2011年5月5日木曜日

עוד לא אבדה תקוותי

 「ラン・ローラ・ラン」って映画ご存知ですか。

 原題はLola Rennt(ローラ・レント=en: Lola Runs)。
 むかーし、深夜帯に一度観たっきりで、別に観ようと思って観たわけじゃないのであんまり内容よく覚えてないんですが、真っ赤な髪のネーちゃんが時にアニメになったりして走り回り時間がループして彼女には大金が必要で最後なんか誰かが銃で撃たれて・・・ムニャムニャってな感じでうろ覚えですがいくつかのシーンが頭に浮かびます。
 最近まで観たことをすっかり忘れとったんですが、uchino店にはこのDVDがずっと置いてありまして。返品が適わず仕方なく置いてるのか定番商品だから確保してあるのかはわかりませんが、在庫チェックの際に見かけて「そういえばこれ昔観たなぁ~」と思い出したわけです。
 それからどれくらいだったか時を置いた後に、バイト先の先輩がその映画を話題にしてきたのです。
 彼はテクノ好きで、機能的にはめちゃしょぼいがビンテージ物のドイツ製アナログシンセを取り寄せポチポチ遊ぶほどの筋金入りなんですが、彼はこの映画のテクノなバックトラックが好きだったそうで。
 俺に言わせてみれば、BGMなんてさっぱり覚えとらんわけでして、ただネーちゃんがとにかく疾走してる内容だったって程度の印象・・・。
 以前、「ユダヤ人当て」をネタに記事を書きましたが、このDVDを手に取ったときもふとその遊びを思いつきまして、ジャケ裏面のスタッフを見てみると・・・。

 「トム・ティクヴァ

 たはーっ!
 来ましたよこれ確実に。
 「ティクヴァ」は「希望」です。
 初音ミクに各国国歌を歌わせてネット上にUPしてる人がいたので、意外にこの「ティクヴァ」と名付けられた或る国の国歌のメロディとその名前を覚えているミクフリークスは多いのかも。
 厳密には「ハ・ティクヴァהתקווה(ha-thiqvah); クティヴ・ハセルだとהַתִּקְוָה)」、イスラエル国の国歌です。
 そして最終確認のためにgoogled it!
 意外にもWikipedia.jpに「トム・ティクヴァ」についての記事が。個人情報を調べ易くて有り難い。
 改めて原語による綴りを見てみると・・・。

 「Tom Tykwer

 ・・・ユダヤ系じゃねー!
 まぁ祖先にユダヤ人がいたり、これたぶん親父の苗字だろうから母親がユダヤ人だったらそれは名前に出てこないからユダヤ系かどうか定かでないし・・・。
 というわけで今回は外れました。

 来ましたよこれ確実に(キリッ

 懲りずにユダヤ人当てはまだ続けたいと思います・・・(´・ω・`)

 ?היפני הזה די מסכן, אה

2011年5月4日水曜日

なんと紙ジャケ

 マジかよ・・・。

 D. HousholderとM.L. FirkinsのCD、入荷された実物を見ましたがなんと紙ジャケ
 しかもつくりが、MetallicaのRide the Lightning(UICR-1053)みたいに開くタイプじゃなくて、以前いつかの記事で話題にしたAcceptのRussian Roulette(EICP-1254)と同じ、CDとか歌詞カードが一纏めにして紙の容器に入れるようになってるやつなのね。俺の初紙ジャケCDは上記のRide the Lightningだったから、紙ジャケはどれもこういう仕様かと思ったら、Russian Roulette買ってビックリした。こっちの方が一般的なのかな。LPの再現だってんならまぁそうか。
 これすげー取り出しにくいの。おまけに中がキュウクツになるからCDに悪そうでしょうがない。StratovariusのPolaris、Elysiumみたいに、紙ジャケ(デジパック)だけどCDを収められるプラスチックのトレイが中に据えられている、ってのなら全然文句ないよ俺。
 いつも思うんだけどさ、リイシューを紙ジャケで出すのってイヤがらせなのかな?豪華な印象を受ける奴ってどれくらいいるんだろう?オリジナルがLPだったものはその復刻の名目を目にすることもあるけど、ジャケのサイズも再現しなけりゃ意味なくね?
 全世界で供給されているCDのジャケの殆どがプラケースだろうし、紙ジャケは一緒に並列させて統一感がなかったり、そもそもジャケのみならずその中で保管するCD自体も傷みやすかったりで長期保存にまるで向いていない。傷みやすいといっても余程扱いがヒドくなけりゃ1年程度でどうにかなってしまうレベルでもないけど、「次も買ってね^^」って無言のアピールを放ってるかのようにも感じられてしまう。しかも大抵限定盤だから買い替えが適わないなんてザラだろう。キレイな新品を求め買わせようとしている印象は受け取り方次第といえばそうであるが、なんにせよタチの悪いフォーマットに変わりはない。
 確認せず買った俺も悪いが、ジャケのアートでなくジャケの素材で手に取る気がなくなるなんて、紙ジャケはHR/HMに多いどんなダサいジャケ以上に購入意欲を削ぐ無敵の仕様だなあ。紙ジャケ考えたやつ死ねばいいのに(もう死んでるか)。

2011年5月3日火曜日

Little John Chrisley, le connaissez-vous ?

 ・・・なんか、M.L. Firkins発注されてた・・・。
 発注用ボタンひとつと「発注しますよろしいですか」的な問いに「はい」をクリックするだけのカンタンなお仕事。最初、Darren Housholderは確実に注文することを決心してたから、発注のページを出してさっさとボタン押したのよ。で、M.L. Firkinsはしばし保留・・・。
 したはず・・・。
 発注したことを知らせる紙には最初2人の名前と品番を書いたけど、後からM.L. Firkinsの方は消した。現物があるのでこれは確実。
 ・・・でも、ボタン押してたかなあ?
 いや俺がDarren HousholderとMichael Lee Firkinsがつい先日気になってCD欲しくなったことを知ってるのは俺自身だけ、発注した際周りに人はいなかったし発注したことを知ってるのも俺だけ。仮に俺の操作を誰か目にしてて、尚且つM.L. Firkinsの名前の上に二重線を引いたことを知っている人がいたとしても、「あ~、なんか土壇場でキャンセルに気持ちが傾いちゃったみたいだけど発注しといてあげよう^^ポチッ^^」なんて面白すぎるヤツはuchiにはいないわけで。超不良店員の俺ですらそんなことせんわ。店にとっての直接的な損害になるだけかもしれんしな・・・。
 翌日に入荷する客からの注文品をチェックする作業ってのがあって、今日それの担当だったから卸業者からのメールをチェックしてたら・・・「お~、Darren Housholderもう入ってくんのか~」。

 「えっ、『マイケル・リー・ファー』?」(Excelのセルの長さが原因で全部見えていなかった)

 果たしてそれは案の定「マイケル・リー・ファーキンス」だったわけで・・・。二重線で消した品番をあてがわれた商品だったわけで・・・。
 予約・取寄用の棚は大抵常時一般の客のもので埋まってて(みんなすぐ取りに来てくれないから・・・)、すぐ買えなさそうなものを置くのは申し訳ないんだよね・・・(とか言いつつ昔ロードレイジ2009シリーズを15枚くらい、最近だとビクターのHR/HM廉価盤とか古い邦楽のベストとかを併せて一気に大量に発注して大分長い間置かせてもらってたが)。
 つーか実は掛で費やした額がよくわからなくて、もう買っちゃダメな域に来てる気がするんだよね・・・だからM.L. FirkinsのみならずDarren Housholderもすぐには買えないんじゃないかってこと。
 余談だけど、Michael Lee Firkinsはuchino店で注文できるのはファーストだけなのでファーストの「Michael Lee Firkins」を発注したわけなんだけど、これ聴く前に実はこれよりも気になるアルバムが出てきてしまった。
 Michael Lee Firkinsの「Howling Iguanas」というアルバムに入っている曲をいくつかネットを通して聴いたんですがね。
 ひとつすごいのがあって、タイトル忘れたんだけど、その曲では何が凄いってMichael Lee Firkinsよりもボーカリスト兼ブルースハーピスト!
 全然知らなかった、Little John Chrisley(邦盤の彼のCDが出てて、帯によると「リトル・ジョン・クリズリー」)って人なんだけど、歌唱はSteven Tylerっぽくて、ブルースハープの腕前は・・・一般的に誰が比較対象になってるのかわからないけど、とにかく凄みがあった。最大級の賛辞として、「即座に真似したくなる」ような、心底ワクワクするものだった。
 いや実はその昔ブルースハープかっこいい!と思ってよくわからず買った全然吹いてないハーモニカをいまだに持ってまして(キーはC)・・・いつかちゃんと練習したいとは思ってるんですけどね。
 ちなみにそのアルバムではJimmy O'Sheaって人がベース弾いてるそうなんですが、こっちはググってもさっぱり情報出てこず。

 まぁちょっと予定狂いましたけど、なにはともあれいずれここでの記事でDarren HousholderのCDをネタに何か書ける日が待ち遠しいですな! 
 やっぱギターは最高だぜ!

2011年5月1日日曜日

Darren Housholder, le connaissez-vous ?

 Darren Housholderって有名なんでしょうか?
 シュラプネルマニア「なら」当然知ってるよ程度の人なんですかね。
 つべでNoodle Surpriseって曲をクリニックで演奏してる動画見ましたが、凄いウマイ。「巧い」です。一度見ただけなのに凄すぎて稀有にも曲名覚えてしまったい。
 しかもギターを股間が殆ど隠れる位置まで下げている。
 Nuno Bettencourtなんかも巧者ではギターの位置が(だいぶ)下の方ですが、シュレッダーでこれは結構珍しいのでは。こんな佇まいもすごいかっこいい。ギターを立って持ってる姿がかっこいいと思えた人は、シュレッダーじゃないけどSlash以来かも。
 しかも指板を殆ど見ないで演奏。これが個人的に非常にポイント高い!
 敬愛してやまないRusty Cooleyもそうだけど、少なくとも有名シュレッダーってみんな弾いてる間殆どずっとギターガン見で演奏してますからね。あれあんまかっこよくないから。どんなに凄くても多少シラけてしまうのが否めない。John Petrucciとか、日本のギタリストだとJanne Da Arcyouとか・・・彼は半端なくダサいプレイスタイルだと思います。
 それに比べるとYngwie J. Malmsteenはステージでのアクションが毎回ワンパターンでRichie Blackmoreのモノマネとか手癖多すぎとかCD通りに弾かないのはギターソロのアドリブのみならずバッキングでもたまにおざなりにジャーンとだけやってポーズ取ってるとか足振り上げるけど上がってないとか色々突っ込めますが、あんだけアクション取り入れまくりで難度の高いフレーズの応酬をしてるんですから実際「凄すぎ」なんですよね。
 イングヴェイの本当に凄いところはシュレッドの能力じゃなくて、類稀なる正確性を持つリズム感なんじゃないかと私は思っております。頭がこんがらがりそうな速弾きの符割やアクションはリズム感が正確であるが故に、無理なくパフォーマンスに取り入れられているのではないかと思ってるんですよ。
 さてDarren Housholderの話に戻りたいのですが、冒頭に書いた通り有名なのか無名なのかよくわからん人でして、この広大なネットの海で情報を探してみてもどこのサイトにも同じようなことしか書いてない。
 でもCD出してるってことくらいはちゃんとわかった。
 で、Amazon.co.jpで検索してみたら・・・おお、なんと運の良いことに今年の3月にリイシューされとるじゃないですか。キングレコードからなんで1枚モノのくせに超高いですけどね・・・。
 バイト先にて迷わず取り寄せ注文!
 そもそも何故このDarren Housholderを知ったかと言うと、最近毎日のようにRusty Cooleyのバイオについてネット検索してるんですが、Metallumでの彼のページに、彼に影響を与えたギタリストのひとりとして列挙されとったんですね。
 Steve Vai、Yngwie J. Malmsteen、Jason BeckerTony MacAlpineMarty FriedmanGreg Howeなどなど、殆ど知ってる人でしたが、4、5人くらい知らない人がおりまして、その中のひとりがこのDarren Housholderだったわけです。
 他に知らなかったのはMichael Lee Firkinsとか。なんか名前だけ聞いたことあるかな~って程度。
 早速この人の動画もつべで見ましたが、・・・すごいけどシュレッドに特化した人ってわけじゃないんですね。まぁそっちの方がプロ志向の人にはウケがいいんだろうけど。いや凄いは凄いですよ。ホント凄い。こういうギタリストになりたいなとそのプレイを観て・聴いて即座に思わされる。
 Michael Lee Firkinsも最近(去年だったような)その1stアルバムがやはりキングレコードから 高 額 でリイシューされてまして、こっちも注文しようかな~と思ったんですが、Darren Housholderに比べるとすぐに真似したくなるような人ではないので今回は見送り。
 同じくリイシューの対象となり今月だか6月だかに発売、予約してあるGary MooreCorridors of Power(そんな高額ではないけど)とかやくしまるえつこルルとか、あとは毎月必ず散財の対象となることが定められている漫画ドカ買いとかで既に浪費がある程度決まってるんで、もう易々とこれ以上の買い物は決心できない。これらを購入した後でまだ欲しいっとなったら買う、かも?限定盤だから注文だけでもしとこうかな~。
 最後に、Darren Housholderの読み方なんですが・・・Darrenは「ダレン」でしょう。日本語サイトではどこも何故か「ダーレン」でしたが、Darren Minter(Ds., Heathen)とかDarren Travis(Vo./Gt., Sadus)とかとなんか違うのか。
 「Housholder」なんですが・・・ネットで見た限りでは「ハウスホルダー」だそうです。私は「ハウショルダー」と読んでしまいましたが。
 この名の由来がどんなものであるかによるんですが、「house」と「holder」の合成なら「Householder」にならないんですかね。
 まぁ、「John」も「Jon」(Jon Bon JoviじゃなくてJon Lordが根拠)もありますし(原形を尊重した語形は「John」 < ラテン語・Johannes < 古典ギリシャ語・Ἰωάννης(iô'annês))、実はHouseholderだがHousholderはその異形、とかかもしれません。

 なんにせよ楽しみだぞDarren Housholder!(アルバム名として)

過去の記事(アーカイブの頻度: 週毎)