2011年9月25日日曜日

見よ!


 Ἰδού!(見よ!)
 何に於いて最も美しいと言わんとしているのかわからないが、内容から察するに字の美しさだろうか?
 確かにアラム文字には俺もずっと心惹かれているし、いつか絶対にこの手で記したい。
 しかし、この世の中にあるすべての言語を知っているわけではなくとも、今俺が知っている極僅かな限られた言語を表記する様々な文字と比べても、最も美しとは言い難い。
 アラム文字と同じく右から書くものとしてはヘブライ文字の方が、それを以ってある程度長い文を書いて全体的に見渡したときアラム文字より美しいなと思えるし、仮名やラテン文字と同じく左から書く文字で言えば、今のところグルジア文字よりもその見た目に惚れ込んでいるものはない。
 まぁ、文字を美しく感じる要因は、時によって表記に用いられているフォントによったりもするんだけどね。
 ただ、この動画に何かを言いたくさせられた原因は、文字の美しさについて考えたくなったことではなく、文字を美しく書いている人が撮影されているということにある!!
 あまりにも機械的に、どんな人間でも文字を書く際必ず見せるであろう「ゆれ」を見せずに実に見事にアラム文字を綴っていっているので、最初は「ははあ、なぞってるなコイツ~?」と思ったものだが、違う!文字の最下部の位置を揃えるための基線は引いてあるが、ガイドはそれだけ!
 俺は己が理想とする気持ちのよい文字の書き方について、またひとつ大きな着想を与えられました・・・。
 うーむそれにしてもアラム文字・・・俺も書いてみたいぞ!

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