2011年7月9日土曜日

久々に中古CDを買ったぞ!

 久々に中古CDを買ったぞ!
 ぜーんぶブコフにて、各¥250也。以下列挙。

La'cryma Christi
Sculpture of Time
POCH-1657

 La'cryma Christiの1stアルバムにして最高傑作だそうです。
 俺にとっての初La'cryma Christiは、どこで聞いたかたぶんLhasa。その頃は彼らのシングルが次々とチャート上位に顔を出していたので、続けざまに未来航路In ForestWithout you永遠などを耳にし、記憶に残るバンドとなったのでした。
 ヴィジュアル系にくくられるバンドにしては演奏技術が高いらしいということも気になっていて、しかしCDが欲しくなるところまではいかなかった。
 WikipediaやらAmazonやらでフラフラするようになって彼らのことを思い出し、何かいいのないかなと探して出てきたのがコレ、Sculpture of Time。
 同じヴィジュアル系では、Laputa翔~カケラ~裸も¥250でないか探したんだけど、俺が行った店舗にはなし。残念。¥500で他のはあったけどね。エマダラとか。
 ちなみに上記したLa'cryma Christiの曲はひとつもこのアルバムには収録されていません。
 「昔聞いた曲を久しぶりに思い出し、改めて聴いてみたいと思ってそれの入っているCDを買う」ことの多い俺にとっては珍しい。
 今回の購入品では、これと直下のCDのみが帯付き。

Artension
Into the Eye of the Storm
RRCY-1028

 Vitalij Kuprij率いる、Metallum曰くProgressive Band。
 Ring of Fireで聴いたVitalij Kuprij、Rageその他で聴いたMike TerranaRoyal Huntで聴いたJohn West、あとの2人・Roger Staffelbach(Gt.)とKevin Chown(Ba.)のプレイは今回初めて聴きます。
 前から聴きたかったんですけど、バンド自体の知名度があまり高くないようで、自然とレビューなんかもあまり見かけられないのでいくつか出ているアルバムの内何を買えば?と迷っていたのですが、一応このデビュー作が最も好評だったようなのでコレで。
 前ブコフの同店舗に行ったときは1000円台だったので、今回¥250で見つけられたってのもデカイですね~。
 バリバリのテクニカルっぷりを期待してはいますが、正直今回買ったものの中では最も質が高そうとは思えないCDです。
 Vitalij Kuprijのピロピロが最大のミドコロなんだろうなあ・・・と思うと、どうしてもね。
 イングヴェイのアルバムにありもしないバンドサウンドの面白さを求めるような冷めた悟りが聴く前からありますね。
 第一このクソダサいジャケからしてあー、テンション下がる。

Royal Hunt
Paradox
TECW-25535

 前持ってたんですけど、なくしちゃいましたので買い直し。つまりどんなアルバムが知ってるってことですね。
 さてRoyal Huntの最高傑作はコレかMoving Targetか?
 個人的にはこのParadoxです。
 Moving Targetの収録曲はライブアルバム・ビデオの1996で聴いた方がずっとかっこいいので、敢えてスタジオ盤で聴く必要がないと思えるからです。
 初めて聴いたときは感動しました。
 やはりD.C. Cooperは、André Andersenはスゴイ。

Slash's Snakepit
It's Five O'clock Somewhere
MVCG-169

 初めて聴くバンドです。
 ラインナップはSlash以下、Eric Dover(Vo.)、Gilby Clarke(Gt.)、Mike Inez(Ba.)、Matt Sorum(Ds.)、あとDizzy Reedがキーボードを弾いていますね。
 縁があるのはGuns n' Rosesでそのプレイを聴いたからということで、Slash、Matt Sorum、Dizzy Reedだけ。
 バンドとしてどうかってよりも、Monkey Chowという曲が聴きたかったので買いました。¥250だし。
 この曲、初めて買ったギター教則本の課題曲だったのです。
 曲を聴いたことがないままに譜面通り自分で弾いたイントロのフレーズが、ヘタクソなものなのに妙に耳に残りまして。「おお、これどんな曲なんだろう・・・」と。
 それから10年くらい経ってますけどね(笑)。やはりラクリマと同じく、ネット巡りが習慣になってからCDを買って聴こうと思ったわけです。
 Guns n' RosesみたいなのはGuns n' Rosesで十分なので(厳密にはAppetite for Destruction)、シブめなのが出てこないかなぁと期待してます。

Van Halen
Van Halen III
WPCR-1600

 ExtremeGary Cheroneを加えた一度きりのラインナップで録音されたアルバム。
 悪名高さはどんなサイトでのレビューでも変わらず。
 絶賛してる人もいますが「わかるヤツにはわかる」的ポジションの作品であることは確かなようです。中古市場に出回ってる数もハンパないですね。
 CDを買う動機のひとつに「こわいものみたさ」があるとすれば、今回の購入品の中ではこれがそれの為に選ばれたものであると言えます。
 何が悪かったのか。
 歌か?
 Gary Cheroneの歌はExtreme II: Pornograffittiでしか聴いたことがありません(且つ、これが俺の持つ唯一のExtreme作)。個人的にはあまり好きなボーカリストじゃありませんが、あのアルバムが徹頭徹尾「曲ありき」だったことを思えば、Van Halen III収録曲のデキ次第で好みは大した問題じゃなくなるのでしょう。
 酷評については「退屈」という言葉を一番目にした気がします。
 とすると単に曲の質の低さが故か。
 Eddie Van Halenのプレイが凡庸なものになっていたとか?
 「ギター弾きには面白いアルバム」だそうですのでこれはないのか。
 ある意味今回買ったものの中では最も聴くのが楽しみなCD。
 腐ってもVan Halen、大丈夫なんじゃないの?と思ってますが・・・果たして。

2011年7月7日木曜日

昨日書こうと思って忘れてたコト

♪COCB-60010

 昨日書こうと思って忘れてたコト。

واحد

 DIR EN GREY新譜・DUM SPIRO SPEROの全曲試聴が何故かAmazon.comで、公式サイトよりも早くできるようになってました。
 2ch、DIR EN GREY本スレでも話題になってました。
 「事務所に通報だ」と言う奴、「これ聴いて購入決めた」と言う奴、色々です。
 俺は自力で発見したんですけど、切欠は完全限定生産盤の海外での値段を確認するためアクセスしたことでした。
 結局この仕様(SFCD-0092)は日本限定だってことがわかったのですが、別の思わぬ収穫となりました。
 2chのスレで言ってた奴とは違って俺は既に購入を決めていたけど、第一の目当て・DIFFERENT SENSE以外も非常に期待できるデキっぽくていいぞー。どれも一様に迫力があるね。
 音楽は「迫力」ありきですよ!
 エクストリームメタルみたいなものについては言わずもがな、美しい音楽だってポップなやつだってなんだってそうです。
 ちなみに今はもう公式サイトでも全曲試聴が可能になってます。
 ただし1曲ずつ再生ボタンを押さないといけないので、全曲の再生が終わるまでボタンひとつで面倒見てくれるAmazon.comでの試聴の方が俺はイイです。

إثنان

 このブログのAria la Balle Écarlateって記事のURLがYahoo!知恵袋で晒されてました。晒しっつっても別に悪意ある行為ではなかったんですけど。
 アクセス解析を確認するのが好きなんです。言語名を辿ってくる人、品番で来る人、アニメのタイトルで来る人、色んな動機がありますね。
 知りたいことに対しての事情が深刻で、辿りついたここで得た情報に救われた!なんて輩はいないと思うんですけど、それでも検索語句に導かれて来た先がこんなところで、絶対大した収穫はなかったであろうことを考えるとちょっと悪いことした気がしないでもないですね。
 数はぜんぜん稼げてないんだけど、ブログってのは取り扱う話題次第なんだなあと思わされる記事が、KamelotからRoy Khan脱退!!。現時点最もアクセスが多い。
 Aria la Balle Écarlate、当の本人であるところのオレは「そういやそんなの書いたなー」って感じ。あのウスい内容からして、ネタがなくてしょーがなく書いた感が濃いです・・・。
 ところでそのYahoo!知恵袋でURLを晒してくれた人、ベストアンサーに認定されてますが(マァ回答者が2りしかいないんだけどネ)言ってること間違ってます。
 色々言った挙句にla balle écarlateにあたる表現はla balle écarteが正しい、と言ってその直後にURL貼ってるんですけど、これじゃ俺が間違った言い方してるみたいじゃないっすか。
 緋色の表現に名詞形も形容詞形もないです、écarlateこれひとつで「緋色」だし、「緋色の」です。
 écarte自体は確かに実在する言葉ですがécarlateとは全然関係がないし、そもそも色を表す言葉で名詞形と形容詞形で互いに異なる語形を持つものってないんじゃないかな。
 色彩関係の形容詞は男女で語形が不変のものもあったりと、個人的には特殊なカテゴリという印象です。
 まぁ知恵袋の該当回答者については、説明してる内にわけわからなくなってきたんだろうなとでも思っときます。

ثلاثة

 これちょっと観てみてください。


 アア、かっこいいよなあホント・・・。
 5人いますが、その内3人は、

肌の色のせいでよく見えない刺青だらけの両腕とドレッドヘアー、
そしてパフォーマンスに適した特殊な形のマイクが特徴の
ゴツいネイティヴアメリカンボーカリスト
Chuck Billy

プレイよりもやや東洋系な顔立ち(実際はイタリア系らしい)と
ブラックメタル志向のシャウトが目と耳を引くふとましいギタリスト
Eric Peterson

髪の先が金がかった長髪をぶん回し(かっこいい!)、
指によるピッキングもピックによるピッキングも使用し(かっこいい!)、
更にフレッテッド&フレットレスどちらの仕様もお披露目してくれる(かっこいい!)、
最高にベースの似合う長身ヒゲヅラダンディー
Steve “Le bassiste masculin le plus beau du monde” DiGiorgio

 です。
 残り2人が問題!
 このドラマーとEric Petersonじゃない方のギタリストなんですけど、John TempestaSteve Smythで合ってるのかな。
 大分前から調べてて、昨日ようやくこの2人でFAかなと行き着いたんですけど、それでも確信は得られてなくて・・・。
 John Tempestaは人相とイレズミで、Steve Smythは同じく人相、髪型、体格、あとB.C. Richのエンドーサーらしいのでモッキンバード持ってるところからそうかなと。
 初めて見てからしばらくはDave LombardoGlen Alvelaisだと思ってました。
 なんかMetallum見ても、Steve SmythはTestamentでの活動について「2000-2004」表記があるけど、John Tempestaは2003年にプレイしたとは書いてないし、Wacken Open Air 2003のTestamentのラインナップを調べようと検索に検索を繰り返したけど一向に出てこないし・・・。
 確信はない、ないけど、この2人でキマリなんじゃないかとも思ってるんです。
 あと一押しなんです!
 明日にでも完全にハッキリさせたいぜ。

2011年7月6日水曜日

コンポでYesのFly from Here

♪TOCP-54225

 今日、コンポでYesFly from Here聴いたんですけど・・・実はコンポで聴くのは今日が初めて
 このCDに限らず、最近買ったものの殆どは音楽ファイルとしてしか聴いてないナァ。
 買うでしょ。
 帰ってくるでしょ。
 開けるでしょ。
 EAC開くでしょ。
 PCのCDトレイにセットするでしょ。
 範囲選択して取り込むでしょ(俺は1曲毎でなくアルバム全体を一ファイルとして取り込む。ボートラは一切含まない。但しこの方法だとアルバムの途中に含まれている曲(Stratovarius / Polaris邦盤のSecond Sightとか)は除けないので、ボートラはそういった位置にあるもの以外をハブる)
 で、EcoDecoToolのVBR・Q2セッティングにエンコードさせるでしょ。
 聴くでしょ。
 ・・・聴く手段がひとつできちゃえば、別の手段があることなんてもう考えなくなっちゃう。
 音楽ファイルとしてではなく、CDはプレイヤーなりコンポなりに入れて聴いてこそのもんだ!と強く思ってる・・・筈だったのですが・・・カタナシですナァ。
 PCで聴く理由は他にもあって、①聴きやすいボリューム調整がコンポよりもカンタン、②色んなCDからのファイルがクリックひとつで再生可能。
 どっちも俺にしたらデカい。
 ②はね、物凄く便利なだけに却ってCDひとつと付き合う時間がコンポで聴いてるよりも少なくなるんじゃないかなとも思えるんだけど、①は重要なんだ、マジで。
 コンポで聴くとなんかどうもボリュームがどこに合わせてもしっくりこない。
 最大が60で、いつも大体30らへんに合わせて聴いてるんだけど、もしかするともっとデカくするとイイのかもしれない。
 でもそうすると、ね・・・内外からのね、苦情がね。
 部屋から出るときは音楽とめるんで、他の部屋にいる連中の耳にどう届いてるかってよくわからんのよね。
 勿論屋外や隣家への音の届き具合となるとサッパリだ。
 「美しい音楽もボリューム次第で騒音になる」という旨の、もっとじょうずな言い方で書かれた注意を昔なんかで読んだんだけど、確かにその通りだよねえ。
 そういや今日はOriginも初めてコンポで聴きましたヨ。
 Originなんかテクデス系統では大分聴き易い部類に入るんじゃないかと思ってるんですけど、やっぱノイズ垂れ流しに近しいものとしか捉えられない人もいるんですかね・・・。
 なんか今思わず溜息出ましたヨ。
 音楽ってムズカシイ。

2011年7月5日火曜日

Chris Broderickのギターソロがかっこよすぎて

♪MICP-10940

 Chris Broderickのギターソロがかっこよすぎて死にそうです。
 いや・・・前からわかってたんだけど、なんか最近ミョーにハマってる。
 ソースはMegadethの現時点最新アルバム、Endgame
 44 Minutesの最後は最初聴いたときぶったまげたし、今聴いても凄まじく思う。
 なんかDave Mustaineと交互に弾いてるの聴いてると、「あれ?Dave Mustaineってプレイこんなイマイチだったっけ?」と思う。
 リフのアイデアは天才的だけどねえ。
 Chris Broderick、つべにあがってる動画でも色々やってる様が観られて非常に面白い。
 いやホント、元相棒のJeff Loomisと比較して、技巧さはどちらも凄すぎるので差があるのかないのかわからないくらいだが、素養なら上をいってそうだ。
 このモダンシュレッダーが加入して、Dave Mustaineとは個性の異なるプレイでMegadethに新たな魅力を与えているが、ここでMegadethからギタリストが脱退した際の新たなセカンドギタリストとしてよく話題になるらしいAnnihilatorJeff WatersがMegadethでプレイすると、どんな曲が聴けるんだろうと思ってしまうな。
 Dave Mustaineを圧倒するプレイヤーは意外にも浮かないことがわかったわけだし、なんとなくChris BroderickはMegadethで長続きしない気がするので、Jeff Waters加入は100%有り得なくても(本人がMegadethでのプレイはないと言っているそう)、是非次も脳より先に耳がびっくりするようなプレイヤーを入れて、「Megadethのセカンドギタリストはハイパーシュレッダーばかり」という歴史を作っていって欲しい。面白そうだし。
 まぁ、Dave Mustaineの年齢からしてそんなまだまだ続くバンドであるというわけでもなさそうだけど・・・。
 その点Metallicaはタルーくやっても売れるから得だよねえ。
 いやDeath Magneticは個人的にめちゃアツかったけどね。俺は超ハマりました。
 まぁでも意図的であろうがそうでなかろうが、Metallicaの将来は安泰だよね。運のいい連中だ。

2011年7月4日月曜日

当然LPプレイヤーなんて持ってないけど

♪COCB-60010

 DIR EN GREYの新作アルバム・DUM SPIRO SPERO、値段と大きさがネックですが私は初回限定盤を買います。
 収録曲が公表されるまで、2ch邦楽板のDIR EN GREYスレでは新譜の曲名予想なんてしてる人がいてなかなかオモシロイ。
 何故かは知らないが、「ものすごい光」ってのが曲目予想してる人たちの間で共通して入れられているというネタがあるんだけど、たとえディルじゃなくてもこの曲名は笑えるぞw
 俺は得体の知れないアルバム用の新曲より、実はシングルのDIFFERENT SENSEを楽しみにしてます。
 サビのドラミングが斬新で衝撃的でした。
 サビに至るまでは普通のコアっぽくなっているらしくてそこは不安ですし、Toshiyaのベースプレイは単純化の一途を辿っているそうですが、Shinyaの軽快なドラミングがあればDIR EN GREYは大丈夫です。
 あと同アルバムアナログ盤はなんか日本屈指とされるスゴイ人がマスタリングを担当したらしくて、CD盤とのデキの違いをバッチリ聴き比べてみたいもんです。
 まぁ、当然LPプレイヤーなんて持ってないけど・・・。
 あっ、そういえば田舎にはあるな!
 いやでもあんな骨董品で再生したら、音出ないくらいで済めばまだいいけどLP本体が傷むかもなー・・・。

2011年7月3日日曜日

EMI 1994-1998 BEST OR “WORST”

♪TOCT-24739

 Vocalonationは昨日書いた時点から更に1、2曲流したところでとめた。なんでか忘れたけど、なんか他のことしたくなった覚えがある。「感想書く」って明記した以上は1度くらい最後まで聴かないといけないわけだけど、今日はまだ聴いてないし、日付変わるまでに全曲は不可能なので諦める。
 それよりこれだよ、これ。
 どれ?
 これ!TOCT-24739
 いやあー、黒夢ってこんなかっこよかったんですね。
 以前俺はSOFT DISKに入ってる曲の方が好きなものが多く、HARD DISKはなんか演奏ゴチャゴチャしてるし清春の歌は粗すぎだしで、後遺症 -aftereffect-など数曲を除いて好きな曲はSOFT DISK収録のものよりずっと少なかった。
 しかし!
 今日ふと自閉症 -autism-のサビを思い出して口ずさんでると久々に聴きたくなってつべで検索。なんとPVがあるじゃあないか!CHANDLERとかも・・・アルバムの曲なのに、バンドカラーの演出のためにカネかけることを惜しまなかったってことなんですかね。
 俺の弟が初回プレスのEMI 1994-1998 BEST OR WORSTを昔持ってまして、自閉症はそれで聴きました。俺が持っているのは残念ながら2002年に再発されたものの方で、同曲未収録。有名なようですね。俺が再発を買った当時はそんな事情知らないし、なんでCHANDLERから始まってるんだろう、自閉症最高だったのにと思ってました。
 で、普段はどんなアルバムだろうが1曲目から、2枚組のものなら1枚目の1曲目から聴くのが常であるが、その自閉症が本来入っていた2枚目のダーティな面を改めて吟味してみようじゃないかと再生・・・。
 1曲目のCHANDLERからヤバイ!なんだこりゃ、文句つけようがないぞ!
 HR/HMを経た今の方が真価がわかりますね。
 いやー、久々に聴いてホント良かった。持ってて良かった。買ってて良かった!
 昔は清春の歌だけじゃなく、バックトラックもゴチャゴチャやってるようにしか聞こえなくて、本気でヘタな連中が演奏してるのかと思ってました。でも確か後遺症だかSICKだかのバスドラムは粒揃ってなかった覚えがあります。
 いやー、トンデモナイですね、ヘタクソが演奏してるとか。
 バンド結成当時のままHARD DISK収録曲を録音してたらヒサンなことになってたかもしれませんが、そこは卓越したギタリストやドラマーを他からスタジオ録音限定で持ってこれる強みと、佐久間正英の強固なプロデュース。今聴くと切れ味抜群だし音も実は非常に整ってます。
 雰囲気こそヴィジュアル系の香りを漂わせてますけど、こんなに普遍的なハードロックをプロデビューしてものの2、3年で実現させてしまうヴィジュアル系バンド、そうそういるでしょうか。
 清春の歌や歌詞、曲調につられたが為に、ガラクタこねくりまわしてるような印象を持ってしまったのかもしれません。
 母体は2人で成っている為、個性の塊である清春と共に目立たないわけがない和製D.D. Verni人時もシンプルながらミョーにシビれますなあ。
 うーむ、凄まじいベストアルバムがあったものだ・・・いや紛れもなく俺のなんだけど。
 そういや昨日か一昨日、これまた久々にPIERROTPRIVATE ENEMYも聴いたんだよね。
 #1がすげーヘヴィで驚いた。このヘヴィさがずっと持続するわけではなかったのが残念だ。
 正直FINALEは企画倒れじみた完成度で、楽曲よりもテーマに沿った歌詞なり演出なり優先だったので大半の新曲は紙一重で佳作か駄作かってものばかりでしたが(特にNEWBORN BABYはヒドイ。これだけは褒めようがない)、メジャー1stアルバムがアレだったとは信じられないような力作を作り上げてきてたのですね。
 まるで、DIR EN GREYMACABRE(関係ないけどマカブラって読むらしいですね、これ。マカブルってずっと読んでました。フランス語知らない頃から。というかマカブラはおかしいんだけど)でいきなり濃く、しかし更に聴きやすく大進化を遂げたが如きです。
 ジャケからインナーまで基本色を黒で統一しただけのことはある作風で、これに乗せた歌がキリトのものだってのがもったいないね・・・。MASS GAMEとか不謹慎な恋とかにゃ合ってるんだけど。
 要は、ヘヴィ過ぎたんでしょうね。CREATUREも録り直ししたが為にキリトの力不足っぷりが更に顕著に。HEAVENとかID ATTACKのようなギターが低音をガッツリ弾く場面の少ない曲が多いアルバムで活きるボーカルなんですね。AUTOMATION AIRa pillなんかのパフォーマンスは言うことないですし。

 昔のアルバムは面白いなあ!

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