2011年10月3日月曜日

他のレーベルのこと忘れてました

 Nuclear Blastばかりに目をやっていて、他のレーベルのこと忘れてました。
 今日バイト先が6時過ぎてからやたらヒマだったのでAmazon.co.jp内を徘徊しながらサボリ。
 なんとOrphaned Landが初となるライヴDVDをリリースとな。


② ①
⑤ ③ ④

יעקב "קובי" פרחי - Vo.
ヤ’アコヴ・“コビ・ファルヒ ※1
יוסי "סאסי" סהרון - Gt.
ヨスィ・“サスィ”・サハロン
מתי סוטיצקי - Gt.
マティ・スヴァティツキ
אורי זילכה - Ba.
ウリ・ゼルハ
מתן שמואלי - Ds.
マタン・シュム’エリ
שלומית לוי - Vo.
シュロミト・レヴィ(ツアーメンバー)

 ※1:
 バンドは活動するにあたって、基本的に名前はラテン文字に転写したものを使用しています。
 以下、公式サイト準拠:
 Kobi Farhi
 Yossi Sassi Sa'aron(Saharonじゃないんだよなぁ。実際の発音は確かに、現代ヘブライ語での子音としてのהの音が弱いこともあって、「サ’アロン」に近いものではあるけど。尚、יוסיはיוסף(yoṣef)の省略形ですが、生来יוסיなのか実はיוסףという名なのかは不明)
 Matti Svatizky(en.wikipedia.orgではSvatitzki)
 Uri Zelha(同サイトではZelcha)
 Matan Shmuely
 Shlomit Levy

 メタルバンドとしてのパフォーマンス、惜しみなく放出される中東の雰囲気、そして客のノリ、スーパーなデキですな・・・これは欲しいぞ・・・。
 絶対邦盤は出ないだろうなぁ。
 The Never Ending Way of ORwarriORは発売されるとわかってすぐに海外盤を予約し、届いたモノを聴いて満足したのでその後邦盤が出たのかどうかは確認しなかったけど、おそらく出てないだろうね。
 それから、活動してるんだかしてないんだかよくわからない、天下無双のプログレメタルアクト・CynicEPをリリース。



Paul Masvidal - Vo. / Gt.
ポール・マスヴィダル ※1
Sean Reinert - Ds.
ショーン・ライナート ※2

 ※1:
 この動画によると、発音はMas-に強勢をおくようです。aが長音に聞こえますが、アクセントがあるが故に少し長くなっているだけではないかと・・・。それにしても、探せばあるもんですね。
 ちなみにこのライヴでのラインナップは、Paul Masvidal、Sean Reinert、Tymon Kruidenier(Vo. / Gt.)、Robin Zielhorst(Ba.)の4人です。この2人はExiviousのメンバーでもあり、オランダ出身です。読みは、Tymonがなんか本名を英語風に綴ったものである気がしてしょうがないので、「タイモン・クラウデニエル」としておきます。もうひとりは「ロビン・ズィルホルスト」。

 ※2:
 この動画(@0:40)での発音を参考。

 またかよと思ったが、今回はRe-Tracedとは違って全曲新作だ!
 それにEPっつっても、これまで出したフルアルバムと比べて収録曲数と収録時間が著しく劣っているわけでもない。
 Metallumで確認すると、レコーディングはCynic発足時からの正式メンバーであるPaul MasvidalとSean Reinert、そしてセッションミュージシャンとしてSean Malone(ショーン・マローン - Ba.)を迎えての録音だったようだ。今回はゲスト扱いだがデビュー作・Focusと2作目・Traced in Airでは正式にバンドの一員だったわけで、勝手はまったく変わっていなかっただろうと思われます。
 ちなみにこの印象的な、なんとも形容し難い-火砕流のような-ものをジャケにしたアートワークはRobert Venosaなる人物の手によるものらしいが、既にお亡くなりと書いてある・・・。
 ブラジル産の兄弟ブルデストリオ・Krisiun新作リリースも見逃せない。

② ③

Alex Camargo - Vo. / Ba.
アレックス・カマルグ
Moyses Kolesne - Gt.
モイゼス・コレスニ
Max Kolesne - Ds.
マックス・コレスニ

 前作・Southern Stormで初めて同バンドを体験しノックアウトされた身としてはかなり気になる作品・・・。
 さて新譜情報を話題にした上でこの話を繋ぎたく思うが・・・これら判明している新譜情報にはまだ含まれていないが、制作は続いているらしいCryptopsyのニューアルバムはダブル・アルバムになるとバンドがアナウンスしていることを、今日たまたま目にした。

⑤ ① ②
③ ④

Matt McGachy - Vo.
マット・マクガヒ
Christian "Chris" Donaldson - Gt.
クリスティアン・ドナルドソン
Jon Levasseur - Gt.
ジョン・ルヴァスール
Youri Raymond - Ba.
ユーリ・レイモンド
Florent "Flo" Mounier - Ds.
フロラン・ムニエ

 The Unspoken King発表時に、これまでと異なる作風に批判が寄せられていることに対し、「イヤなら聴くな」とFlo Mounierは言っていた。
 いつ出るかわからないがしかし必ず出ることになるであろう新作は一体どんな曲で占められているのだろうか・・・。
 言っておくが俺はThe Unspoken Kingにはかなりハマったクチだ。誰がなんと言おうとあれはすごくいいものだ。
 かなり前にも書いたが、あれほどいい音で、そしてこの上なく安定したFlo Mounierのプレイの聴けるアルバムはこれまでになかった。まずあれに圧倒された俺はそれだけでも聴けて良かった。
 メタルコアだと叩かれたMatt McGachyだって、何度言うことになろうが構わないが、前任者たちとはまったく違った歌唱がこれまでのボーカリストたちと変わらずCryptopsyの新シンガーとして最高だった。
 リズミカルなパターンがこれまでになく強調された新曲群に於いて抜群の相性を見せた柔軟な、故に飽きのこない迫力充分の歌唱力!
 Cryptopsyの前にボーカルを務めていたバンド・3 Mile Screamでの歌唱も聴いたことがあるが、そこでの働きっぷりにはなんの衝撃もなかった。
 だから却って「これがCryptopsyに来てこうなるのか!」と驚愕させられたものだ。
 Lord Wormにあれができるだろうか?
 Mike DiSalvoには?
 Martin Lacroix(マルタン・ラクルワ)ではどうだろう(Cryptopsyのボーカリストとしては、None So Liveというライヴアルバムでのみその歌唱が聴けた)。
 スタイルが違うからそんなこと強いてみても無意味だとはわかっているが、個性の違う者同士を比較すること自体は無意味なんかじゃない!
 凄いものは凄いんだ。
 Chet AtkinsTiago Della Vegaを比べてなんになるだろうか?
 Chet Atkinsの演奏の方が聴いてて楽しいことがわかります。
 俺は未来永劫CryptopsyのボーカリストはMatt McGachyでいい。
 ただしかし!
 Jon Levasseurが帰ってきた。
 The Unspoken Kingのあの作風は、バンドリーダーであるFlo Mounierの嗜好の変化が現れたものだと個人的には思っている。
 そして決定的な名声を得るきっかけとなったNone So VileWhisper Supremacyの魅力の源を生み出すことに貢献したJon Levasseurは、Once Was Notでは辛うじて客演があったものの、The Unspoken King制作時には影も形もなかった。
 そんな彼が今、Cryptopsyとして活動している。
 The Unspoken Kingは素晴らしいアルバムだったが、それの第2弾が欲しいかというと別だ。
 更に卓越したドラミングテクニックが魅力的なFlo Mounier、稀代のエクストリームメタルボーカリスト・Matt McGachy、そしてCryptopsyの名をテクニカルデスメタルのパイオニアとして天下に轟かせた功労者のひとりであったJon Levasseur。
 残念ながら、功労者の別のひとりであったÉric Langloisはもういないが、この3人が揃っていると知れば、いい意味でThe Unspoken Kingの影が僅かも残らず吹っ飛んでしまうような作品が期待できるし、また、そうしたいと思う。

 Nuclear Blast以外にも注目することを思い出させてくれた、いいサボリタイムだった!・・・と〆ておこう。

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