co.jpから配送されてくるものを代引で買うしかないんですよ。Individual Thought Patternsが¥1400くらい、The Sound of Perseveranceが¥2,000くらいですが、マーケットプレイス経由ならどちらも¥800相当で買えるんですよね・・・。
 言うまでもなくスゴイ差なんで、正直なんとかならんかと今悩んでるトコです。
 新品ならコンビニで先払いすることで購入もできるんですが・・・俺コンビニってキライなんですよね。よく入ってはいるんですが、安く購入できる好きなものがあるから 仕 方 な く 行くのであって、本当ならあんなとこで買物したくないです。
 マケプレ非経由で買う場合の値段が気にならんくらい、月に貰えるようになれればイチバンいいんですが・・・。

2012年3月6日火曜日

“SUA MUSICA NON MORIETUR.”

ウィーウス                                     
VIVUS!(彼は死んじゃいない!)

 当然のことながら入荷日にゲット!Deathの最新作、ダブル・ライブ・アルバム-ヴィヴァス!
 バイト始まる前に買って、さあ今日は帰ってソッコー聴こう!・・・と思ってたんだけど、そのバイトからあがるのがかなり遅くなり、それだけだったらまだよかったんだけどもうクタクタで何をする気力もねーってんで、ちょっとぐらいは聴いてからアルバムについて書こうと思ってたんだけど、一聴もしないままに、「商品レビュー」をしたいと思います。


 体裁はどうっすかな。細かいところまで逐一説明していくのはメンドくさそうだけど・・・まぁ、やってる内に洗練されていくっしょ。
 とりあえず最初となる今回は、つくりやクレジットを非・機械的に話題にしていきましょうかいね。
 2011年に再発されたHumanと同じく、紙ジャケにCDの入ったプラケースが収まっています。紙ジャケは左右が開いていて、どちらからもCDが引っ張り出せる。
 Humanの紙ジャケはエンボス加工されてましたが、Vivus!は単に表面がツルツルしているものです。エンボスに比べると安っぽい気がせんでもないんですけど、これはこれで、紙に光が反射する様が、まるでChuck Schuldinerがライブをしている最中であるかのような演出に思えてきますんで、個人的にはアリだと思います。
 で、中を取り出してみると、Humanと同じく、プラケースと紙ジャケの間には和訳されたライナーノーツが挟まってます。Humanでは同レコードに参加したギタリスト・Paul Masvidalのペンによるものでしたが、こちらはDeathの最後のドラマー・Richard Christyと、Deathの元マネージャーにしてPerseverance Holdings Ltd.の社長、Eric Greif氏の2名が書いたものです。
 ちなみにこのライナーノーツとプラケース、本当は紙ジャケの中に一緒に収められるようなものじゃないです。本当は、プラケース1つ戻すことにすら苦労するほどジャケの大きさには余裕がない!キュウキュウ過ぎて、取り出すとき苦労しましたわ。ライナーノーツと一緒に戻せるかな、コレ・・・。まあ、ムリなら商品が入ってたビニールにパッケージとライナーノーツを入れりゃあいいですわ。表紙のどっちかは見えなくなりますが・・・。破るタイプのビニールじゃないので、持っとくと吉かもね。俺はこういうケースは、入ってたCDと一緒に取っておいてます。
 で、これは仕様の話じゃないんですが、中のCDを見ようとプラケースを開けたはいいが・・・あれっ、Disc 2が収まっている方のトレイが表にできない。
 ・・・トレイの下の端っこ、割れてましたT_T
 俺はあまり海外盤って持ってないので、ネットでよく見かける不良品についての話から縁遠い音楽ライフを送っていたんですけど、最近だとこのDeath以外に、正真正銘国内盤ではありますがOriginEntityのプラケースも届いたときからオモテにヒビが入ってましたねえ。なんの因果か、これもプラケースを紙ジャケが覆っているつくり。俺はプラケースの破損なんかまったくどーでもいいんで誰に言うこともありませんでしたが。気になるかぁ?こんなもん・・・。
 でもCD2枚組の商品で、トレイ1つの表と裏にそれぞれCDが1枚ずつ収まっているタイプのケースだと、破損は気になる。トレイが固定されないので、トレイの端があるべき位置にいちいち直さないと、フタが閉まりません。地味にウザい。
 さて、ライナーノーツについてですが、Humanのものは真っ黒い紙でしたが、今回は真っ白。文章のバックにジャケ左側にある意匠が描かれています。文章量はHumanでPaul Masvidalが記したものの2分の1。裏面は何も書かれていません。Humanでは再発にあたってリミックスを担当したJim Morrisの短いコメントと、歌詞の和訳(God of ThunderKissのカバー)以外)が印刷されていました。ライブCDには歌詞がないってのは海外ミュージシャンの邦盤でも珍しくありませんが、オリジナル盤だとその傾向は「当たり前」というくらい常態化しているのかもしれませんね。
 さてCDを開け、日本のミュージシャンの商品なら説明されずとも「歌詞カード」であると誰もが思う、CDのジャケ代わりになっているブックレットらしきものを取り出してみます。
 5ページ。実は冊子ではありません。パタパタと開けるヤツです。なんと言っていいのか言葉に困りますが。で、ライナーノーツはこの5ページの紙に書かれている、Richard ChristyとEric Greifの言葉を和訳したものなのです。Richard Christyによる文章が終わると、Chuck Schuldinerのライブでの雄姿がモノクロで印刷されています。これ、カッコイイよ。
 ちなみに、Humanも同じ仕様です-ライナーノーツの日本語文は、ブックレット内にあるPaul MasvidalとJim Morrisが記した文章の和訳。
 あとは、このコメントカード(?)と一緒にRelapse Recordsの宣伝シートが表ジャケ裏側には収まっています。嗚呼、Individual Thought Patternsが眩しいぜ・・・。
 さてこのCDは、2001年に既発の、1998年リリースのDeathのラストアルバム・The Sound of Perseverance発売に伴うツアーから2つの公演を録音した2枚のライブCD・Live in L.A. (Death & Row)Live in Eindhoven '98(両者とも、同タイトルのDVDも発売されている)が1つのパッケージに入ったものです。前者がDisc I、後者がDisc IIとして収録されていますが、このCDでは「(Death & Row)」と「'98」という言葉は「Live in ○○」の後に含まれていません。
 Disc I - Live in L.A.には、1998年12月5日、ロサンジェルスのWhisky a Go Goでの、Disc II - Live in Eindhovenには、同じく1998年の5月31日-つまりこちらの方が録音は先ですね-、オランダはエイントホーヴァン(「アイントホーフェン」という呼称は、たぶんドイツ語とオランダ語の読みの規則を混同した結果だと思う。か、単にドイツ読みがここ日本ではまかり通っているか、どちらか)で開催された、Dynamo Open Air FestivalでのDeathのパフォーマンスが収録されています。
 いずれの公演も、The Sound of Perseverance録音時のバンドメンバーによるもの、即ち、

 Charles "Chuck" Schuldiner - Vo. / Gt.
 チャールズ・“チャク”・シュルディナー
 Shannon Hamm - Gt.
 シャナン・ハム
 Scott Clendenin - Ba.
 スカト・クレンダニン
 Thomas Richard Christy a.k.a. Richard Christy - Ds.
 タマス・リチャード・クリスティ = リチャード・クリスティ

 の4人です。
 それでは次に制作に関するクレジットを。
  • 全トラックの作詞&作曲: Chuck Schuldiner
  • 全曲の版権所有: Mutilation Music (BMI)、但し以下4曲を除く;
  • Symbolic, Crystal Mountain, Zero Tolerance, Empty Words(Symbolic収録曲)の版権所有: Mutilation Music / Universal Music
  • 制作指揮: Orion Landau
  • アートワークとレイアウト: Jacob Speis
 サンクスリストに挙がっているのは、
  • Scott (Clendenin)、Richard (Christy)、Shannon (Hamm)
  • Deathのブッキングエージェント・Mitchell KardunaTCI
  • Dynamo Open Air
  • Whisky a Go Go(The World Famousという形容付き)
  • Brian GriffinとDeathのクルー
  • NB(おそらくNuclear Blastのことだと思われる。Live in L.A.とLive in Eindhoven、及びThe Sound of Perseveranceのオリジナルはここから販売されていた)のみんな
  • BC Rich(Chuck Schuldinerの超シンプルでクールすぎるシグネチャーモデルを手がけたギターメーカーだね!)
  • Relapse Records
  • 世界中のDeathの狂信者たち
 そしてクレジットの最後には、

 イン・アエテルヌム・アミークス・メウス・ウィーウィト. スワ・ムースィカ・ノーン・モリエートゥル.
 IN AETERNUM AMICUS MEUS VIVIT. SUA MUSICA NON MORIETUR.
 (私の友は永遠に生きる。彼の音楽は死ぬこともなし。)

 とあります(カナと和訳は当然俺が勝手につけたものです)。粋だねェ。
 meus amicus、sua musica、当たり前ですがChuck Schuldinerと彼が生み出してきた音楽のことですよね。また、musicaには「詩」という意味もあるので、「彼の作品全体」と捉えてもいいかもしれません。
 ただ、「meus」は話し手を誰にした表現なんでしょう・・・Eric Greifか?「noster(ノステル; =我らの)」って言って欲しかったな。
 ちなみにタイトルのvivus(本来の読みは「ウィーウス」)とは、「生きている」という形容詞です。男性単数形(=原形)なので、これも勿論Chuck Schuldinerのことを指していますね。

 ・・・とまあ、商品レビューってのは、こんな感じ。
 書いてて結構楽しかったし、毎回こんな風になっても別にいいかも。
 あ、上の文章に組み込み損ねてたんだけど、
  • 品番: YSCY-1236 
  • JAN: 4560239832361(直輸入盤の日本仕様なのでEANも設定されており、こちらは781676717729
  • 発売元: Perseverance Holdings Ltd.
  • 販売元: Relapse Records
  • ディストリビューション: BounDEE by SSNW
  • 再販禁止期間: 2012年9月6日まで
  • 価格: ¥1,980(税込)
 最後にトラックリスト(重要な要素だけど、別にどこのサイトでも確認できるからいらないかな?):

 Disc I: Live in L.A. - 1998
  1. The Philosopher
  2. Spirit Crusher
  3. Trapped in a Corner
  4. Scavenger of Human Sorrow
  5. Crystal Mountain
  6. Flesh and the Power It Holds
  7. Zero Tolerance
  8. Zombie Ritual
  9. Suicide Machine
  10. Together as One
  11. Empty Words
  12. Symbolic
  13. Pull the Plug
 Disc II: Live in Eindhoven - 1998
  1. The Philosopher
  2. Trapped in a Corner
  3. Crystal Mountain
  4. Suicide Machine
  5. Together as One
  6. Zero Tolerance
  7. Lack of Comprehension
  8. Flesh and the Power It Holds
  9. Flattening of Emotions
  10. Spirit Crusher
  11. Pull the Plug

2012年3月4日日曜日

珍奇な再現

結局出るんだなあ。イイヤッタアアアア!!!

 何がって?コレだよコレ!!
 なんでNuclearblast.jpはニュースにしないんだ!?
 バイト先でつくる新譜告知のネタの収集をしがてら、何か洋楽DVD(特にHR/HM)出ないかな?と検索して知ったんだよ俺。
 あとさ、Terrorizer復活して新譜出したんだね!なんでこれもニュースになってないんだよ、日本コロムビア!サイト内のどこにも情報ないってのはどういうことなんだ?トゥルーパー・エンタテインメントってレーベルから出してることに関係してるのか?確かに同レーベルから邦盤を再発してるArch Enemyの情報も、コロムビアの公式にはないけど・・・。「発売」と「販売」の違いに関する問題?勉強しなきゃな・・・。
 Amazon.comでサンプルを全曲試聴してみましたが、なんと言ってもこの音質、ギター、ベースのトーンが琴線に触れた!Metallumじゃ今現在ウケはイマイチですが、俺はこれ、すごく欲しいです。曲調はどれも似たり寄ったりだけど、好みであるこの音を目当てにずっと聴いてていたいと思わされますね。いやだわ、早くすり潰されないと・・・。
 Pete Sandovalのドラミングも、初めて凄いと思った。Morbid Angelでの演奏聴いて、大勢の他者による高評価に見合うほどの奏者だと、これまで一度も思ったことなかったんだよね。同じくヒスパニックで、Dave Lombardoとかもそうだな。こいつは今でも大したことないと思ってるけど。Reign in Blood出たての頃は比肩するドラマーがいなかったのかもしれないが・・・。未だに「彼がベスト!」みたいな評価をしてる奴みると、オイ?って思わずにはいられんなぁ。
 しかも、発売中止となったものは、CDがメインでオマケでDVDが付くという仕様だったのが、今回改めての発売にあたり、海外(オリジナル)盤と同じ仕様に、つまりDVD+ボーナスCD2枚組の1パッケージ3ディスクという、「DVD」のカテゴリに属する商品に!スゲエぜ!
 お値段¥4,800。前話題にしたときは「安くない」なんて書きましたが、オリジナル盤が日本円にしてこれくらいの価格でも今なら「安い」って思える。改めて考えてみると物凄い内容だもんな。
 ところで、TestamentGene Hoglanが参加してのニューアルバムはなんかなかったことになってるっぽい?うーむ、ビジネスってのはムズかしいんだねえ。これも改めて発売が発表されるんかいねえ。
 前に、なんでTestamentにGene Hoglanなんだよ!とは書いたものの、やっぱ彼のプレイは聴いてみたいしね。ただ俺はそれ以上にChuck Billyの咆哮を心待ちにしているわけで、故に彼らの新譜が楽しみだったのに・・・。
 ちなみに、Gene Hoglanを加えての最新アー写がMetallumで見られます(他でも見られるかは知らん)。あくまでもサポートである彼を含んでの撮影はすごい意外ですね。見映えの問題なんでしょうか。Paul Bostaphは休養とかでなく、正式に脱退してるみたいですし、バンドとしての基本構成が5人組なので、ドラマーが写ってないと・・・ってことなのかな?まぁ、他の4人-Chuck Billy、Eric PetersonAlex SkolnickGreg Christian-とは撮影環境やポージングに於いて統一感が共通していないので、やっぱりあくまでサポートなんだなって雰囲気は写真からだけでもビンビンに感じられますが。
 まー、何はともあれ祝・発売、Hell over Sofia!これに気づくのが遅すぎたから、今から予約しても発売日にはブツは届きませんが、7日発売のDeath / Vivus!と共に、じき過ぎ去る今年度最後の寒さを吹っ飛ばす力を俺におくれよ!
 おお・・・Individual Thought Patterns(買えなかったが)の再発を話題にしたときも、HypocrisyのHell over Sofiaと併せて、「寒い冬に熱いリリース!」みたいなことを書いたが、珍奇な再現ですなあ。
 ・・・Evangelia HeretikaShovel Headed Tour Machineもいつか出ないかなあ。CDはそれぞれビクターとキングレコードから(今のところは)出してるんだしさ・・・余力ありそうじゃない?

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