俺の持ってるアラビア語の語学書、
内容の暗記を要するページを次々飛ばして読んでいったら
あっという間に終わってしまったでござるの巻。
俺は暗記が大嫌いだ。
暗記なんかクソ食らえ。
だけど、動詞の活用とか、ここ数日語り続けていた
俺は暗記が大嫌いだ。
暗記なんかクソ食らえ。
だけど、動詞の活用とか、ここ数日語り続けていた
数詞の語形なんかの暗記は別なんだ。
たとえば、ラテン語の動詞、 amo(愛する)の
たとえば、ラテン語の動詞、 amo(愛する)の
直説法現在形の活用。
amo (不定詞: amare)
ego amo / nos amamus
tu amas / vos amatis
is amat / eis amant
フランス語で、このamoに対応するaimerの、
同じく直説法現在形の活用。
aimer
j'aime / nous aimons
tu aimes / vous aimez
il aime / ils aiment
フランス語のものと比べるのはちょっとよくなかったかもしれない。
並べてみて、「ね、似てるでしょ?」と続けたかったのだが、
そんなでもないか。
でも言いたい。似てるでしょと。
色々な言語の、たとえば動詞の活用の暗記をしておくと、
本を見ながらでなく、そらでノートに並べて書いて、
それらの相互的な近似性にささやかな感動を覚えられる。
綴りは後からできてくるものであって、本質的に言語間の
相違点で最も大きなものは音韻である。
よって、普段発音の練習や、個々の単語の
発音練習だけに留まらず、複数の単語を並べ
意味のある文をつくり、それを読んでみるといった
ことをしていても、「ああ、フランス語とラテン語って似てるな」
とは少しも思わない。まぁ、SVOがほぼ徹底されている
フランス語と、「ラテン語らしい」とされる文中の語順
(たとえば動詞は後ろに、与格は対格よりも先に来る
傾向があるとか)は存在するものの、どこに何を置いても、
読解の難度には変化があってもその文は解読可能な
意味を持つ。
たとえば、
Cum servō in īnsulae Jūlia nigrō habitābat magnae.
というラテン語の文があるとする。
品詞を明示しながら順に見ていくと、
前置詞 - 男性名詞単数奪格 - 前置詞 - 女性名詞単数奪格 -
女性名詞単数主格 - 形容詞男性形奪格 -
直説法3人称単数半過去 - 形容詞女性形奪格
である。格を考慮せずに意味を考えると、それぞれ、
~と共に - 奴隷 - ~の中で - 島 - ユーリア(人名) - 黒い -
(第3者は)住んでいた - 大きい
だ。
日本語として逐語訳すると、
共に - 奴隷と - に - 島 - ユーリアは -
黒人の - 住んでいた - 大きな
になる。勿論、「ユーリアは大きな島に(一人の)黒人の奴隷と
住んでいた」という意味だ。同じことをフランス語を用いてやると、
原文:
Julie habitait avec un esclave noir dans une grande île.
品詞内訳:
女性名詞単数 - 直説法3人称単数半過去 -
前置詞 - 不定冠詞男性単数 - 男性名詞単数 -
形容詞男性形単数 - 前置詞 -
不定冠詞女性単数 - 形容詞女性形単数 - 女性名詞単数
意味:
ジュリ - (第3者は)住んでいた - ~と共に -
(冠詞) - 奴隷 - 黒い - ~の中で - (冠詞) - 大きい - 島
逐語訳:
ジュリは - 住んでいた - 共に - (ひとりの)奴隷と - 黒人の -
に - (とある)大きな - 島
→ジュリは大きな島に(一人の)黒人の奴隷と住んでいた
amo (不定詞: amare)
ego amo / nos amamus
tu amas / vos amatis
is amat / eis amant
フランス語で、このamoに対応するaimerの、
同じく直説法現在形の活用。
aimer
j'aime / nous aimons
tu aimes / vous aimez
il aime / ils aiment
フランス語のものと比べるのはちょっとよくなかったかもしれない。
並べてみて、「ね、似てるでしょ?」と続けたかったのだが、
そんなでもないか。
でも言いたい。似てるでしょと。
色々な言語の、たとえば動詞の活用の暗記をしておくと、
本を見ながらでなく、そらでノートに並べて書いて、
それらの相互的な近似性にささやかな感動を覚えられる。
綴りは後からできてくるものであって、本質的に言語間の
相違点で最も大きなものは音韻である。
よって、普段発音の練習や、個々の単語の
発音練習だけに留まらず、複数の単語を並べ
意味のある文をつくり、それを読んでみるといった
ことをしていても、「ああ、フランス語とラテン語って似てるな」
とは少しも思わない。まぁ、SVOがほぼ徹底されている
フランス語と、「ラテン語らしい」とされる文中の語順
(たとえば動詞は後ろに、与格は対格よりも先に来る
傾向があるとか)は存在するものの、どこに何を置いても、
読解の難度には変化があってもその文は解読可能な
意味を持つ。
たとえば、
Cum servō in īnsulae Jūlia nigrō habitābat magnae.
というラテン語の文があるとする。
品詞を明示しながら順に見ていくと、
前置詞 - 男性名詞単数奪格 - 前置詞 - 女性名詞単数奪格 -
女性名詞単数主格 - 形容詞男性形奪格 -
直説法3人称単数半過去 - 形容詞女性形奪格
である。格を考慮せずに意味を考えると、それぞれ、
~と共に - 奴隷 - ~の中で - 島 - ユーリア(人名) - 黒い -
(第3者は)住んでいた - 大きい
だ。
日本語として逐語訳すると、
共に - 奴隷と - に - 島 - ユーリアは -
黒人の - 住んでいた - 大きな
になる。勿論、「ユーリアは大きな島に(一人の)黒人の奴隷と
住んでいた」という意味だ。同じことをフランス語を用いてやると、
原文:
Julie habitait avec un esclave noir dans une grande île.
品詞内訳:
女性名詞単数 - 直説法3人称単数半過去 -
前置詞 - 不定冠詞男性単数 - 男性名詞単数 -
形容詞男性形単数 - 前置詞 -
不定冠詞女性単数 - 形容詞女性形単数 - 女性名詞単数
意味:
ジュリ - (第3者は)住んでいた - ~と共に -
(冠詞) - 奴隷 - 黒い - ~の中で - (冠詞) - 大きい - 島
逐語訳:
ジュリは - 住んでいた - 共に - (ひとりの)奴隷と - 黒人の -
に - (とある)大きな - 島
→ジュリは大きな島に(一人の)黒人の奴隷と住んでいた
avec以下とdans以下は入れ替えがきくだろうし、
Dans... avec... JulieとかAvec... Julie... dans...などという
語順も可能であろうが、根底にある意味は変わらないし、
語順変更の自由はラテン語のそれに比べて圧倒的に劣る。
・・・とまあ、ここまで書いたところで母親が
パソコンの問題で困っていたので代わりに解決してやると
こんな時間。
しかたないので今回もナンバリングだ。
明日は暗記か数字か。
Do jutra.