Mnemicが来年、新譜出すらしい・・・。
「ノルウェーバンド祭り」の記事中、Susperiaの面々の名前についての注釈の中でちょこっと名前出したけど、バンドの動向なんかはここ最近全然知らなかったんだよね。やっぱふとしたことでも自らバンドや人を話題にすると、殆ど忘れかけていても関心が再びその人らに向き出すもので、そういや何してんだろと思ってたが・・・果たしていいところにニュースが飛び込んで来たってわけだ。
-“Sons of the System”レコーディング・ラインナップ-
①
⑤
③
④
②Guillaume Bideau - Vo.
ギヨーム・ビドー ※G
Mircea Gabriel Eftemie - Gt.
ミルチャ・ガブリエル・エフテミエ ※M
Rune Stigart - Gt.
ルーナ・スディーアード
Tomas "O'beast" Koefoed - Ba.
トーマス・“オ・ビースト”・コーフォズ ※T
Brian Rasmussen - Ds.
ブリーアン・ラスムスン
※G:
名前からしておそらくフランス人。なのでフランス語読み。というかこれデンマーク語読みしろって言われたら大いに困る・・・。
※M:
デンマーク人らしからぬ名前(特に「Mircea」)だなと思っていたら、「Mircea」はルーマニア人の名だそうです。また、「Eftemie」でググって最初に出てくるサイトがルーマニア人のものなので、国籍がルーマニアなのかデンマークなのかはさだかではないものの、ルーマニア“系”なのは確実だと思われます。
ルーマニア語は殆ど知らないに等しいけど、これで読み方合ってるかな?
この動画で、英語圏向けには「マーシャ」の如くだと確認できます。「名前なんて呼んだらいいの?」的な困惑を顕にしたインタビュアーを見るのは初めてだw
でも最初に「ミルチャ」って言ってるから、それで通しゃいいと思うんだけど・・・。
つーか「ネミック」って言ってる?「ニーミック」なんじゃあ・・・?
Brian Rasmussenも「ネミック」っつってる!
en.wikipedia.orgに騙された!
※T:
Wikipediaにはいくつかの言語でMnemicの記事が作成されていますが、言語によって「Koefoed」だったり「Koefod」だったりです・・・。最初にMnemicを知ったとき目にした「Koefoed」をここでは採用しました。
この画像の繋ぎ方気に入ってしまったw
さて今回デンマーク人名につけた仮名での読み方ですが、人によってはめちゃめちゃ逸脱しているかもしれません。というのも、デンマーク語は英語以上に綴りから音が導き出しにくい言語です。
たとえばkys(キス)とlys(光)のYの音は互いに異なります(/ø/と/y/)が、・・・指標なしでどう判別つけろと?
他にIなんかも、/e/だったり/a/だったり、勿論字のまま/i/だったり。
個人的に最も印象的なのは、seksとseksten(英語で言うsixとsixteen)の、「seks-」の音の違い。知れば「ナゼ?」となることウケアイなので、自分の目と耳で確かめてみるとよいです。
「こう発音する」と知っておかなければ読めない語があまりにも多い。
それを言うならフランス語なんかも大抵の言葉が初見では読めないことから悪名高いと思われますが、「qu'est-ce que c'est」と書いてその実、読みは「keskse」でしかないなど綴りは煩雑であるものの、「重大な例外」は、読みの規則に於いてそれほど多くはないはずです。
Aと書いてあれば前舌/a/か後舌/ɑ/かの違いしかない。
英語は、たとえばapple、spa、grave、tall、national、それぞれの太字のAの読みが異なりますよね。しかもappleとspaのA以外は/a/の類音ですらない。
更にAとはまったく異なる字(sign、cut、monkey、eye等)が/a/の類音を示したりすることを考えれば-いやそもそも英語でAと書いてあってすんなり/a/とか/ɑ/と読めることの方が少ないのでは!?-英語の字母の内、たった母音だけの示す多様な音を覚える苦労でフランス語のすべての基本的な読みの規則にかける時間に比肩、いやそれを上回るくらいじゃないかと思えますし、それほどフランス語の読みの規則なんてのは簡素で、薄い本の概略だけでも読んでれば事足りるんじゃないかと、経験から意見します。
更にAとはまったく異なる字(sign、cut、monkey、eye等)が/a/の類音を示したりすることを考えれば-いやそもそも英語でAと書いてあってすんなり/a/とか/ɑ/と読めることの方が少ないのでは!?-英語の字母の内、たった母音だけの示す多様な音を覚える苦労でフランス語のすべての基本的な読みの規則にかける時間に比肩、いやそれを上回るくらいじゃないかと思えますし、それほどフランス語の読みの規則なんてのは簡素で、薄い本の概略だけでも読んでれば事足りるんじゃないかと、経験から意見します。
ここに挙げた英語の単語、簡単に読めるもんばっかじゃんと思ったそこのアナタ。大いに勘違いしてますよ。むしろ改めて目にして、口にしてみて、「何故英語はこうも理不尽な読み方を私にさせるのだろう?」と思わなければ!
学んだから読めるんです。元から読み方が直感的にわかっていたわけじゃないんです。一旦学べばそりゃカンチコンですよ。
上の単語をそれぞれアップレ、グラヴェ、タッル、ナティオナル、シグヌ、クト、モンケイ、エイエと読む人を笑ってはいけない。英語としては間違っているが、それが直感的な読み方だから。
・・・いやなんか英語の話に逸れちゃった。
俺は英語を攻撃したくてたまらないんです、常にw
別に他の言語を相対的に持ち上げたいが故ではないです。単に気に入らないんです、英語。
フランス語だってmaintenant、teindre、vinの太字部分(/ɛ/の鼻音)がすべて同じく発音されるとか、ヘンなとこあることわかってますから。aiとeiは/e/に等しく、そして/i/は/e/と同じく前舌母音であるが故にこれらの鼻音はすべて同音を示すようになったのではないかと俺は推測してますが・・・。更に近頃はbrunの音(/œ/の鼻音)がこれらに同化しつつあるそうですね。
別に他の言語を相対的に持ち上げたいが故ではないです。単に気に入らないんです、英語。
フランス語だってmaintenant、teindre、vinの太字部分(/ɛ/の鼻音)がすべて同じく発音されるとか、ヘンなとこあることわかってますから。aiとeiは/e/に等しく、そして/i/は/e/と同じく前舌母音であるが故にこれらの鼻音はすべて同音を示すようになったのではないかと俺は推測してますが・・・。更に近頃はbrunの音(/œ/の鼻音)がこれらに同化しつつあるそうですね。
で、そろそろデンマーク語に戻りますが、上の点を踏まえて、人名となるとその難読っぷりに拍車がかかることといったらもうね。
というわけで、あくまで「俺はこう読んでる」です。とはいえこれまで載せてきた人名すべてが基本的にそうなんですが、それ以上にデンマーク人の名の読みについては正当性に対する考察を軽視した読みになっているということを断っておきます。わかんないよマジで;;
ハイ、まー・・・名前ひとつに長くなっちゃいましたが、そんなわけでデンマーク産メタルバンドの中でワタシが最も好きな連中のひとつ、Mnemic。
ナゼかいまだにMetallumに登録なしなんですよね。
こいつらがメタルじゃなかったらなんだと?
Deep Purpleあたりは「偉大すぎる」からまぁいいとして、Faith No MoreとかAlice in Chainsなんかの方がよっぽどメタルじゃないじゃん!
こいつらがメタルじゃなかったらなんだと?
Deep Purpleあたりは「偉大すぎる」からまぁいいとして、Faith No MoreとかAlice in Chainsなんかの方がよっぽどメタルじゃないじゃん!
ニュースは新譜を出すということと、それからメンバーチェンジについてです。ちなみに知ったのはいつものスレにて。
上記メンバーの内、Rune Stigart、Tomas Koefoed、Brian Rasmussenは既に脱退しています。その後任はそれぞれVictor-Ray Salomonsen Ronander(ヴィクト=ライ・サローモンスン・ローナノ)、Simone Bertozzi(スィモーネ・ベルトッツィ; 公式にイタリア人だと明言されています)、Brian Larsen(ブリーアン・ラースン)。
もうこの3人を加えた新ラインナップによる公式写真は公開されていますが、極力公式の集合写真そのままをここに載せるのは避けたいというこだわりがありますんで・・・。写真は公式サイトで見られます。左からスィモーネ、ヴィクタ、ギヨーム、ブリーアン、ミルチャです。
Nuclearblast.deにあるMnemic関係のニュース、Diesel Uterusのビデオについて以降それっきりなーんもなかったんですよ・・・。
デンマークゴガー、エイゴガーって内容が大分長くなっちゃってなんの記事だかって感じですが、俺はマジで嬉しいです。
公式サイトに「We are back from the dead space」とありますが、まさに言葉の通り、なんの活動もできてなかったんでしょうね・・・。
なんだかエクストリームメタル界隈って、「バンド」というより、衝動に駆られて立ち上げた、それが為にメンバーは安定しないし活動は散発的だしみたいな「プロジェクト」じみた集団ばかりが見受けられますよね。
人体によろしくない強い負担のかかるような演奏ばかりしてると、精神も不安定になってくるんでしょうかねぇ。
まぁ、俺はDiesel Uterusのビデオを観てファンになり、初めて聴いたアルバムがSons of the Systemだったので、待ったと言っても1年程度なんですが・・・前作・Passengerは2007年リリース、更にその前のThe Audio Injected Soulが2004年リリースだから、それらの発売の度に大分待たされたファンがいたんですよね。
ただ、PassengerとSons of the Systemは、制作に携わったバンドの面子がまったく一緒だから今回とは状況がちょっと違うね(The Audio Injected Soul時のボーカリストはMichael Bøgballe(ミシャーエル・ボイバラ))。
MnemicはたとえばMetallicaなんかのように、そのときどきの変化ある音楽性に楽しみを見出すようなバンドではなく、他のバンドとの特徴の違いを決定付ける「Mnemic節」とも呼べるような、表現上の常套手段を確立しているので、メンバー変わったからってそれがナニ?な新作を出してはくるでしょうが、やっぱり「何か新しいことやらないかな?」と期待してしまう。俺にミーハー気質があるからかもしれないけどネ。
いずれにせよ、バンド名もメンバー名も読みにくいのが
実は最大の特徴なのかもしれないという(笑)
デンマークきってのベスト・メタル・アクト“Mnemic”、
その新たな船出を祝して-
SKÅL!
SĂNĂTATE!
SANTÉ !