2012年3月10日土曜日

生まれて初めて買ったジャズのCD

生まれて初めて買った、ジャズのCD-Undercurrent


 何故これを買うことに決めたのかは・・・今よりもっと話すにいい機会が、遠くない将来あるだろうと思いますので、そのとき話題にしたいですね。
 とりあえず商品レビュー。Deathのときと違って、商品からわかること以外で知っていることを添えつつ話を進めていくってのは不可能でしょうね。
 まず、ミュージシャンの名義は、Bill Evans & Jim Hall
 Bill Evansくらいは俺でも知ってますが、Jim Hall?キエスキセ?全然知らん。
 実は厳密に言うと、Jim HallのCDだから買ったんですが・・・。その理由についても、「遠くない将来」に得られる機会で言及することになると思います。
 品番はTOCJ-50027なんですが、帯を取ると見られる背表紙には「(UA原盤)」と書いてあります。こんな表記のあるCDは初めて見たな。
 で、CDのレーベル面を見ると、「TOCJ-50027」に、「UAS15003」という品番が併記してあります。これが原盤としてのNo.なんでしょうね、たぶん。これでググるとちゃんとこのUndercurrentが出てきます。
 また、この面には「UNITED ARTISTS JAZZ」とも書いてあります。帯には「JAZZ名盤 999 BEST & MORE」とあり、企画モノリリースのようですが、「UNITED~」の方も、原産国でのシリーズ名とかなんでしょうかね。なんとなく書いてあるだけって可能性もありますが。
 上記の「999」の名の通り、そう、¥999です。正直、この安価も購入を決心させた大きな要因(笑)。ジャズ史上、永遠の名声が約束された不世出の名作らしいですからね、そんなものが999円で買えるってんなら、そりゃ買うでしょう、ってことで。ハダに合わなくても999円だし、まいっかとさほど悔みも生まれねー。
 帯によると、24bitデジタル・リマスタリング。うーん?俺にはさっぱり意味がわからない。それにどうでもいい。こう書いてない商品なら買わない!なんて夢にも思ったことがないほどに。
 さて帯の裏を見てみると、UA原盤を販売している「リバティー(原語: Liberty)」について短い説明があります。「UA(ユナイテッド・アーティスツ)」という映画会社のサントラ・レーベルなんだそうです。なるほど、CDレーベル面にあった「United Artists Jazz」の表記は、UAから出たジャズのCDですよってことか。
 裏面から得られる他の情報は・・・JANは4988006882515。で、「10・9・22 (06・6・14)」とあるので、「2006年に日本でリリースされたUndercurrent」の2010年再発バージョンですね。つまり、装丁が変わっていても、マスタリングとか、肝心のCDの中身は2006年から何も変わってませんよってことです。
 発売はEMIミュージック・ジャパン。帯の表に「EMI Music Japan Inc. 50th Anniversary」と書いてあるので、それを記念しての再発、ってことなんでしょうかね。
 さて、パッケを開けるのはもう少し待って、次に裏表紙。「Wait Quickly」というタイトルを戴き、なんか英語で書いてあります。Barry J. Titusって人が書いたようですが、読むのメンドくさいんでパス・・・。
 トラックリストが記されていますが、全6曲収録で半分ずつ「SIDE 1」と「SIDE 2」として区別してあるところが古めかしいですね。そういや、ジャズのCDを買うのは初めてだけど、ジャズのCDを手に取って見たことがないってわけじゃない。uchiで売ってるジャズのCDも、こうやってLP風にトラックリストが構成されているよなあ。伝統なのかしら?

 SIDE 1
  1. My Funny Valentine (Rodgers・Hart) Chappell & Co.・ASCAP
  2. I Hear a Rhapsody (Fragos・Baker・Gasparre) Broadcast Music, Inc.
  3. Dream Gypsy (Veevers) Suffolk Music・BMI
 SIDE 2
  1. Romain (Jim Hall) MJQ Music・BMI
  2. Skating in Central Park (John Lewis) Julie Music・BMI
  3. Darn That Dream (DeLange・Van Heusen) Bregman, Vocco & Conn・ASCAP
 タイトルの後ろになにかくっついてきてますが、作曲者と、版権持ってる会社でしょう、おそらく。書いてある通り全部写しました。
 それにしても・・・オリジナル曲1曲だけ!?他者の曲をレパートリーにするところがクラシックっぽいですね。ちなみにクラシックもCD持ってません。買うなら、「超絶技巧」で有名なリストのピアノ曲が入ったCDかな~とか漠然と考えてはいますが。オーケストラは寝そう。
 トラックリストの後に若干のクレジットがあります。
 まず奏者は、

 William "Bill" Evans - Piano
 ウィリヤム・“ビル”・エヴァンズ
 James "Jim" Hall - Gt.
 ジェイムズ・“ジム・ホール

 で、プロデューサーはAlan DouglasJazz Theater, Inc.と併記されているんですが、この会社から出向して来た人ってこと?わからん。
 で、残りのクレジットが以下の通り。
  • Sound - Bill Schwartau
  • Typography - The Composing Room, Inc.
  • Package Design - Gauna-Douglas
  • Inside Photographer - Charles Stewart
  • Front Cover Photographer - Toni Frissell
  • Back Cover Photographer - Frank Gauna
 なんかメタルのCDじゃみたことないクレジットがあってどう日本語(カナ)にして書いたらいいものかちょっと悩んだんで、見た目の統一を計るためにもそのまま丸写し。「Back Cover Photographer」って・・・?文字が書いてあるだけなんですが。オリジナルには写真が載ってるのか?
 ようやくパッケージを開いて、まずは表紙代わりの紙を取り出します。薄っぺらい・・・というか、1枚の紙が折りたたんであるだけ。中は2ページ丸ごとライナーノーツで、文責は藤本史昭とかいう人。「2010年8月6日」と併記。
 裏面には、モノクロでBill EvansとJim Hallが揃って写った1枚の画像。ここと、あと帯の裏表紙側にも書いてあったけど、録音は1962年4月24日5月14日だそうです。I Hear a Rhapsodyのみが4月24日に録音と注釈がある。・・・って、え?たった2日で録音したの?というかほぼ1日だよね。録音に携わったミュージシャンが2人だけだからか?制作期間全体が2日というわけではなく、また、2人分の演奏を録音するだけでよかったとはいえ、それでも驚異的ダナ、メタルリスナーからすると・・・。
 最後にトレイ(つまり裏表紙の裏にプリントされているもの)には、ジャズ名盤 ベスト&モアのカタログが宣伝されています。品番はTOCJ-50001~50で個々が識別されているそうなので、とても覚えやすいですね。Libertyの他、俺は勿論全然知らんけど、DialRouletteRoostPacific Jazz・・・といった、Libertyと同じくレーベル名であると思しきもののロゴが、商品のパッケージと共に印刷されています。あ、Capitol Recordsだけは知ってるぞ。
 とまあ、今回はこんな感じ。
 あとは聴くだけ。
 ピアノとギターだけなんだよな・・・聴く前からすごいヘンな気分。

過去の記事(アーカイブの頻度: 週毎)