♪RRCY-1028
クセになるキャッチーさを誇るTHE SCENT。
共に歌いやすいだけでなく、イントロのアルペジオ、KOJI&HIRO両名によるバッキングやLEVINのドラミング、終始一貫して聴きドコロの塊のような名曲です。特にサビ直前の左チャンネル、HIROによるクリーンのフレーズはその登場の唐突さもあってその印象の強さは屈指のモノ(どっちのチャンネルがどっちのギタリストのモノ?と言っていましたが、同曲のPVを元に考えると、少なくともTHE SCENTではHIROが左のようです)。
実はこの曲を初めて聴いたのは、SWEET CHILD所属のバンドが一堂に会したライブイベントの模様を収めた番組を通してでした。弟が録画してたの。
出演バンドは確か、La'cryma Christi以下、SHAZNA、PIERROT、Plastic Tree、Blüe。
SHAZNAはAQUAを演奏してましたが、他の連中の曲目はPIERROTですらさっぱり覚えてません。最後は全バンドでThe BeatlesのHelter Skelterで共演して〆。
THE SCENTを演奏する際、最初に曲名を叫ぶのですが、当時なんて言ってるのかわからず、曲名の読み方もわからないので「なんだか読み方のわからない、でもキャッチーな曲」として印象に残ってました。
Sculpture of Timeを期にLa'cryma Christi再発見ということでつべで動画を漁ってみたのですが、その中のひとつに1stアルバム発売後のツアーでのTHE SCENTを収めた動画が。
おそらく何か映像作品からのもので、シュートのデキはなかなか。超長髪ぶん回しパフォーマンスのHIROがすさまじくかっこいい!絶対このままの方がよかったよな~この人。メイクもひとりだけヴィジュアル系の雰囲気全開。
今はもう完全にすっぴんで活動してますが、めちゃ普通の顔です。
奇跡的に端正な顔立ちの輩ばかりが集ったLa'cryma Christiの中にあっては最もパッとしない面構えなので、ひとりだけメイクの濃い時期が長かったのかもしれないですね。
少なくとも2000年まではあのメイクと長髪だったことを確認しています。Lime rain発売当時のGIGSを持っていたのですが、シングル発売特集記事中での画像で見られた姿があのまんまでしたから。
TAKAのボーカルは絶対に受け付けられませんけど、ライブでもCDと変わらない歌唱ができる点はとんでもない強みですね。そこは素晴らしい。
その動画でも曲名叫んでるんですが、これまたなんて言ってるのかワカラン・・・。
DIR EN GREY・MISSA収録の蒼い月にある、Blue & Dieという歌詞、難しくもなく長くもなく容易に聞き取れそうなもんですが、京がそう口にしているとは信じられないのと同じくらい「the scent」と言ってるとは思えない。
ま、それはそうとして、この曲、途中に短いSHUSEのベースソロがあるんですね。
上記したSWEET CHILDのイベントでも1stアルバムツアーでのTHE SCENTでもそうだったんですけど、トーキング・モジュレーター通してたんですよね。
スタジオ録音でもそうなんでしょうか?
明らかに何かしらのエフェクターを通している「普通でない」音ではあるんですけど、ワウワウ具合が弱すぎてトーキング・モジュレーターなのかなんなのかいまいちワカラン。
ちなみに一瞬×2回だけエフェクター使用によるものと思われるノイズが入るんですけど、これをNGとせずそのままにしたセンスはさすが。全然耳障りじゃなく、むしろ効果的。
前述のLime rain特集記事の中でSHUSEのレコーディングでの様子が語られていましたが、「『せーの』で音出そうとしたらもうくわえてた(笑)」って話があったので、愛用者だったようですね。ちなみにインタビューの対象はギター隊の2人でした。
上述のHelter Skelterでもトーキング・モジュレーターくわえてなんか叫んでましたよSHUSEクンは(笑)。
なんか長くなりましたけど、「スタジオ版THE SCENTのベースソロではトーキング・モジュレーターを使ってるのか否か?」ってことだけが書きたかったんです・・・。