2012年1月21日土曜日

声調の見極め

 いやいやちゃうんスヨ。昨日はね、ベトナム語について話題にしよーと思ってたの
 でもSkylarking聴き出したら、さあ記事書こーとやり始めたら、頭ん中見事に最初書こうと思ってたことが吹っ飛んでたのね。
 書き終わった後で気がついたもん、あれ、そういやベトナム語のベの字も出てきてないじゃんって。Skylarkingとの話題2本立てにだってできたのに、ホント、Skylarkingに思考が支配されてたんだねぇ・・・。
 というわけでベトナム語ですね。
 既に語学書を撮影した画像で示したわけですが、勉強のためにと買ったのは白水社のニューエクスプレス ベトナム語(9784560067888)。
 今は第4課まで進んでます。2課までは本文の暗記完了。
 ケッコウめんどくさいよ、ベトナム語のタイプ。

- Chào chị.
- Chào anh.
- Tôi tên là Takeo. Còn chị tên là gì?
- Tôi tên là Mai. Xin lỗi, anh là người nước nào?
- Tôi là người Nhật. Rất vui được gặp chị.
- Tôi cũng rất vui được gặp anh.

 ベトナム語キーボード上の、声調記号やなんかの特殊な文字の位置がまだ指に馴染んでなくてね~。半・手探りだね。
 さて上のは第1課。そして次が第2課。

- Anh cò phải là lưu học sinh không?
- Vâng, tôi là lưu học sinh. Còn chị có phải là sinh viên không?
- Không, tôi không là sinh viên. Tôi là nhân viên văn phòng.
- Thế à. Bây giờ chị đi đâu?
- Tôi về nhà. Còn chị?
- Tôi đi thư viện. Chào chị. Tôi đi nhé.
- Vâng, chào anh.

 で、形容詞が初登場し、文章が本格的に長くなってき始める第3課、類別詞やらが初登場する第4課・・・と続くわけですが、第3課はたぶん、本文に用いられている単語の綴りはすべて覚えていると思うんですが、文章の内容を細かい点いくつか暗記しきれてないんですよね・・・。
 ちょっと書いてみましょうか。気候の話です。

- Hôm nay nóng quá nhỉ.
- Vâng, nóng thất, nhưng không oi lắm. Thường thường mùa hè Hà Nội nóng và oi lắm.
- Thế mùa đông có lạnh không?
- Vâng, rất lạnh.
- Còn thời tiết thành phố Hồ Chí Minh thế nào?
- Thành phố Hồ Chí Minh nóng quanh năm.
- Thế thì thời tiết miền Bắc và miền Nam khác nhua nhỉ.

 ウーム、なんか違う気がするんだよな・・・。4行目まではバッチシのはず、それ以降がなんかなぁ。
 とまあ、こんな感じです。順調の一言に尽きますね。
 ただやっぱり声調への苦手意識は克服できそうにないですねー・・・。
 実は最近勉強する言語、全部語学書に付属のCD聴きながらやってるんですよ。
 今までは見向きもしてなくて、本の値段をムダに釣り上げてるだけのマジモンのゴミだとしか思ってなかった。
 今までは課毎の本文を丸暗記して、1課から順に書いていったり、日本語訳を読んで原語に戻したりして進捗具合の確認としていたわけなんですが、いや、聞き取った言葉を書いていく方が勉強の質が上である気が最近してきましてね。
 学研・すぐに役立つドイツ語はCD2枚組の大ボリュームで、課毎の間にある文法解説のページまで声の吹き込みが及んでいるわけですが、これがも~、ビックリするほど話すスピードが早いの。課毎の文章ちゃんと暗記してても、言葉がパッと出てこないのなんてザラ。黙読の際頭の中で音なき音として思い浮かべているものや己が読める速さや己がよしとしている音韻のリズムが、本来のものとはかけ離れてるってことだね。
 デンマーク語はどう足掻いても簡単な文の聞き取りすら不可能だと思ってたが、同じくゲルマン系であるドイツ語も結構アレなんだね・・・。
 当然、平行して勉強しているペルシャ語も、付属CDに収録されている音声を聴くようになったわけですが、こっちは結構聞き取りやすいですね。まぁ、話すスピードがさほど早くないからなのかもしれないけど。
 ラテン文字・āで示される音は、実際は「オー」っぽく聞こえたことに面食らった以外は、本の冒頭で、言葉で説明された発音についてのイロハを鵜呑みにしてただけで聞き取りが適う程度には平易でした。
 イタリア語に至ってはもう楽チン楽チンだね。しかし大学でイタリア語を専攻してた知り合いの話によると、普通の会話スピードだと何言ってるのかマジでわからんらしいですが・・・。まぁ、そいつは自分で成績良くないって言ってたからあんまアテになる話じゃないかもしれないですけどね。
 とまあ、CDを用いての勉強が新たに始まったわけですが、ベトナム語はCDを何度聴いても声調の見極めがうまくいきませんね~。
 俺が言葉毎の声調記号もちゃんと覚えられているのは、それの明示も兼ねる正書法のおかげですね。暗記してしまえばこわくないと。たとえば中国語なんかは初見で文字を見ただけじゃどんな調子で読まれるものなのかわからんわけじゃないですか。軽声とかもあるし。
 チベット語も、聴いても聴いても声調が身につかんなぁ。
 ベトナム語もそうだが、音声のある言葉を共に読めばその語の音読の際の調子は身につくけど、声調自体の、それぞれの高低差を相対的に見極めた身につけ方ができてるってわけじゃないんだよなぁ。
 なーんとなくわかるような、いやしかし気のせいかも?
 ベトナム語の声調に対しては、今んとここんな感じで接しております。
 ・・・ところで上のタイプしたベトナム語なんだが、打ち込んだラテン文字や記号が全然正しい形で反映されてねえーな・・・どうなってんだヨ。ダセーじゃねーか。フォント変えてもヘンテコなのはそのままだし・・・。

2012年1月20日金曜日

Skylarking in Utopia

 昨日は、新しく買ったCDどれ聴こうかと思いつつ、あれらと同じシリーズの中の1枚、DokkenBack for the Attackに何故か手が伸びて、結局聴かずじまいでした。意味わかんねぇよ、俺。 
 で、今はXTC聴いてます。
 うむむ・・・こいつらホントなんなんだ・・・。
 いや~、このSkylarkingが彼らの代表作のひとつ、ということしか知らずに聴き始めたが、ホント、形容が難しいな。
 何人体制であるかすら知らなかったが、少なくともこのアルバムにクレジットされているXTCのメンバーは3人。3人ともが歌えるグループみたいね。そしてドラマーがいないようだ。
 そして意外にもイギリスのバンドなんだね。なんかいかにもアメリカ人がつけそうなバンド名だと思ってたんだが・・・。
 聴き出してから2、3曲目くらいでふと、Coldplayが脳裏に浮かんだ。
 バンドという体裁や、バンドの中で自分たちが元から扱い方をよく知っている楽器に固執してなさそうな印象から来たものに違いない。
 他にもボーカルラインはThe Beatles、ごった煮感からPet SoundsThe Beach Boysなんかも彷彿とさせられた。コーラスワークもすごくそれっぽい。
 つまりは-イギリス然ってことでしょうか。
 それにしてもこれはクセになりそうだな。
 スタジオワークでどれだけ緻密なものが作れるかに重きを置いて、ライブやなんかで再現できるかどうか考えてなさそうな連中だから、音楽のグループとかバンドとしてはまったく好みじゃないんだが、こういう、「いいと思うもんは全部混ぜるぜ」的な姿勢は大好きだ。やっぱ飽きもこないしさ。
 昨日Dokken聴いてて改めて思ったけど、俺やっぱああいう印象的な箇所が極めて部分であることが目立つ作風を身上としてるバンドってニガテだ。特にDokkenは、Don Dokkenの歌う印象的なサビとGeorge Lynchのギターソロがなけりゃ絶対聴く気にならんな・・・。すごいピンポイントな楽しみ方だよね。
 でもさ、あいつらMr. Scaryなんていうとんでもないスリリングなインストを残してるんだよな・・・。あれはホントかっこいいね。終始シビれるつくりだ。あれくらい聴き所満載なバックトラックに見合うだけのキレ味のある歌の旋律が乗った曲があったなら・・・いや、もしかしたらDokkenカタログの中にあるのかもしれない。俺はアルバム単位だとBack for the Attackしか聴いたことないしね、わからない。 
 Kiss of Deathを聴いて、「これがBreaking the Chainsを歌った男の数年後の成長の証か!」と驚嘆したものだが、結局、メタルボーカリストとしては何もかもが足りてなかったのかもしれないね。
 少なくともBack for the Attackで聴ける限りでは、歌のメロディは割と耳に残りやすいものを作る才能があったみたいだけど、その旋律の構成はかなり安直で、そりゃ耳に残るわな、ってものばかりなんだよね。ほぼサビでしか魅せられないってのもねぇ・・・。
 「曲に乗せる、つくられたメロディ」という、彼の身体から切り離されたものには多少なりとも心を動かされたが、彼とは不可分である彼の歌声自体に聴き惚れたってのはアルバムを通して皆無だったな。
 まぁ、Don Dokkenへの不満を口にするのはこれくらいにして、XTCね、XTC。
 これは何度も聴き甲斐があるよね、やっぱ。
 印象に残ったメロディとかありますか?って言われても、ない。
 正確には、覚え切れていない!
 今#11、Mermaid Smiled
 ここまで聴いて得られた最も強い感想は、とにかく「ただものじゃない!」ってこと。
 歌に惚れたわけでなく、楽器の演奏に惚れたわけでなく、ボーカルのメロディラインに惚れたわけでもなく、しかし一度聴いたらさっさと棚に仕舞って他のものを聴きにかかろうという気にさせてくれないだけの強烈な、底なしの面白さがこのアルバムにはある。
 惚れられるだけのものがなかったというよりは、多様な要素のミックス具合が半端なくて、それらひとつひとつの、楽曲内に於ける価値を探ろうとしている内に次から次へと新しいものに心を乱されて、何が何だか判らないまま気がついたら「たくさんの聴き所があった」という印象が残っただけという感じ。
 これは厄介ですよ。なんせ、それがたくさんあったということだけはわかってるんですから。これから何度も繰り返し聴いて、気になった箇所の真価をひとつひとつ確かめて回らないと気が済まない。
 初リリースが1986年とのことですが、リマスター効果かなんなのか、低音が聴覚にとても気持ちの良い響きを持ってますね。
 即ち、やたらめったらボトムが重いわけでなく、楽曲のリードとしての存在感がやや薄かったりするわけでもなく、ホントに正しく「ベース」って感じ。
 また、必要以上に硬質でもなく適度に柔らかい音をしているから、楽曲に用いられている空間に弾力が感じられて、足元は覚束ない感じでどんつきもどこだかよくわからない場所の中で聴かされている感覚を与えられ、多くの曲に共通して存在している「怪しさ」の演出の根源としても申し分ない。
 クレジットによると、ベースはXTCの3人のひとり、Colin Mouldingが弾いているようだ。遅まきながら、また新たな俺にとってのベースヒーローの発見である。
 それともこの素晴らしい音作りの功労者は、帯の文句にウリのひとつとして登場しているプロデューサー、トッド・ラングレンなのかしら?(どっかで聞いたことある名前なんだよな、コレ・・・)
 クレジットの確認と共に目に入ったが、このアルバムがミックスされたスタジオの名は、アメリカ、ニューヨークはウッドストックにある(あった?)「Utopia Sound Studios」・・・。
 「ユートピア(理想郷)」がどんなものかはわからないし、この言葉を考え出した者にとっても完全に定義できていたものかどうかもわからないけど、善か悪か、「ユートピア」という言葉やその響き、これにある印象などから連想されるのは、とにかく「得体の知れないもの」に尽きる。そしてこれに向ける果てしない想像は、まるでこのSkylarkingという多様な音楽要素のハイブリッド極まる存在の、終わりが予期できないその真価の探求にそっくりだ。
 得体の知れないものの名を借りた「Utopia」で完成を見た得体の知れない「Skylarking」・・・できすぎでしょう?

2012年1月19日木曜日

学習の幸せが待っている!

 CD5枚に本2冊の、本日のお買い物。
 前回の記事で、「今月はもう買い物ができない」と解釈できるようなことを書きましたが、正確には、「1月15日まではもう買い物ができない」だったんですね。内容を平易にしたかったので敢えて不正確に話を進めてました。
 uchinoバイト先の給料は、毎月15日〆で25日払い。10%OFFが有効になっての商品の購入に費やされた代金は給料から引かれます(「掛(かけ)」と言う)。15日までに掛で使ったおカネ(-10%)の分だけ、25日に振り込まれる給料が減るというわけですね。
 15日〆とは言うが、日付変わって15日になったら、その日から直ちに掛に影響される給料は次の月のものになるのか、それとも16日になるまではその月の給料に掛での購入が影響するのかいまだにわからなくて(社員も知らんらしい)、一応、掛での買い物は毎月16日以降することにしています。
 というわけで、本日19日、CD5枚に本2冊を買って参りました。


 で、買ったものは上の画像に写っている通り。
 CD5枚の内訳は、

 ●Ratt / Out of the Celler [WPCR-14239]
 ●Harem Scarem / Mood Wings [WPCR-14262]
 ●Skid Row / Slave to the Grind [WPCR-14252]
 ●The Wildhearts / Earth vs The Wildhearts [WPCR-14267]
 ●XTC / Skylarking [TOCP-54238]

 です。
 この内、聴いたことがないだけでなく、その名も本当に知らなかったのはXTC。ナニモノなんですかね?こいつら。
 このCDは、俺が持っているもので言うと、Gary MooreCorridors of PowerCulture ClubColour by Numbersをカタログに持つ、東芝の再発企画シリーズの中のひとつです。Colour by Numbersの再発と同時に知って、まるで知らない連中だったので少し調べてみたら、このSkylarkingは彼らの作品の中でも特に評価の高いもののひとつだということだったので、買うことにしました。たまには全然知らんヤツもいいかなってね。
 そしてバンド名は知っていたが、その曲の一切を聴いたことがなかったのは、Harem Scaremのみ。
 RattはRound and Roundを聴いたことがあるハズ・・・なのですが、全然印象に残ってないから、何故ウケたのかわからなかったんだろうね。そういう場合、却って興味を掻き立てられるんですよねぇ。じゃあ他のんも聴いてみんべと。
 古き良き時代のHR/HMのCDについての情報を集めてると、必ずと言っていいほど出てくるからね、このOut of the Celler。俺にもわかるなんらかのかっこよさってのがあるだろうとそれなりに期待しての購入です。あと俺、グラムメタルバンドってこれまでいまいち縁遠かったので、そろそろナンか聴いてみたいなとも思ったのです。ホント、たぶんMötley Crüeぐらいだよ。
 さて、本の方ですが・・・やっちゃいましたね。1冊は毎月のお楽しみ、今日から俺は!!、文庫版の第11巻ですが、もうひとつは見ての通り、ベトナム語の語学書・・・。
 来る時に向けて、たとえばモンゴル語が勉強したくなったらこの本、というように、語学書の購入予定リストが既にあるんですよ。ベトナム語の場合は、そのひとつにこの本がありまして・・・これを買うまでは、uchiにある最新の語学書はドイツ語のものだったのですが(「すぐに役立つドイツ語(4054024092)」)、これ買ったときは確かになかったよ。まさかこんなのが増えてて俺もビックリしたもん。衝動買いに近いね。これがあると知ったのは今日じゃなかったけど、次ものが買えるようになったら買ってやるって思ってた。
 ・・・ま、イタリア語もドイツ語も、そしてチベット語も、用いている語学書のページはまぁーったく終わりに近づいてもいませんけどね。ペルシャ語も並行してやってるし・・・。進捗自体は順調ですよ。
 ならここで俺の言語学習に於ける成長の過程を記していけばさぞ毎日内容のある記事が書けるであろうとは思うが・・・つまり、言語学習日記ですな。しかしあれはもうやらないかも。あれね、正直書くのメンドイシンドイ。
 というわけで、特に考えもなしに、本を買っちゃったんだからやらずにはいられない言語がまたひとつ、増えたわけですが、更に充実した一日が過ごせるようになることは目に見えてる。だからいいんだ。
 学習の幸せが待っている!
 見た目大好きなんですよ、ベトナム語。バリバリのアジアの言語の正書法が用いているラテン文字が最も魅力的に見えるとはねー。ロマンス系形無しwww
 早速今日から取り組むぜ。
 ただ、また声調がなぁ~・・・。
 さて、購入したものはここまでで書いた通りですが、ちょっと紹介したいCDが実はもうひとつ、あります。


 ナンだかわかりますか?
 「映画「けいおん!」劇中歌アルバム 放課後ティータイム in MOVIE」・・・の、サンプル盤ですね。スタッフの誰にとっても用のない代物なので未開封w
 俺はこんなものがリリースされたということすら知りませんでした(アニメ担当なのにw)。
 今日レジ内に転がっているのを見つけて、タダで聴けるんだったら聴こうと思って借りてきました。
 映画「けいおん!」は、観たいなとは思ってたんですけど、結局機会がつくれませんでした。なのでどんな内容なのかは殆ど知りません。なんかイギリス行ったんですよね。そこだけ知ってます。店からもらった映画「けいおん!」の絵が描かれているクリアファイルでも、ロンドン色全開です。
 放課後ティータイムはロックバンド、そしてロックと言えばイギリス、だからなんですかね。
 正直非常にムカつきますね。
 だって、「ロック=イギリス」という図式の、「ロック」の代名詞はおそらく、The Beatlesですもん。QueenとかThe WhoとかLed Zeppelinじゃないんですよ。
 あんな引きこもりばかりのゲイバンド、そこまで持ち上げたくなるもんかい。
 俺にゃーわからんし、わからんでいい。
 The Beatlesフリークでロクなヤツ見たことないってのもアレなんだよね。
 ま、The Beatlesはともかく、ジャケ裏に書かれている「『映画「けいおん!」Mix』」なるこのバージョンでは、オリジナルとどのような違いがあるのかが楽しみですね。

2012年1月17日火曜日

願わくば今年も骨の髄までヘヴィ・メタル・イヤー!

 ネット繋がったよぉ~!
 ようやくだよまったく。
 いやしかしこの「まったく」という、重い溜息にも似た言葉に込められたやるせなさってのは、接続の成功に至るまでに苦労させられたことをネットのシステムに向けたものではなく、自分のせっかちでどうしようもなく稚拙な行動に対するものなのです。
 よく読んで、手順通りにやればできた。
 いや、そもそも「よく」読む必要すらなかった。わかり辛い箇所などどこにもなく、「よく」読む必要などどこにもなく、初見では理解不能な専門用語が手順の中にひとつたりとてあったわけでもなく・・・。
 「手順のこの作業なんの意味があるの?飛ばしていいよね?」
 飛ばしていいなら書いてないんでしょう。
 ま、世の中、本当にムダでしかないものも多いわけですが、とりあえず初めて取り掛かるものに関しては、根拠のない個人的な解釈と拙速な実行は禁物であることを、人生ここに来てようやく学べたのでした。ちゃんちゃん。
 というわけでネットライフの再開と相成ったわけでありますが、1月中はネットに繋げないと思っていたが為に、取り敢えず月が変わる前にひとつだけでもと書いた前回の記事よりも、本日書くものが実質的に今年最初の記事として俺は認めたい!
 あけましておめでとうございます!
 願わくば今年も骨の髄までヘヴィ・メタル・イヤー!

現行ラインナップ-ビデオ・No FuneralChaos of Forms収録)より

David "Dave" Davidson - Vo. / Gt.
デイヴィド・“デイヴ”・デイヴィドサン
Dan Gargiulo - Gt.
ダン・ガージューロウ
Anthony Buda - Ba. / Vo.
アンサニー・ビューダ
Phil Dubois-Coyne - Ds.
フィル・デューボイズ=コイン

 新年一発目のメタルの話題にするものとしては申し分ないバンドですな!  
 Nuclear Blast期待の星、Revocationが、その最新作・Chaos of Forms収録曲の中からNo Funeralのビデオを公開!
 つくってるとはニュースサイトによって知らされていたが、リリースはまだかまだかと待っている内にその存在をすっかり忘れてました。テヘペロ(・ω<)
 このビデオで知ったわけじゃないけど、Anthony Buda、髪伸びたよね~。David Davidsonは相変わらずのモンキーフェイスだが、Revocationの初めてのプロモーションビデオ、Dismantle the Dictatorsで見られるバンドの姿と今を比べると、大分雰囲気変わったなあ。
 しかし変わらないものもある。
 アツくてテクい演奏は勿論だが、視覚的にとても刺激的なテンションの高いパフォーマンス!サイドギタリストにDan Gargiuloが加入してもそれは変わらない。彼自身は他の連中に比べるとやや控えめだけどね。
 ボーカルにギターに忙しなく活躍する名実共にバンドの顔であるDavid Davidson。
 テクニカルなメタルを標榜するバンドのベーシストとしては異色とも言える比較的オーソドックスなスタイルが特徴のAnthony Buda。歪みが強くなく、高・低どちらにも過剰に寄ることのない、しかしエッジの存分に効いた彼のベースの音が非常に好きです。めっちゃ好みの音してます。これはたぶん、ピックで弾いてるのが影響してんだろうな。ピチカートでブンブンやってるテクデスバンドのベーシストのプレイからはまず聴けない音です。
 そして扇風機連発を伴ったドラミングと高い技術力により、聴覚的・視覚的に楽曲を通し徹頭徹尾楽しませてくれるPhil Dubois-Coyne。
 さてさて、欲しい欲しいと思いつつもまだ買っていないChaos of Formsですが、No Funeral、こんな曲が入っていたとはねー。前作・Existence Is Futileにはなかったタイプの曲だ。
 こりゃもう、覚えてライブに来て一緒に歌えよ!と言ってるようなもんですよね。
 バンド全体の見た目からしてそうですが、デス要素ばかりが目立つというわけでもない、スラッシーなパートは多いがスラッシュメタルを身上としているわけでもない、何をやってもRevocation流の味付けが既に確立している感があるので、サビでこんなストレート「すぎる」メロディをつけちゃっても違和感なく聴けるんですよね。
 「サビは楽曲の華」という今更忘れることのできない観念が強く頭の中にあるが故に、サビでは問答無用で盛り上がることができれば一番良い。イントロからアウトロまで全編聴きドコロの塊のような曲ばかりのRevocationレパートリーに於いて、楽器のフレーズ以外でもようやく当たり前のようにサビで、歌でハイにさせてくれる曲が登場したんだなという嬉しさがありますね。
 頼むからこのバンドだけは、順風満帆でこれからも活動していって欲しい・・・。
 「みんな仲良く」とは言わない。The BeatlesQueenDokkenAerosmith等等、バンド内の不和がその活動に於いてある種の原動力になっていたと思しき連中は、ビッグネームを中心に枚挙に暇がありません。Guns n' Rosesのようにどうしようもなくなった例もまた、ありますが・・・。
 すすんでケンカをせよと言いたいわけでは勿論ありませんが、良かれ悪かれ何かしらの刺激があった方が、人間、進化の切欠を得られるもののようですし。戦争とか、その最たる例ですよね。
 Dan Gargiuloはひょっとすると定着しないかもしれませんが、あの3人がいりゃー、たぶん大丈夫だ。
 そして流動的なサイドギタリストの交代がバンドにその度新風をもたらして・・・。
 って、ちょっとゲスな考え方ですな、こりゃw
 さて、実はこの記事、新居からインターネットに接続できるようになってすぐに書いたものではございません。
 そりゃあもう、約1ヶ月ぶりのネットでしたもの、色々見て回っておりましたよ。
 上のRevocationもその「色々」の中のひとつだったんだけど、もうひとつ、言及しておきたいものがあるのよね。
 種々集まった情報の中に、こんなものがあったの。
 作成者は「デス」、CDの名称は「ヴィヴァス!」。
 メタルのバンドで「デス」と言えば、故Chuck Schuldinerの率いたあのバンドのことを瞬時に思い起こさせられますが、最近の新譜が専ら旧譜の再発ばかりだった為か、知らないタイトルが目につくと、「あの」Deathだとは思えなかったんだよね。
 しかも「!」付き。
 こういうのはメタルじゃねぇからさ。
 某フィニッシュメタルバンドがカバーした、某アメリカンシンガーの「Oops!」で始まる曲名を付けるという発想のある精神性を持つ、ああいうチャラチャラした連中とは、互いに住んでる次元を異にしていると言ってもいいくらいですから。もしChuck Schuldinerが生きてたら、絶対こんなタイトルにはなってなかったでしょうよ。
 しかし果たしてこの「デス」はDeathであり、「ヴィヴァス!」は原題「Vivus!」として、れっきとしたDeathの新作であることが判明した。Metallumにもちゃんと載ってる。
 内容を知った今でも正直このタイトルは気に食わないが、この新作、絶対に見逃せないトラックリストになっている。
 過去にリリースされた2枚のライブアルバム、Live in L.A. (Death & Row)Live in Eindhoven '98がそれぞれDisc IとDisc IIとしてVivus!というひとつのタイトルのCDになったものなのだ!
 日本語サイトでは、まだ商品の詳細が公開されているところはないと思う。
 俺はこの商品のリリースを知ったときすぐにMetallumに飛んだ。このページでトラックリストなどが確認できるが、どういった種類の商品であるかを示す「Type」の項には「Compilation」とあった。
 俺は最初、これを見て「ベスト?」と勘違いした。日本語でコンピレーションと言えば、1つのCDに色んなミュージシャンの曲が入っているものを指すことが普通だと思うが、英語圏では「Greatest Hits」、「Best Of」、そしてまたは「Compilation」といった分類は、日本で言うベストアルバムに当たる。事実、Metallumでは2つ以上の異なる旧作が抱き合わせの上再発される商品と、所謂ベストアルバムは、分類上区別されない。
 ここで「Additional Notes」にまで目を向ければ誤解もすぐなくなって済んだのだが、俺は「ベストアルバムでもいっか。知らん曲も入ってるし」と思い、だんだん欲しくなってきた。ジャケもイイ。タイトルはヒドいが、このジャケは本当にかっこいい。いや、厳密に言うとジャケではなく、Chuck Schuldinerがイイのだ。実のところDeathとしてはチープだなとしか言えないジャケなんだが、ギターを抱えたChuck Schuldinerは、やはりどんな形で目にすることになろうが凄まじくカッコイイ。
 持ってはいないが、上述した2枚のライブアルバムのトラックリストは何度も目にした。もっと物覚えがよかったならすぐにこれがベストアルバムでないことは見抜けただろうが、しかしこの記憶力の悪さのおかげで、後でこれがベストでないとわかったときの嬉しさが大きなものになったとも思う。
 さてでは予約しようと発注状況を確認するため、uchinoバイト先が契約している卸業者のサイトへ行き、品番・YSCY-1236を打ち込んでこのCDのページを開いた。 
 すると、商品解説に「2枚組ライブCD」とあった。
 ハァ?
 この会社のサイトの解説はかなりテキトーだ。間違ったことが書いてあるわけではないが、その内容の薄さが故、まっとうな「解説」をする気があると思ったことなど一度もない。サイトの検索システムがいつの時代のものなんだと突っ込まずにはいられないほどチンケであったり、サイトデザインがイモすぎるところなんかも、この会社がいまいち信用できないことの要因になっている。
 何を言ってんだと再度Metallumに飛び、Additional Notesを見る・・・。
 で、結局、確かにライブアルバムだと判明したわけだ。
 前述の通り、「まぁベストが一枚あってもいいか」という、あまり積極的でない動機で予約しようとしていたわけだが、Live in L.A.とLive in Eindhovenがカップリングされたものだとわかるや否や、大興奮の中予約の紙を切ったことは言うまでもない。
 そうそう、そういえば俺、Individual Thought Patternsの再発、買ってないんです。

“Individual Thought Patterns”レコーディング・ラインナップ-ビデオ・The Philospherより

Charles "Chuck" Schuldiner - Vo. / Gt.
チャールズ・“チャク”・シュルディナー
Anders Allhage a.k.a. Andy LaRocque - Gt.
アンダーシュ・アルハーガ = アンディー・ラロク
Steve DiGiorgio - Ba.
スティーヴ・ディジョージョウ
Eugene "Gene" Hoglan - Ds.
ユージーン・“ジーン”・ホグラン

 やっぱり2枚目はライブ音源収録でしたね。・・・最近確認したんですケドネ。発売されてからちょっと経つし、もう当たり前のようにどこでも内容は公表されてるだろうと思って確認したんですよ。
 買わなかった後悔の念をいたずらに強めただけでした。
 ちゅーのも、何度も書いてる通り、バイト先で買うと10%OFFで買えるんですが、Individual Thought Patternsはもうメーカーにも在庫がないか、廃盤になっちゃったんですよね。取り寄せ不可ってことです。勿論、国内盤よりも内容の厚い海外盤は容易に手に入りますし、国内盤がまだ欲しけりゃ、小売店ならTowerrecordsやHMV、JEUGIAなんかに置いてるでしょうし、ネット通販を利用するならAmazon.co.jpやなんかであっさり手に入ります。しかし10%OFFはない。
 そもそも俺、とある事情で常に現金を持ち歩ける生活をしてないもんで、CDをレジでカネ出して買うってことを随分と長い間やってないんですよね。2年くらいかな。家のCDはその間もガンガン増え続けてるんですが。
 だからバイト先での掛での支払い以外にほぼ購入の手段がないんですよ。それに現ナマが手元にあったら、CDよりもオイシイもん腹一杯食べたいですね。
 何故Individual Thought Patternsを買わなかったか、ですが、これが発売される前に、以前話題にしたワーナーの再発CD-Dream TheaterやらYngwie J. MalmsteenやらSkid RowやらThe Wildheartsやら-をたくさん注文しちゃってた上に、Culture Club(購入済)とXTCの再発も注文してたんで、さすがに、更に注文するならさっさと減らした上でせねばと思ってたわけです。
 しかしこれ、思うだけならホント簡単、実際はそんなすぐに減りませんでした。
 届いて次の月に約半分買って(以前Bon JoviのDVDやなんかと共に話題にしました)、それ以降ずっと放置。Culture Club(Colour by Numbers)だって今月ようやく買えたんだよ~。
 嗜好のために自由に使えるカネがそんなねーんだわ!
 本とか買っちゃう月もあるし・・・。
 今月も、CDの購入は上で言ったCulture Clubを買っただけで終わりました。今月は本に重きを置いたんです。そう、イタリア語やドイツ語の本買ったりで・・・。
 繰り返しますが、Individual Thought Patternsが手に入らないわけでは決してありません。
 しかし「uchino店では」もう二度と手に入らないので(次の再発だって10年くらいはないだろうし)、手に入るのはかなり先になるんじゃないだろうかと思います・・・。
 だから!今回知ったこの「Vivus!」は最高の内容なのだ!
 俺のDeathへの飢えをこの上なく甘美な味わいを以って満たしてくれるに違いない!
 ・・・ま、発売は3月だけどね!
 「神のみぞ知るセカイ」でこのようなことを桂馬が言っていた・・・「通常版を買っても後から限定版は欲しくなる、だからさっさと買っておく!とりあえず!とりあえずだ!」。
 欲しくなったらとりあえず予約!予約するんだ!
 俺はもう諦めないぞ!
 ・・・で、今度出るPink FloydThe Wall、16000円するヤツ・・・どうしよう?Wish You Were Hereは買えなかったしな~・・・。

過去の記事(アーカイブの頻度: 週毎)