本日はバイト先の新店長並びに旧店長の歓送迎会。
これまでにあった飲み会を振り返ってみると日付が変わるまでに帰って来られるかわからないので
この時間-現在11:54-に投稿です。
Fleshgod Apocalypseに夢中です!
・・・っつってもまだ1曲しか知らないケド。
コレね。
でもまぁ、俺にとっちゃこれ1曲で十分伝説級です。
最近新しく知ったバンドの中じゃダントツで衝撃度が最高だね。
Nuclear Blast Records所属のバンドで、最新作Agonyが日本コロムビアから出ております。
だからNuclear Blast日本版サイトでその存在は知ってたし、どういう曲をやってるバンドなのかってのも、同バンドを紹介する文章上では知ってたけど、・・・俺、シンフォニックなんちゃらってバンドにあんまりいい印象がないんですよね。
大抵が、メタル名乗ってるのに何故そんなにシンフォを前面に出してるの?ってバンドなんですよ。
俺はメタルが聴きたいのに肝心の演奏がシンフォに押し殺されてるようなバンド・・・まぁたとえばWithin Temptationですよ。
この辺うまーくどちらの要素にも魅力があるのはやっぱNightwishスかね。
シンフォ要素自体はイイんですよ。多重弦楽奏がもたらしてくれる高揚感とか迫力ってのは筆舌に尽くし難いものがありますよね。人間が発明したもので、人間本人の力量じゃどうやってもその利便性や有用性に敵わないものが星の数ほどありますが、オーケストラ態勢で鳴らす複数の弦楽器はその中でも最も愛されるべきものだと思いますね。
まぁNightwishみたいなのは稀有も稀有なんで他の連中を探ってみるんですが、まぁこれがもう上で言ったとおり、だからメタルはどうしたの?って奴ばかり。
あとは、Nightwishを基準にしてるからどうしてもボーカリストがショボく思えてしまうもの・・・EpicaとかEdenbridgeとか。
そういやそのNightwishもAnette Olzonなんていう普通の人入れちゃったからもうどうでもいいバンドの仲間入りしてしまいましたね~。
いや、やっぱりTuomas Holopainenの作曲能力、メロディづくりの才能たるや並々ならぬものがあるので、あのネーちゃんが歌うにしても耳を惹きつけるものは未だに生み出せてはいますよ。
でもさ・・・声質や歌い方に好き嫌いはあるとしてもTarja TurunenとAnette Olzonを聴き比べてみて、どっちにより圧倒されるのかを問題にしたとき、後者を選ぶ人って・・・いる?
いないよね。
いたとして、と考えることすらもうイヤだけど、耳おかしいよそいつは。
まぁそんなわけで、シンフォニックメタルはNightwishの登場と共に、いや厳密に言うと2ndアルバム・Oceanbornが出たとき完成形を見て、そこからNightwishのスタジオアルバムが相次いでリリースされるなかで隆盛を極め、Onceが出た後Tarja Turunenの脱退と共に終わりました。
Rhapsody?
うーん・・・。
好きなバンドではあるしメロディも好み、今シンフォニック要素のあるバンドといえば多くがゆったりしたゴシックメタルを標榜していますがスピードメタル寄りだから曲を聴いて与えられる高揚感は比較的強いものの・・・演奏がめちゃめちゃワンパターンですからね。
Luca Turilliはなにかっつーとスウィープだし。
Alex Holzwarthの足はとにかくツーバスありきだし。
まぁそんなわけで、シンフォメタルっていう試み自体は別にいいんですが、いまいち好きになれないんですよ。
知ってるバンドが数少ないのは語る上で問題かもしれませんが、そもそも新規開拓しようという気になれないんだからしょうがないじゃん。
そこで出てきたこのFleshgod Apocalypse。
デス+シンフォという絶対中途半端な方向性になっていそうなジャンルに属していると思しき紹介のされ方、そしてこの仰々しいバンド名。しかもアー写では全員黒塗りでなんかイロモノっぽいし・・・。
聴く前から敬遠ですよ。
God Forbidがショボかったからかな~、或いはgodなんてついてたら「本当にお前らそんな言葉を冠するほどすごいんだろうな?」と期待値を己の中でかなり上げてしまうからか、がっかりしたくなくて詳しく知ろうとする気がなくなるんですよね。
まぁ今ギリシャ語やってんし(apocalypse < ἀποκάλυψη(アポカリュプセー))・・・というのは別に関係なく、つべのNuclear Blast Recordsチャンネルで久々にバンド漁りやろうと思って、リストの上から順に機械的に選んでいったバンドのひとつでしかなかったんですが・・・これが大当たり。
上で挙げたシンフォニックメタルならではの要素、そして同時にシンフォニックメタルならではの短所であった要素を長所にしていて、ようやく俺の中でNightwishと比べずに済む新たなシンフォニックメタルのスタンダードとなるバンドを見つけられました。
Nightwishと比べたらどいつもこいつも二番煎じですから。
Nightwishよりも先にやってるとしてもNightwishが完全にそいつら超えてますから(たぶん)。
デス要素も文句ないですね。
まずドラマーが半端ねぇなと思いましたが、sickdrummer.comで取り上げられるような人だと後でわかってああ当然だなと(たまーにイマイチな人の扱いもありますが)。
あと、バンドメンバーはキーボーディスト以外はギタリストなどの他にボーカリストとしてもクレジットされていて、The ViolationのOfficial Videoを観た人はハイライトのひとつに必ず挙げるであろう、あのベーシストが歌う場面は俺も勿論超お気に入り。
ライブじゃ多分再現性は低いだろうな・・・と既に思わされつつも、ボーカリストが良くも悪くもあまり特徴のないデスメタルボーカルを披露しているので、アレは尚更目立つし、是非ライブでもばっちり歌えるように訓練して欲しいところですね。ボーカリストはBehemothのNergalにかなり似ていてドスをきかせた低音を基本にしているようで、高音でわめいたりはしていません(あくまでもThe Violationでは、ですが)。
最後にFleshgod Apocalypseの面々:
⑤ ② ④
③ ①
Tommaso Riccardi - Vo. / Gt.
トンマーソ・リッカルディ ※
Christiano Trionfera - Gt.
クリスティアーノ・トリオンフェーラ
Francesco Ferrini - Key.
フランチェスコ・フェッリーニ
Paolo Rossi - Ba.
パオーロ・ロッスィ
Francesco Paoli - Ds.
フランチェスコ・パオーリ
素晴らしき5人の男たちです。
日本コロムビアを通して彼らのアルバムを買い、これからも注目していきたいと思います。