2011年8月26日金曜日

Not Ready to Die

 なんとAvenged Sevenfoldが新曲を発表していました。
 タイトルは「Not Ready to Die」。
 なんかなあ。
 何かに提供したものだということで(まともに情報読むのがメンドっちくて忘れた)、曲調や詞の内容、それを元にしたであろうこの曲名なんかはA7Xが100%統制したものではなかったんだろうけど、やっぱどーしてもまだThe Revのこと引きずってんのかなと思ってしまうよね。
 ちなみにいつの間にか彼の死因は判明・公表されていて、アルコールとアブなくない方のお薬が原因だったんだとか。
 いや別に苦楽を共にしたバンドのメンバーとしては一生引きずっててくれていいんだけど、こっちとしては現時点最新アルバムにして、Mike Portnoyのショッボいドラミングが披露されたNightmareを以ってその死をしみじみ噛み締め、さて次のドラマーはどんなかなとか考え始めたりするわけですよ。
 アレッ、まだレヴがトピックになんの?とちょっと驚き。
 レヴの夭折に改めて向き合って、「俺(たち)はそう簡単には死なねーぞ」という決意を込めたものであってもね。
 つべでフラフラしててこの曲がうpされてるのを発見したんだけど、バンド名とセットでこの曲名をググってみると、そのなんとかに提供した曲であるということ、そして新ドラマーが加入しての初めての音源だということが、あるサイトに書かれてました。
 注目は矢張り2つ目。
 Arin Ilejay(エイリン・アイルジェイ?名も姓も初めて見る)なるドラマーで、Wikipediaには既に彼単独のページがあります。去年解散したConfideというメタルコアバンドのメンバーだったそーです。同バンドの記事で集合写真が見られますが・・・どれがArin Ilejayかわかりませんが、ダセー面々だな・・・。
 上の「あるサイト」は日本語のサイトで、しっかり「新ドラマー」って書いてあったんですけど、Wikipedia.enによると「ツアーメンバー」だそうですよ。
 「ツアーメンバー」は「新メンバー」じゃないんじゃないの・・・。
 どこの国の人ならそう見なすのか知らないけど、サポートは一時的に手助けする人以外の何者でもないと思うけどな、個人的には。
 ちなみに曲のデキですが、一言にするとヘヴィな感じ。Nightmareで聞かれた、暗さへの比重が強いヘヴィさとは違うけどね。
 一部M. Shadowsのドスのきいた声の出し方がこれまでで最もエゲツない印象で、他はまぁ、いつものA7Xです。
 ドラムの音作りはこのArin Ilejayの個性が表れているのか、バンド全体が納得したものなのか定かではありませんが、The Rev(とついでに一応Mike Portnoy)よりもかなり重たくて、A7Xにはちょっといきすぎな気がしました。まぁ、The Revの音に慣れてたらどうしてもね・・・。
 まぁ、今後の活動がこれ1曲で占えるわけでもないし、個人的にはArin Ilejay正式加入~新作発表で全然構わないのですが、このままどんどん重くなっていって溜めたノリ重視のヘヴィなだけのメタルコア色を強めるのだけはカンベンして。
 Nightmareは私はすごく気に入りました。
 暗いなあとは思いましたが、暗い=悪いじゃないし、The Rev死亡直後のアルバムが、彼が存命であった頃から製作が始められていたものの、結果的にああいうカラーになってしまうのはしょーがない。FOREVERとか書いちゃうのもわかる。Bon Scottを喪った直後のAC/DCみたいに表向き、Hells Bellsの鐘の音だけで追悼を表した、ああいうやり口の方がスマートだとは思うけどね。
 一緒に歌えるメロディアスなボーカルパート、ギターパート、共にバンドのアンサンブルと一体になってノれる全体の雰囲気、これまでと比べてもまったく遜色ない。
 しかし、シンプルさはあれでそろそろ限界です。
 City of Evilの頃の、ガチャガチャと色々詰め込みたがる気持ちには、彼らはもう戻れないのでしょうか・・・。
 あれは、但し、整理しきれてないなという印象もまたありました。
 今彼らにある磨かれたセンスを以ってあれの洗練版をつくってみるとどうなるんだろう?
 あくまで願望でしかないんですが、次は・・・いや、いつかでもいいから、新作としてそういうのが聴いてみたい。
 A7Xに俺が飽きる前に。
 ね。

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