2011年9月24日土曜日

其のバンドの名は・・・

 Nuclear Blast日本版サイトに初めてアクセスした日、そこで知ったバンドの内、最も印象に残った2つのバンドがあり、ひとつはSeven、そしてもうひとつ存在感の強さから後日語りたいと言ったバンドのことについて今回は書きたいと思います。
 Sevenは悪く印象に残りましたが、このもうひとつのバンドは良く残りました。
 考え得る演出、音楽性、歌詞のテーマ、演奏技術、アレンジが世に出きった感のある今、そのルーツが新しかろうが古かろうが、とにかく何かしらの要素で大衆の目を惹きつけたモン勝ちである気がします。
 まずは音楽じゃなくてもいい。
 かつてXYOSHIKIは、「いい曲をつくろうが聴いてもらえなければ意味がない」という持論から、とにかく全国的な認知度を上げ存在を知ってもらおうと、同業者からの反感を受けようともメイクバリバリのヘビメタバンドとして、イロモノと利用されながらTVに出演していました。かくしてその試みは成功であったわけですが。
 今、ネットが普及したこの世界にあってバッシングの勢いとその対象になった本人たちへのそれの伝わりやすさはかつての比ではありませんから、自己顕示欲の開放の仕方にも慎重にならざるを得ないことは、何事に於いても没個性が顕著な今にあってはなかなか難しい問題ではないでしょうか。

 今でもこういうバンドって出てくるのか!
 いや今だからこそか!?

 最近スウェーデンのWolfやアメリカのWarbringerなど、前時代的なメタルの精神を受け継いだバンドが目立つようになりましたが、その「もうひとつのバンド」は80年代から存在していて、根本的に今も価値観が変わっていないようです。
 「もうひとつのバンド」はそういったバンドたちの源流となる偉大な先人たちに数えられる存在であるので、リバイバルに対する理解のある現在に登場できる手筈が整ったことは運が良かったと言えましょうが、安易な便乗ではないはずなのです。

 そのバンドとは-イギリスのHell

 今をときめくヘヴィメタル界の売れっ子プロデューサーにして現在のHellのメンバーのひとりであるAndy Sneapはその昔、Hellのライヴに熱心に足を運んでいたヘッドバンガーだったそうです。
 自殺したというかつてのHellのギタリストと交流があったそうで、それでHellの連中にコンタクトを取る手段を得ていたのでしょう、世に出るには過激すぎると評されたという昔プレイしていた曲を今こそ天下大衆の前で披露しようではないかとメンバーたちに持ちかけました。
 憧れのバンドを復活させ且つそのメンバーのひとりにまでなれて、挙句の果てにHR/HM系レーベル大手のNuclear Blast Recordsとのディールまでバンドに齎すなんて、権力って本当にスバラシイ(笑)。
 さあこちらをご覧あれ。
 どうですか。
 俺はニヤけました。
 この曲が収録されている復活作・Human Remainsがプレスから絶賛の声を少なからず得ているようですが、その評価の仕方を見るに、文責は絶対20台の若者は負っていない筈です。まぁ、若くして昨今のエクストリームメタルに見向きもせず古いNWOBHMのダイハードなフリークスをやってるとかならわかりませんが・・・。
 また、Metallumでの評価は現在7レビュー95%。このサイト、正統派が弱いのでこれは驚異的です(ただベテランバンドにやや甘めな気がする。ちなみにブラックとフォークが異様に強い)。
 昔はこれでも過激と見なされていたそうなんです。
 でも正直こいつらより古いLed Zeppelinとかの方が十分過激さではもう極めてる感がありますよね。
 まぁもういい年なんで、否応なしにかつての勢いが抑えられてこれなのかもしれません。
 「過激さ」をウリにしては、絶対に説得がないと思います。
 じゃあこいつらの曲のどういった点に耳を傾けようか?
 このビデオではどこに注目しようか?

② ⑤

① ③

David Bower - Vo.
デイヴィッド・バウアー
Kevin "Kev" Bower - Gt. / Key.
ケヴィン・バウアー
Andy Sneap - Gt.
アンディ・スニープ
Tony Speakman - Ba.
トニー・スピークマン
Tim Bowler - Ds.
ティム・ボウラー

 David Bowerにですね!
 こういうのがカリスマってんでしょう。
 本人もおそらく重々自覚していると思います、Hellを披露するときには俺がフロントマンとしてこうやって動いてこうやって歌わなければ・・・と。
 ただ彼はバンド結成時からいたわけではなく、オリジナルシンガーは前述の自殺した人だったそうで、その人がどんなパフォーマンスをしていたかはわかりませんが。
 それにしてもこの人の存在感は凄い。
 バカにするわけじゃなく、こういう歌い方も、うまいへたでその魅力が論じられるわけじゃないところがまたマニアックさを引き立てていると思いますね。
 歌の成分はRob HalfordRonnie James DioBruce Dickinsonなんかがごっちゃになった感じの、いやぁもうとにかく古臭ぁ~いものですよ。
 線の細さが若干気になるところですが、この人の場合はもうこれで完成だと思います。パフォーマンスも込み込みで。
 赤いカラコン入れて茨の冠かぶって・・・と簡単な装飾ですが100%サマになってますし、この目をして撮影のフォーカスが当たっても僅かに視線を逸らしているところがまた気味悪くてイイ(笑)。
 そして更にこれを観てみてください。
 上にリンクを貼ったOn Earth as It Is in Hellのライブ版が聴けますが、あの歌唱そのまんまですし、パフォーマンスはフロントマン然とした文句のつけようのないものです。ビデオより若干コミカルですが(笑)。
 最も注目すべき点は、ハンドマイク、若しくはスタンドのついたマイクを使用していないところ!
 俺はね、なんか今こんなこと言うと嘘だろとか思われるかもしれませんが、常々ボーカリストは、ライブではこういったタイプのマイクで歌えばいいんじゃないかと思っていたんですよ。いやマジですよマジ!
 ボーカリストだけじゃないっす。コーラスをするギタリストさんたちとかもね。
 だってマイクスタンドまで戻らなくていいじゃん!
 ボーカリストにとっては全身を使ったパフォーマンスができるようになるし!
 ほら見て見て!ビデオ見て!ステージ上縦横無尽に動いて極めて自由にアクションとってますよ!
 俺はね、このDavid Bowerのパフォーマンスを目にして、マジ気持ちのいいショックを受けましたよ。
 と同時に、やっぱり俺と同じ考え方をする人はいたんだと励みになりました。
 実は、プロのロック系バンドのボーカリストがこのマイクで歌っているのを初めて見たのは、購入し終わりまで視聴したがまだ感想を書いていない仙台貨物芸リンピックでの千葉。ただ彼・・・というか仙台貨物はコミックバンドの類なんで、おもしろアクションのためにあのマイクだったのかなと、David Bowerほどには自分の考えに後押しをもらった気にはなりませんでした。
 ハードロック、ヘヴィメタルでだけの使用を問題にしているので、実のところ珍しいのかそうでないのかすらわかりませんが、なんにせよこのマイクは絶対有用ですって!
 いやわかりますよ、おそらくハンドマイクには質の面で敵わないんでしょう。だからあのマイクでみんな歌わない。
 あと千葉は度々マイクのズレを直してましたね。歌唱も、パフォーマンスも大きく魅せるという目的で使用するにあたりアクションが派手になり、身体の動きにもマイクの位置にも気を使うとなると結構鬱陶しいものかもしれません。肝心のアクションもマイクを気にするあまりなんだか煮え切らないものになったりして。
 大きさのせいなのか音もハンドマイクほどよく拾えないみたいで、ズレて千葉の声が遠くなった場面もありましたし。
 ・・・え、あのマイクだとパフォーマンスがイモだってことがバレちゃうから使えない?そんなん知るか!
 まぁあと、ロックバンドのボーカリストでもあのマイクで歌えとは言ってますが、個人的にはアイドルとかそれに準ずる人が歌う際の道具かなって気もしてはいます。
 でもね、直立不動で歌っててもなんも面白くないような人-David Bowerの場合は、圧倒されるほどの歌唱力があるわけじゃないし、身体が小柄で細いので動きがなければ見てくれもあまりよくない-が歌唱以外の魅力を演出せんが為の道具として利用するなら、これはマジアリですよ!
 これからHellがどんどん知名度を得て、David Bowerのシアトリカルなパフォーマンスも知られるようになった暁にあのタイプのマイクが普及するようになると・・・うーん、更にライブ映像が楽しく観られそうですねぇ。
 ・・・まぁ、でも今のところあれを以ってのライブパフォーマンスが更によいものになるだろうなと思えるのは、既に知っているDavid Bower以外だとD.C. Cooperだけかな・・・ワハハ。
 たとえばAerosmithSteven TylerとかGuns n' RosesAxl Rose、それからマイクぶん回しパフォーマンスでお馴染み、新譜を出したばかりのSebastian Bachなんかはやっぱあのテのマイクだとライブじゃサマにならん気がするしね。
 そんなわけでHellでした。
 ワタシはオフィシャルもの以外のビデオ、また、1曲フルで聴けない音源のリンクは極力ここに貼らんようにしているので紹介できたのがOn Earth as It Is in Hellだけでしたが、Tour Trailerとかで他の曲も断片的にですが聴けて、これもなかなかかっこいいですよ。
 ライブDVD出ないかしら・・・正目新しい音楽ってわけじゃないから、音だけだとやっぱょっとこの先キツい気が・・・。

2011年9月23日金曜日

Gary Holtが墨入れてるの見つけてショック

 Gary Holtが墨入れてるの見つけてショック・・・。


 今はメタル界は勿論、その外でも墨ごとき・・・って考え方がかなり広まっているように感じるけど、ハデに入れてるのは特に若者に多いように思う。
 代表格はこれと言うにはもうあまりにも蔓延していて絞りきれませんが、個人的にタトゥーを派手に入れてるやつで真っ先に名前が浮かぶのは、このサイトでも何度か名前出してますがSuicide SilenceMitch Luckerですかね。


 なんか得意気に語ってますが。アホかっていう。そんなカワイイツラして。
 あとはAvenged Sevenfoldの面々とかか。
 夭折したThe Revは最も身体の広範に亘って墨を入れてましたね。
 前にもどこかに書きましたが、ワタシは墨見るの自体は好きですし、以前は自分の身体に墨を入れたくてしょうがなかったです。
 書店でタトゥー専門誌立ち読みして悦に入ったり。
 今でも墨に対する憧れはありますが、一方で、これだけタトゥー入れてる連中が目につくようになってきていても、刺青にまったく見向きもしていない人が非常にかっこよくも思えるんです。
 これは代表格、これ!って人がいますよ。
 Jeff Watersです。
 本当にどこにも入れてないんじゃないですかね。
 Devin Townsendなんかは服装によっては一見入れてないように見えることもあるんですが、腕に入ってるんですよね。
 Gary Holtといえば本当に長きに亘りスラッシュメタル界のキングのひとりとして認知されてきた凄腕のプレイヤー / コンポーザーじゃないですか。
 今Exodusで最も新しいメンバーであるRob Dukesが如何にも今風に腕も足も刺青だらけなのを見ると、キレーな身体して己の腕だけで凄味を周囲に知らしめているGary Holtの潔さとか飾りっ気なしの魅力は真に澄んでいたと思うんです。
 女性は服を着ると完全にわからないところ、たとえばお腹などに彫るのが主流のようですが、男はまず腕からいってますよね。R. Dukes、G. Holt以外のメンバーは墨入れてるのかどうかよくわかりませんが、少なくとも腕など目立つところに入っていないのは確かです。
 まぁ、Exodusの凄さを語るにあたって、Gary Holtだけに焦点を持ってくるのは不十分か。Lee AltusJack GibsonTom Hunting、みんなそれぞれのメタリックな演奏一本で勝負にかかってきている、これは本当にかっこいいことです。
 James Hetfieldとかね、ええ年になってからガチャガチャ墨入れるようになったでしょう。
 すごいダサいなと思いましたね。
 ただ直立不動でカメラ目線でニラミきかせるだけで圧倒される魅力があるのに、絵的なプラスアルファが必要だったのか?
 Bon JoviRichie Samboraも急に両腕にブワー入れたでしょう。Have a Nice Dayのインナー見たとき仰天しましたよ。
 なんだか色々批判的なこと言ってますが、墨自体は本当に好きなんです。
 複雑な考え方してますが、しかし入れるに納得できる事情、そうでない事情がね、あるわけです。
 そりゃ本当のところはどうか知らんから、表面的な情報を脳内で処理して結論を導き出しているだけではありますが。
 DIR EN GREYもね・・・なんでなんでしょうね。
 こいつらはね、海外の連中にあてられたんだなとしか思えない。
 これは100%合ってると思うw
 まぁそれでもかっこよければまだいいですよ。
 James Hetfieldの墨はダサい。だから本当にイヤだ。
 そして薫の墨はもっとダサい。だから最悪だ。
 薫の野郎、あれは一体どんだけセンスないやつに彫られたんだ?
 あとはIn FlamesのギタリストとかSlayerKerry Kingとかの腕に彫られてる刺青ですね・・・なんか蔦が這ってるみたいなやつ。
 あれは二次元の絵ならたぶんかっこいいですよ。
 三次元はないわ。
 そして頭とかまで彫ってるKerry Kingはやりすぎだわ。
 Rob Halfordとかも、も~スゴイっすよね。
 全盛期時点ではあんなではなかったハズなので、これも割と最近になってからハデに入れ始めたんじゃないでしょうかねー。
 けどTas DanazoglouElectric Wizardくらいまでいくと、もう何も言えない
 ああもうええんちゃうっていうw
 見よw

Electric Wizardとして

Eight Hands for Kaliとして(左から2番目、バンドは既に解散)

 
Corrosion of ConformityPepper Keenan

優勝w

2011年9月22日木曜日

1曲で十分伝説級

本日はバイト先の新店長並びに旧店長の歓送迎会。
これまでにあった飲み会を振り返ってみると日付が変わるまでに帰って来られるかわからないので
この時間-現在11:54-に投稿です。

 Fleshgod Apocalypseに夢中です!
 ・・・っつってもまだ1曲しか知らないケド。
 コレね。
 でもまぁ、俺にとっちゃこれ1曲で十分伝説級です。
 最近新しく知ったバンドの中じゃダントツで衝撃度が最高だね。
 Nuclear Blast Records所属のバンドで、最新作Agonyが日本コロムビアから出ております。
 だからNuclear Blast日本版サイトでその存在は知ってたし、どういう曲をやってるバンドなのかってのも、同バンドを紹介する文章上では知ってたけど、・・・俺、シンフォニックなんちゃらってバンドにあんまりいい印象がないんですよね。
 大抵が、メタル名乗ってるのに何故そんなにシンフォを前面に出してるの?ってバンドなんですよ。
 俺はメタルが聴きたいのに肝心の演奏がシンフォに押し殺されてるようなバンド・・・まぁたとえばWithin Temptationですよ。
 この辺うまーくどちらの要素にも魅力があるのはやっぱNightwishスかね。
 シンフォ要素自体はイイんですよ。多重弦楽奏がもたらしてくれる高揚感とか迫力ってのは筆舌に尽くし難いものがありますよね。人間が発明したもので、人間本人の力量じゃどうやってもその利便性や有用性に敵わないものが星の数ほどありますが、オーケストラ態勢で鳴らす複数の弦楽器はその中でも最も愛されるべきものだと思いますね。
 まぁNightwishみたいなのは稀有も稀有なんで他の連中を探ってみるんですが、まぁこれがもう上で言ったとおり、だからメタルはどうしたの?って奴ばかり。
 あとは、Nightwishを基準にしてるからどうしてもボーカリストがショボく思えてしまうもの・・・EpicaとかEdenbridgeとか。
 そういやそのNightwishもAnette Olzonなんていう普通の人入れちゃったからもうどうでもいいバンドの仲間入りしてしまいましたね~。
 いや、やっぱりTuomas Holopainenの作曲能力、メロディづくりの才能たるや並々ならぬものがあるので、あのネーちゃんが歌うにしても耳を惹きつけるものは未だに生み出せてはいますよ。
 でもさ・・・声質や歌い方に好き嫌いはあるとしてもTarja TurunenとAnette Olzonを聴き比べてみて、どっちにより圧倒されるのかを問題にしたとき、後者を選ぶ人って・・・いる?
 いないよね。
 いたとして、と考えることすらもうイヤだけど、耳おかしいよそいつは。
 まぁそんなわけで、シンフォニックメタルはNightwishの登場と共に、いや厳密に言うと2ndアルバム・Oceanbornが出たとき完成形を見て、そこからNightwishのスタジオアルバムが相次いでリリースされるなかで隆盛を極め、Onceが出た後Tarja Turunenの脱退と共に終わりました。
 Rhapsody
 うーん・・・。
 好きなバンドではあるしメロディも好み、今シンフォニック要素のあるバンドといえば多くがゆったりしたゴシックメタルを標榜していますがスピードメタル寄りだから曲を聴いて与えられる高揚感は比較的強いものの・・・演奏がめちゃめちゃワンパターンですからね。
 Luca Turilliはなにかっつーとスウィープだし。
 Alex Holzwarthの足はとにかくツーバスありきだし。
 まぁそんなわけで、シンフォメタルっていう試み自体は別にいいんですが、いまいち好きになれないんですよ。
 知ってるバンドが数少ないのは語る上で問題かもしれませんが、そもそも新規開拓しようという気になれないんだからしょうがないじゃん。
 そこで出てきたこのFleshgod Apocalypse。
 デス+シンフォという絶対中途半端な方向性になっていそうなジャンルに属していると思しき紹介のされ方、そしてこの仰々しいバンド名。しかもアー写では全員黒塗りでなんかイロモノっぽいし・・・。
 聴く前から敬遠ですよ。
 God Forbidがショボかったからかな~、或いはgodなんてついてたら「本当にお前らそんな言葉を冠するほどすごいんだろうな?」と期待値を己の中でかなり上げてしまうからか、がっかりしたくなくて詳しく知ろうとする気がなくなるんですよね。
 まぁ今ギリシャ語やってんし(apocalypse < ἀποκάλυψη(アポリュプセー))・・・というのは別に関係なく、つべのNuclear Blast Recordsチャンネルで久々にバンド漁りやろうと思って、リストの上から順に機械的に選んでいったバンドのひとつでしかなかったんですが・・・これが大当たり。
 上で挙げたシンフォニックメタルならではの要素、そして同時にシンフォニックメタルならではの短所であった要素を長所にしていて、ようやく俺の中でNightwishと比べずに済む新たなシンフォニックメタルのスタンダードとなるバンドを見つけられました。
 Nightwishと比べたらどいつもこいつも二番煎じですから。
 Nightwishよりも先にやってるとしてもNightwishが完全にそいつら超えてますから(たぶん)。
 デス要素も文句ないですね。
 まずドラマーが半端ねぇなと思いましたが、sickdrummer.comで取り上げられるような人だと後でわかってああ当然だなと(たまーにイマイチな人の扱いもありますが)。
 あと、バンドメンバーはキーボーディスト以外はギタリストなどの他にボーカリストとしてもクレジットされていて、The ViolationのOfficial Videoを観た人はハイライトのひとつに必ず挙げるであろう、あのベーシストが歌う場面は俺も勿論超お気に入り。
 ライブじゃ多分再現性は低いだろうな・・・と既に思わされつつも、ボーカリストが良くも悪くもあまり特徴のないデスメタルボーカルを披露しているので、アレは尚更目立つし、是非ライブでもばっちり歌えるように訓練して欲しいところですね。ボーカリストはBehemothNergalにかなり似ていてドスをきかせた低音を基本にしているようで、高音でわめいたりはしていません(あくまでもThe Violationでは、ですが)。
 最後にFleshgod Apocalypseの面々:

⑤ ② ④
③ ①

Tommaso Riccardi - Vo. / Gt.
トンマーソ・リッカルディ ※
Christiano Trionfera - Gt.
クリスティアーノ・トリオンフェーラ
Francesco Ferrini - Key.
フランチェスコ・フェッリーニ
Paolo Rossi - Ba.
パオーロ・ロッスィ
Francesco Paoli - Ds.
フランチェスコ・パオーリ

 素晴らしき5人の男たちです。
 日本コロムビアを通して彼らのアルバムを買い、これからも注目していきたいと思いま

 ※Tommaso Riccardiの仮名写について: イタリア語の「s+母音」は「z+母音」に等しいことがありますが、この動画で本人が「トンマーソ」と名乗っています。

2011年9月21日水曜日

プリンス・オブ・ザ・クリスタル?

 輪るピングドラム最新第10話、なんかキャラの顔おかしかったですね。
 昏睡状態から目覚めるショウマのアップで始まりますが、目をつぶってるあの顔で既におかしいと思った。
 けいおん!クレヨンしんちゃんのキャラクターの造形の違いをアニメーター毎に見比べるという画像をネットで見たことがありますが、まあみなさん当たり前ですがそれぞれに描写に対する解釈に独自のものがあるようで。
 今回のもそういうことだったのかな?
 あとはエンディングテーマ・・・新曲かと思いましたw
 あれ~OPテーマまだノルニルのままなのにEDテーマだけ変わるのかなと不思議に思いましたが(ごくたまにOPかEDテーマだけ変わるというアニメを見ることもありますが)、聴き進めていくと、あれっ、やっぱこれDEAR FUTURE?まさか・・・と脳をかすめた思い当たりはクレジットを見ることで的中していたことを知りました。
 そう、「DEAR FUTURE」シングルに入っていた、数多くのカップリング曲のひとつだったんですね、あれわ。
 「feat. YUI HORIE」バージョン。
 結構いいじゃないか!w
 もうシングル持ってるのにOA版で実体を知るという情けなさ。
 でもしょーがないじゃ~ん、絶対クソだよこれって思っていまだに#1以外聴いてないんだもん。
 以外に良かったですね・・・。アレンジもかなり変えてるし、何より堀江が歌ってるバージョンの方が何言ってるのかすごくわかりやすいw
 歌詞カードってねー、見ないんですよオレ。いや一応買って一回くらいは目ぇ通しますけどね。そこで覚えたりはしないですね。よっぽど内容が気になるもの以外は。
 オリジナルは何歌ってんのか全然わからず、歌はメロディと輪郭のはっきりしない言葉の響きだけで楽しんでましたけど、それはそれでいいものなんですよ。ちゃんと歌詞を確認して、「ああこう言ってるのか!」とわかった瞬間の喜びもまた大きいものがありますけどね。外国語とかでもそうですね。
 あとは~・・・そうだ、新キャラマリオ
 あれドユコト?(by 日常)
 なの?
 「プリンス・オブ・ザ・クリスタル」なの
 日本の漫画やアニメでは知ってか知らずか海外の女性人名が男性に設定されることがよくありますが、まさかあいつ女なんだろうか。
 衣装は前閉じてたから身体つきわかんなかったしな~。
 「プリンセス」と大きく違うのは、短髪だってところくらいか。
 マリア(Maria、Marie、Мария(Marīja)、مريم(maryam)、מרים(miryam))」に似ていますが語源がまったく異なり、あくまで語源に則って考えると女性名としてはありえないです。
 ちなみに某ロボットアニメで有名な「カミーユ(Camille)」はフランス人名で、男女共にいけます。他、「ドミニク(Dominique)」なんかもその類の名前です。他方、某最終幻想の主人公のひとり、「セシル(Cécile)」は女性名。「ミシェル」は男と女で「Michel」と「Michelle」という綴りの違いがありますが音はまったく一緒です。
 「せいぞーん、せんりゃく~」という例のキメゼリフが電車内に登場したときは「なんでここにいんの?」とは思ったものの、堀江由衣演じる女キャラ(名前全然覚えてない)に天誅でもかましてくれんのかなと期待したんですが、なんにせよ「プリンセス」との関係が気になるところですね。
 あと黒ペンギンの名前も今回初登場?「エスメラルダ」という、まぁなんか監督のカラー的にいかにもな感じでしたね。
 ペンギンといえば1号がパンツ釣っていって、あの最後のオチ・・・フイタ。なんか赤いいい感じの下着だったじゃん!w
 もうすぐ折り返しの輪るペンギンドラム、ここからどんだけ話が大きくなっていくか楽しみですね!
 ていうかしろよ?大きく。
 それが期待を煽ってきた人間の責務というものです。

2011年9月20日火曜日

Welcome to the Morbid Reichを聴きましたか

 Vaderの最新作、Welcome to the Morbid Reich聴きましたか!?


 Necropolisなんだったの!!?
 超最高じゃないですか!
 さながらStratovariusPolarisElysiumの流れですよね・・・。
 ちょっと名前も似てるやん・・・NecropolisとPolarisで・・・。
 いやどうでもいいけどw
 さてここでひとつ俺思い出したことあるんですよ。
 Marqueeから出てるんですよね・・・。
 日本コロムビアじゃなくて。
 MICP-品番ですよ。
 愛しのCOCB-品番でなくて。
 前からですが。
 いやMarqueeも好きですけどね!w
 日本コロムビア熱が最高潮の今だから、こんな凄まじい内容のものがまたひとつあるとわかればますますコロムビア最高!ってなるじゃないですか。
 ていうかこれ邦盤が去る8月24日に出てんのか・・・知らんかった・・・。
 はよ買わな。
 NecroPOLISといえば、ここ数日の古典ギリシャ語の語学書最初からやり直しの中で、polis(πόλις(都市国家))の曲用をまた通過したんですよ。

ἡ πόλις / αἱ πόλεις
τῆς πόλεως / τῶν πόλεων
τῇ πόλει / ταῖς πόλεσιν
τὴν πόλιν / τὰς πόλεις
ὦ πόλι / ὦ πόλεις
τὼ πόλει, τοῖν πολέοιν

 名詞曲用の分類としては第三活用ってやつに属してまして、これは普通単数対格の語尾が語幹(このπόλιςならπόλε-)+αなんですが、-ις, -υς(πῆχυς(pēchys; 前腕)など)で終わってるやつは単数主格の語形そのままに語末のςがνになるんです。
 これねー、これのずっと前に出てきたἔρις(eris; 争い)やなんかの曲用を覚えてれば気づけるようなものなんですけど、このπόλιςが出てきてるページの近くで学ぶ曲用は約音が適用されてましてね(たとえば上のπόλειςはπόλε-εςが約音されている)、このπόλιςは「もう見なくても大丈夫だぞ、πόλη(< πόλε-α)だな」と本見ずに書いて、でいざ確認したらπόλινだったっていう・・・。
 ἐρίςは、

ἠ ἔρις / αἱ ἔριδες
τῆς ἔριδος / τῶν ἐρίδων
τῇ ἔριδι / ταῖς ἔρισιν
τὴν ἔριν / τὰς ἔριδας
τὼ ἔριδε, τοῖν ἐρίδοιν

 と曲用させます(ちなみに鋭調語、たとえばἐλπίς(望み)などは-ινにならずにἐλπίδαのように語幹に-α)。
 ひとつのこと覚えたらいえーい覚えた覚えたーと調子乗っちゃって、次の新しいことに取り掛かるにあたって以前の知識の活用を忘れるからなかなかよく身につかないんだと思いますね。
 まぁ一言で言うと

 頭悪い。

2011年9月19日月曜日

応募券のナゾが遂に

 遂にマキシマム ザ ホルモングレイテスト・ザ・ヒッツ 2011~2011封入の応募券のナゾが明かされました。
 う~ん・・・ビミョー(笑)。
 リングは欲しいな。
 てか待って、これについての更新、8/24て(笑)。
 1ヶ月前じゃん!
 ブックマークの整理をしていて、更新をこまめにチェックするべきサイト用のフォルダをつくってリンクを移動させてるときにホルモンのことを思い出したんで久々にサイトにアクセスしたところ、更新が増えててその中からこれを見つけたわけだけど、生産終了日である9月の22日が近づいてきているんで購入にハッパかける意味でようやくの公表となったのかなと思ったのも束の間でしたよ。
 なんか今年上半期のオリコンランキングシングルチャートでTOP10に入ったとか入ってないとかなんかそんな感じのものを目にした覚えがありますが、とにかくグレイテスト・ザ・ヒッツはかなり売れたようですね。
 uchiでも発売からしばらくひっきりなしに購入者がいましたよ。
 今でもたまに売れます。
 さてリングについてですが・・・一ファンが自分で彫って送ってきたものであって、たぶんオリジナルはプレゼントされないんじゃないかな。
 レプリカってことになるだろうし、それはそれでいいというか俺はそっちの方がいいんだけど、そうなっても「抽選で3名様」くらいか?
 どう見てもAからラテン文字が下るにつれて賞品のグレードが下がっていってるんで、一番下のE賞が最もヘボいと思うのが普通ですが・・・ナゼかこれだけはまだその内容がヒミツ。「石」ってなんだろう・・・。
 応募方法等、賞品についての更なる子細は9月下旬にまた発表ということなるなるらしいので、ソッコー確認の上、リング当たるように祈りつつ応募したいと思います。

2011年9月18日日曜日

吉報

 StratovariusからJörg Michael脱退。
 俺にとっては吉報です。
 「個人的な理由で」とは書いてますが、実際の原因とかはどうでもいいです。
 ようやくっすよ?
 ようやくやめるんですよ彼。
 このニュースを伝えるある日本語サイトでは癌が原因かもとか言われてますが、ああはいはいそれについてはお気の毒さま。
 別に死んで欲しいわけはないから、「癌のおかげで~」とかは言わない。養生してくっさい。
 まぁもう去る人間のことはいいですよ。
 次誰が来るか!
 ここですよ。
 もうねぇ、俺Jörg Michaelのドラミング飽き飽きしてたんですよ。
 Timo Tolkkiがいた頃はあれで良かったのかもしれないし正直いいなと思うプレイがなかったわけでもないですよ。
 また、色んなバンドを渡り歩いてきたということで、俺の知らない名演がそりゃあったんでしょうとも。彼のことを好きな人はいっぱいいるみたいですしね。
 でも・・・もういいだろ?
 Matias Kupiainenの加入で、そしてElysiumの作成で、これからのStratovariusは確実にスピードメタル、パワーメタル一辺倒だった過去に倣わない、他ジャンルからの多彩な要素を加えたハイブリッドメタルバンドになります。
 PolarisはElysiumに比べたら大分単純な内容だったけど、正直Jörg Michaelの単調なプレイがその印象に拍車をかけてたところもなきにしもあらずですよっていうか確実にそうですよ。
 ま、パワフルなところはよかったですね。
 それだけですけどね。
 Matias Kupiainen、Lauri Porraと、有名だったのか無名だったのか、とにかく個人的に知らないプレイヤーが入ってきて、結果的にStratovariusを大いに盛り上げてくれることになったのは良い驚きでした。
 新ドラマーにも驚かせて欲しいってことで、またも知らない人希望。「俺が」知らないってだけでいいんで。
 でももし既知の人が入ってくるなら、Jani Hurulaがいいな。いい具合にヒマなんじゃない?Cain's OfferingMetallumでの活動についての表記が、ずっと不明ながらActiveだったのが遂にOn HoldUnknownになっちゃったし・・・。
 なんかドイツ人が混じってたってのもあんま印象よくなかった。Jens Johanssonは他の連中と同じく北欧圏の人だから、ね。
 同じフィンランド人で、ここはひとつ。Cain's OfferingはTimo Kotipeltoがボーカルを務めてたし、Stratovariusにも入っていきやすいんじゃなかろうか。
 ていうかホントに入っちゃったりして。
 Jörg Michaelの代役としてサポートになったらカウントダウン!

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