2011年9月2日金曜日

ΔΟΥΛΟΣ ΑΧΡΕΙΟΣ ΕΙΜΙ

 今日は特に話題なし。
 で、済ますのはイヤなので、今日ふと思いついたことを早速この記事から始めたいと思う。

 ὁ Εὐφράτης ποταμὸς τῆς Βαβυλωνίας ἐστίν. καλαὶ ἦστε ὅτε παρθένοι ἦστε. ὁ Εὐφράτης ἐστὶν ποταμὸς τῆς Βαβυλωνίας. τυφλοί ἐσμεν. τυφλοὶ ἦτε; ὁ ἥλιός ἐστιν ὁ θεὸς ἡμῶν. ὁ ἥλιος ὁ θεὸς ἡμῶν ἐστιν. τυφλός ἐστιν; ἐν τῇ ἁμαρτία ἦμεν. σὺ ὁ ἄρτος τῆς ζωῆς εἶ. σὺ εἶ ὁ ἄρτος τῆς ζωῆς. σὺ εἶ ὁ τῆς ζωῆς ἄρτος. δοῦλος ἀχρεῖός εἰμι. δοῦλος ἀχρεῖός εἰμι. ἐγώ εἰμι δοῦλος ἀχρεῖος. δοῦλος ἀχρεῖός εἰμι. ἐγὼ ἀχρεῖος δοῦλός εἰμι. 
 τὸ ἔλαιον ταῖς τῶν ἀνθρώπων θριξὶν ὠφελιμόν ἐστιν. φεύγω τοὺς κόλακας΄ ψεύδουσι γάρ. κλῶπές ἐστε. ὁ Αἰθίοψ ἦν δυνάστης βασιλίσσης Αἰθιόπων. ἤκουσα φωνὴν ὠς ἡμεῖς κατὰ τὴν σάρκα κρίνετε. ὑμεῖς κατὰ τὴν σάρκα κρίνετε. ἡ ἐπιθυμία τῆς σαρκὸς βλάπτει τὴν εὐδαιμονίαν.

 何事!?
 古典ギリシャ事です。
 記事を作成する日に、言語学習のために綴った文章をすべてタイプで起こそうという試みです。
 綴りや意味の再確認、そしてこの古典ギリシャ語の場合、未だなれていないキーボードによる俺の筆記の再現の練習を、好きなタイピングをしつつできる。
 ただノートに目を向けて文章を再確認・・・なんてたぶん退屈で死んで死んだことに気がつかないくらい退屈だと思います。
 今回は最初ということで、・・・そして超眠いってことで、3ページ書いた内の最後の1ページだけを。
 固有名詞を除き大文字が含まれていない文章になっていますが、俺の使っている古典ギリシャ語の教科書が何故かこういう表記でギリシャ語を載せてるんです。
 古典時代はそれが普通だったのかな?と読み始めの頃は思ってたんですが、ネットで新約聖書見てみても文頭が小文字ってことはないし・・・。
 やっぱり著者による意図的な表記なんだと思います。
 ちなみに上部の文章、綴り間違い(あるか見つけてないけど)とか文法的な誤り(いくつあるかわからないけどἡμεῖς ... κρίνετεは間違い。ἡμεῖςならκρίνετεじゃなくてκρίνομεν)はそのままにしてあります。
 だからホント単なる模写です。
 まったく同じ文章が繰り返されていることがありますが、実際手で、それで持ったペンで書いた字のかっこいい見た目を追求してのことですんで、電子を通すと説明しないと理由がわかりませんね。

 時間に余裕があるのでオマケで意味も。
 本格的にこのノートに綴った文章の再現を始めたときにもやるかどうかはわかんない。ノートに和訳が書いてあったら、それも模写することで和訳を載せることにはなるかも。

 ὁ Εὐφράτης ποταμὸς τῆς Βαβυλωνίας ἐστίν. / ユーフラテスはバビロンの川である。
 καλαὶ ἦστε ὅτε παρθένοι ἦστε. / 娘であったとき、あなた方は美しかった。
 ὁ Εὐφράτης ἐστὶν ποταμὸς τῆς Βαβυλωνίας. / ユーフラテスはバビロンの川である。(ἐστίνの位置が上と異なる。後倚辞が齎すアクセントへの影響について考えたくてこの語の位置を変えて文章を反復した。以下にも同じような例が繰り返し出てくる)
 τυφλοί ἐσμεν. / 我らはめくらだ。
 τυφλοὶ ἦτε; / 貴様らはめくらだ。
 ὁ ἥλιός ἐστιν ὁ θεὸς ἡμῶν. / 太陽は我らの神である。
 ὁ ἥλιος ὁ θεὸς ἡμῶν ἐστιν. / 太陽は我らの神である。
 τυφλός ἐστιν; / 彼はめくらか?
 ἐν τῇ ἁμαρτία ἦμεν. / 我らは罪の中にあった。
 σὺ ὁ ἄρτος τῆς ζωῆς εἶ. / あなたこそ命のパンである。
 σὺ εἶ ὁ ἄρτος τῆς ζωῆς. / あなたこそ命のパンである。
 σὺ εἶ ὁ τῆς ζωῆς ἄρτος. / あなたこそ命のパンである。
 δοῦλος ἀχρεῖός εἰμι. / 私は役立たずの奴隷です。
 δοῦλος ἀχρεῖός εἰμι. / 私は役立たずの奴隷です。
 ἐγώ εἰμι δοῦλος ἀχρεῖος. / 私は役立たずの奴隷です。
 δοῦλος ἀχρεῖός εἰμι. / 私は役立たずの奴隷です。
 ἐγὼ ἀχρεῖος δοῦλός εἰμι. / 私は役立たずの奴隷です。
 τὸ ἔλαιον ταῖς τῶν ἀνθρώπων θριξὶν ὠφελιμόν ἐστιν. / オリーヴ油は人間の髪に有用だ。
 φεύγω τοὺς κόλακας΄ ψεύδουσι γάρ. / 私はその追従者どもを避けている。騙しをするからだ。
 κλῶπές ἐστε. / お前たちは盗っ人である。
 ὁ Αἰθίοψ ἦν δυνάστης βασιλίσσης Αἰθιόπων. / そのエチオピア人はエチオピア女王の廷臣であった。
  ※これだけ訳が正しいのかどうかいくら考えてもわからない。
    ὁ Αἰθίοψ=エチオピア人(は; 主格)(冠詞からm.s.n.確定)
    ἦν=ἦ3人称単数(動詞の主体は冠詞のあるὀ Αἰθίοψで確定)
    δυνάστης=権力者、廷臣(は; 主格)
     その他の語形は単数δυνάστου(属格), δυνάστᾳ(与格),
     δυνάστην(対格), δυνάστα(呼格);
     複数δυνάσται(主格), δυναστῶν, δυνάσταις,
     δυνάστας; 双数δυνάστα(主・対・呼), 
     δυνάσταιν(属・与)なのでm.s.n.で確定
    βασιλίσσης=女王(の; 属格)
     主格はβασιλίσσα(呼格同形)。その他の語形は
     単数βασιλίσσῃ(与格), βασιλίσσαν; 複数βασιλίσσαι,
     βασιλισσῶν, βασιλίσσαις, βασιλίσσας; 双数βασιλίσσα,
     βασιλίσσαινなのでs.g.確定。
    Αἰθιόπων=エチオピア人(たちの; 属格)
     主格は上の通りΑἰθίοψ(呼格同形)。その他の語形は
     単数Αἰθίοπος, Αἰθίοπι, Αἰθίοπα; 複数Αἰθίοπες, Αἰθίοψι,
     Αἰθίοπας; 双数Aἰθίοπε, Αἰθίοποινなのでpl.g.確定。
  ・・・文全体の解釈がおかしいのかなあ。全然しっくりこない。
 ἤκουσα φωνὴν ὠς σάλπιγγος. / 私はラッパのような音を聞いた。
 ἡμεῖς κατὰ τὴν σάρκα κρίνετε. / (文法的に間違っているので訳不能)
 ὑμεῖς κατὰ τὴν σάρκα κρίνετε. / 肉的な思いに従い物事を判断しているのはあなたたちだ。
 ἡ ἐπιθυμία τῆς σαρκὸς βλάπτει τὴν εὐδαιμονίαν. / 肉欲は幸福の妨げになる。

 ちなみに俺が記事作るとき、フォントはGeorgiaにしてるんだけど、見ての通り、記号のついた字母とそれのないものとで見た目の統一がとれないんだ、これが。
 Arialとかにすると統一感って点ではまだマシなんだけど、Georgia以外のフォントにしたくないしねー。
 Tahomaが使えるのがイチバンいいんだけどな。
 全然選択肢がねーったら。
 最後にちょと不安なのが、上の文章、殆ど教科書の模写です。自分で考えた文章はちょっとだけ。
 こういうの、悪意なくしてこういうとこに載せてもダメなのかな。
 まぁ、今度からは自作の文章だけでページが埋められるように考えますケド。

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