2011年10月26日水曜日

Festival des Groupes Norvégiens

 本日はグループ・ノルヴェジヤン祭です。
 ここ最近のバンドの取り上げ方を見てもわかる通り、なんだかすっかりNuclear Blastフリークになっちゃってる私ですが、以前はCentury Media Recordsの方をよくチェックしてましたし、CDはどういう縁からかRoadrunner Recordsのものを買うことが多かったです。
 でもまぁちょっと接しすぎたというか、ハイエナの如くつべでの最新アップロードや公式サイトの新たなトピックの公開を見逃さんとしていると、「そんな頑張らんでもいいかな・・・」って気になってきましてw
 あと、話題にするのを意図的に避けていましたが、最近Nuclear Blastと契約を結んだLike Moths to Flamesという、「コア系」でなく、コテコテのメタルコアバンドを知ったことも多少影響しています。
 もういつのことやら忘れましたが、チャンネルにアクセスしたらバンド名を確認する暇もなく始まった、アメリカ合衆国はオハイオ州出身の4人組メタルコアバンドのLyric Video-聴いて1分後くらいにはどんなもんだったかさっぱり忘れてしまうようなものでしたね。
 Cipher Systemの最新作、Communicate the StormsのAlbum Previewへ投稿されたコメントの内、Like Moths to Flamesを知ったとき最も賛同を得ているのが「今のNuclear Blastはメタルコアバンドが多すぎる」というものでした。
 まぁコア系ではあるが、Cipher Systemはメタルコアバンドではないよな。
 しかし俺も意見そのものには同意だ。
 そしてまた増えた、今度は直球のド・メタルコアバンド・・・。
 既に多数、こんな連中歯牙にもかけないほどの凄まじい超人たちによるバンドを擁するレーベルだが、新しく獲得してゆくのがこんなのじゃあねと、レーベルに対する彼らの必要性について疑問に思わざるを得ませんでした。
 なんらかの方針によるものなんだろうけど、もうちょっとCentury Media RecordsやRoadrunner Recordsくらいの柔軟さがあってもいいんじゃないかと(しかしもしかしたらRoadrunner Recordsはヒヨりすぎかも・・・)。
 まぁ、「コア系ばかり」ってのもそれはそれで、個人的に気に入る気に入らないは別として、他のレーベルとの特徴の違いをアピールする材料にはなるのかもしれませんね。
 そんなバンドのこともあって少しNuclear Blastに落胆させられたことや、また、HR/HMの情報を収集することには慣れてきたことだし、両手をひとつのレーベルに占められるがままにするでなく、久々に別のレコード会社にも目を光らせてみるかな、ってことで・・・しかし結局は前に最も注目していたCentury Media Recordsの手招きに再び応じただけなんですがw
 しかしあなたたちの元へ帰ってよかったと心から思いました。
 過日綴った、「グラインド祭り」の様相を呈していた記事では、その音楽性や楽器毎の聞き分けが難しい演奏からくる得体の知れない印象がいまだ強いグラインドコアにパカっとヤられた脳からどうにか同ジャンルに対するたぎり出した思いを掻き出し、その丈をうまく表現するに拙いながらも文字に起こしてみました。
 次-テクデスの次-に俺が注目すべきジャンルはグラインドコアかもしれないと、あのときは確信めいた同ジャンルの頼もしさを感じました。
 記事を書くきっかけはただひとつのバンド・Cephalic Carnage(の、気持ち悪すぎるビデオw)でしたが、彼らの音楽性に沿ったバンドを挙げていく内、過去グラインドコアに実は既にノックアウトされていたことを思い出し、同ジャンルへの関心を強くさせられるきっかけとなったバンドや曲も共に話題にしていったわけで、こうまで忘れがたき印象深いグラインドコア、聴かずしてなんとする、と、テクデスやブルデスへの愛はそのままに、次はグラインドコア漁り / グラインドコアのCDの収集に乗り出そうかと・・・思ったはいいが、実行に移す前に別の誘惑が来てしまいました。
 ジャンルで言うとブラックメタル・・・なんですが、「ブラックメタルそのもの」じゃないのがミソ。
 ブラックメタルというより、北欧-特にノルウェーのバンドと言った方がいいかもしれません。
 久々に理屈抜きでボーカリストの歌唱と、歌の旋律に聴き惚れたバンドがコチラ。

-“Storm Seeker”レコーディングラインナップ-
③ ① ② ④ ⑤

Simen Hestnæs a.k.a. ICS Vortex - Vo.
スィーメン・ヘストナス = アイ・スィー・エス・ヴォーテックス
Terje Andersen a.k.a. Cyrus - Gt.
テルイェ・アンダーシェン = サイラス
Jens Fredrik "F." Ryland - Gt.
イェンス・フレドリク・“エフ・”リューラン
Steinar "Azarak" Gundersen - Ba.
スタイナル・“アザラク”・グンダーシェン
Asgeir Mickelson - Ds.
アスガイル・ミケルソン

 先のグラインドコアの記事でのバンドの取り上げ方などにも言えることだと思いますが、「お前目をつけるバンドが今更なヤツばっかなんだよw」と、自分で自分に突っ込みたくなります。
 聴いたことがなかっただけで、Cephalic Carnageも名前は知ってたんです。
 このICS Vortexも知ってました-とは言っても、Dimmu Borgirのベーシスト / ボーカリストとしてだけで、バンドを立ち上げたことは知りませんでしたが。
 数日前、なんだかふとDimmu Borgirが聴きたくなってつべで検索。
 同バンド初めての曲だったThe Sacrilegious Scornを久々に聴いて、「やっぱりアホだなぁ」と楽しみました。やってることはなかなか凄味があるんですけどね。色んな意味で。
 まったく演奏抜きの、演劇だけのミュージックビデオ・・・別に彼ら以外にもやってる連中はごまんといるでしょうが、ここまで仰々しく、カネがかかってそうで、複数の凝ったつくりの衣装にやたら数多くのモブも用意させてまでの撮影に臨んだメタルバンドってのは殆ど皆無に等しいんじゃないですかね。
 いやー、初めてこのビデオを観たときはポカーンだったなあ。
 なんだこりゃ、ブラックメタルをやってる連中ってのはマジでこんなことを臆面もなくやれるものなのかと。演劇がやりたいのか、それとも音楽がやりたいのかどっちなんだと。

-“In Sorte Diaboli”レコーディングラインナップ-
③ ⑤
① ④
②

Stian Thoresen a.k.a. Shagrath - Vo.
スティーアン・トーレセン = シャグラット ※S
Thomas Andersen a.k.a. Galder - Gt.
トーマス・アンダーシェン = ガルダー
Sven Kopperud a.k.a. Erkekjetter Silenoz - Gt.
スヴェーン・コッペルド = アルカシェタ・スィレノス ※K
Øyvind Mustaparta a.k.a. Mustis - Key.
エユヴィン・ムスタパータ = ムスティス ※M
Simen Hestnæs a.k.a. ICS Vortex - Ba. / Vo.
スィーメン・ヘストナス = アイ・スィー・エス・ヴォーテックス
Jan Blomberg a.k.a. Hellhammer - Ds.
ヤーン・ブロンベリ = ヘルハマー

 ※S:
 「シャグラス」ではありません。コレ@1:25とコレ@0:07参考。

 ※K:
 「Erkekjetter」はまず一見してノルウェー語であると判断できるので当たり前のようにノルウェー語読みしました。意味は後から調べましたが、「第一の異端者」という逐語訳は彼がこの名を自分につけた意図に沿えてるんでしょうか?一応英語でも言うと「archheretic」です。同じく「arch-」の接頭辞を持ち、逐語訳すると「第一の敵」でしかない「archenemy」がイコール「Satan」なので、これにも何か特別な意味がありそうな気がしますが、果たして。
 一方「Silenoz」は読みの調査対象。以前書いた通り既によく用いられているものは基本的に信用していないので、自身を納得させるべく調べました。コレ@0:09とコレ。「シ」じゃなくて「スィ」だよとか言いたいんじゃないよ。結局よく知られてるものが正しかったことがわかったからといってどうということもない。

 ※M:
 本名にちなみ「ムスティス」としましたが、英語読みと考えると「マスティス」もアリなんですヨネ・・・。彼の名が呼ばれている動画は勿論色々と探しましたが見つからず、唯一の手がかりらしきものは、Silenozの読みを探る過程で見つけたこの動画。インタビュアーのネーちゃんが「マスティス」と言っています@0:25。が、どう見ても実際は対面してないというただ一点だけが理由ではありますがなんだか全体的にテキトーにやってる感じがして結果的にその名の読みもいまいち信用できません。でもGalderとSilenoz、(ICS)Vortexの読みは合ってるわけだし、やっぱ「マスティス」が正しいのかなあ・・・。

 元々Dimmu BorgirはShagrath、Galder、Silenozの3人がメインのバンドらしく、キーボーディスト、ベーシスト、ドラマーは流動的でしたがこのMusticとICS Vortexは歴代キーボーディスト・ベーシストの中でも今のところ最も在籍期間が長く、メインに等しく認められていたんじゃないでしょうか。
 見ての通りHellhammerはこのThe Sacrilegious Scornのビデオには残念ながら登場していませんが(もしかするとモブとしてどこかにいる?)、The Serpent Offeringのビデオには出ています。フォーカスが当たるのはちょっとだけで殆ど顔も見えませんけどね。Musticに物凄い凝った細工のされたキーボード(というかオルガン?)が与えられているのとは対照的です・・・。
 こちらも演劇仕立てですがDimmu Borgirの連中は演奏しながらの出演になっているので、これにはさすがにドラマーが映っていないと不自然だと判断されたんでしょうか。
 これも演出へのこだわりがハンパないですよ。あまりの手の込みようにポカンとはするが、面白いことは面白いんですよね~。
 この2曲はいずれも2007年リリースのアルバム・In Sorte Diaboli収録なので、同一アルバムから2曲のプロモというわけです。
 メタルバンドとしてはひとつのアルバムから2曲分のミュージックビデオが制作されるってのは珍しいんじゃないでしょうか。
 しかもどちらにも相当カネをかけてのプロモーション・・・効果のほどはわかりませんが、バンドが紹介される際、併せて見せられるものがこんなんだったら一発でどういう類の連中かわかってもらえるでしょうから、その点こういうのがひとつでもあれば便利でしょうね。まぁ、既にDimmu Borgirと活動していない人が3人も映っちゃってるわけですが、後年これがDimmu Borgirというバンドの一面だと紹介される際、そこんとこは気にするんですかね。
 まぁ、もう既に視覚的な名詞はGateways(最新作・Abrahadabra収録)に取って代わられてますけどね・・・。俺このPVは上2つに比べたらあんまり好きじゃないな。
 なんにせよ俺はこうしてバンドの動く姿がありがたく拝めるわけで、且つこういう画像もつくれる、と。
 さてなんだかDimmu Borgirに時間を取られてしまいましたが、話題の始まりとなったICS Vortexの話に戻りたいと思います。
 上記Dimmu Borgirの2曲共に於いても聴ける彼の朗々としたクリーン・ボーカルを活かした歌が聴けるバンドなんですが、バックの演奏は結構ガシャガシャいってるところがブラックメタル風。
 「「ブラックメタルそのもの」じゃないのがミソ」とはつまり、公式にフルで公開されている2曲を聴く限りでは、ICS Vortexの音楽性が「ブラックメタルの影響下にある演奏と音作りが特徴のメタル」であるが故の言い方でした。
 The BlackmobileとOdin's Treeという曲が公開されており、どちらも全奏者のテンションの高い演奏が楽しめるのが嬉しいところですが、ブラック系バンドのいいところは、音を聞き漏らさないよう、まるで研究でもするかのように神経を尖らせながら聴こうとせずともストレートに良さのわかる、簡潔に印象的なフレーズを奏でていることだと思います。
 テクデスバンドは普通のシャツに普通のズボンを履いてたまにキャップなんかもかぶってるバカもいますが、ブラックメタルはそうはいかない。
 見た目と思想ありきの音楽性なので、めちゃ簡単に言うと「MALICE MIZERになります」。
 しかし凝った見た目からは凝ったリフやら凝った展開を持つ曲やらが飛び出してきそうではありますが、ワンマンプレイの象徴とも言える、ある曲を語る際象徴的に取り上げられるような練られたギターリフはあまり耳にしませんし、変拍子なんかはブラックメタルだともっと珍しいんじゃないですかね。アヴァンギャルドな方針も込みのバンドならわかりませんが。
 The KnackのMy Sharonaの如くシンプルというわけではありませんが、バンド一丸となって直線的に聴き手に襲いかかってくる様は、割と原始的なロックンロールバンドの姿を想起させるところがなくもないなと個人的には思っています。
 容姿は行き着くところまで行っちゃってますから一見すると真の意味でのプログレな連中ですが、中身はプリミティヴ。そういえばブラックメタルはヘヴィメタルのサブジャンルですが、更にブラックメタルの中でも「プリミティヴブラック」という形容をされる作風がありますよね。
 大抵ヘンな声を出していることが多いボーカルを除けば、バンドのヴィジュアルを目にせずただ聴覚的に知ってみると「あっ、このバンド結構いい・・・」と声を漏らす人はワリといるんじゃないかなと思えるんですが、どうでしょう。
 そう、このICS Vortexも掛け値なしにかっこいいんですよ、やってることが。
 曲に対する「Odin's Tree」という命名なんて、ブラックメタラーとして「いかにも」どころか北欧出身者がやるとテーマにして当たり前ぐらいに感じますが、歌詞とか、この曲名の元になった意図とかはどうでもいいんですよ。実際歌詞も読んでません。
 もう聴いて他にエピソードなんていらないくらいかっこいいんだからそれでいいんです。
 なんかたまにあるでしょ、アルバムに明らかな捨て曲が入ってると、「どういうつもりでいれたのか教えて欲しいわ」と思っちゃうこと。収録曲中、名曲の比率の方が高かったりすると尚更w そういう曲に対しては収録にまつわるエピソードが欲しいところですが、ICS Vortexのこの2曲に関しては、曲の成立の過程なんてむしろ知るだけムダな気がします。
 たとえばDestructionのReject Emotionは、Marcel Schirmerがカナダ人の恋人とわかれたことが原因でできた曲だそうです。Thrash Anthemsのインナーで彼が語っていたことなんですが、正直「え~・・・」って思いましたよ。メタル、それも世界的に代表的なスラッシュメタルバンドのひとつでフロントマン張ってる男が失恋を元に曲書くのかって。まぁ、当時の知名度が如何ほどだったのかは知りませんが。でも今言うことなんだから、その成立についてウソつくことはできるでしょう?昔既に語っていたことであったとしても、メタルミュージシャンの言うことが過去と現在でまったく違っているなんてのはダ~レもなんとも思いませんしw
 こんな風に、知らなくていいこともあるんです。特に、内部がいくら細分化されていようとそのすべてに於いて「自分が無敵であるが如くかっこつけてる」ことが重要なメタルに関してはね。
 何故これらの曲が収録されるされることになったかなんてのも、もう聴けばわかりますよね。
 厳密には「わかった気になる」だけなんですが、アルバム制作に携わっていない完全に蚊帳の外な我々メタルリスナーが聴いて思う、「問答無用でかっこいいからなんじゃないのか」という理由以外にじゃあ何があるんだと他に思いつきもしないって。
 このICS Vortexの歌声、Marko Hietala(Nightwish)っぽいなと俺は思いましたが、彼に比べるとちょっとパワーが足りていないというか、そこフラットしているんじゃあないか?って箇所がいくつか耳に入ってくるのが惜しい。
 間違いなくメタル界でも特筆すべき個性さがあるとは思いますが、ややB級というか。
 でもなんかそれも原始的にパワフルに演奏するバンドのフロントマンらしくていいかな、とも思えたりして。
 さてこのICS Vortex、メンバーの見分けをつけるのに大分苦労しました。
 みんな同じような顔・・・。
 Simen Hestnæsだけに限らず、他の連中もメタル界で名を馳せた猛者ばかりなので、個人の名を検索すると画像を見つけること自体には苦労しないんですが、ICS Vortexとしての集合写真での写り方に問題があるが故に、照合しようにもいまいちうまくいきませんでした。
 「よしこいつはこれかな」と思っても、次のメンバーに作業が移ったときに「あれこいつやっぱこっちかな!?」と認識がなかなか一定せず・・・。以前書いた通り、俺が人の顔を見分けるのが苦手だからってのもあるんでしょうが。
 ちなみに個人の区別がつくような体裁でメンバーの紹介をしているのは、元はと言えば自分が顔の識別ができるためにと徹底的に調べ出したことに端を発しています。気になるバンドのこと、メンバーの名前は覚えたがダレがダレだかわかんない・・・じゃ虚しいですからね。
 まず一番デカいのはICS Vortexに決定-理由は、彼はデカいからw
 次に決まったのがAsgeir Mickelson。帽子をかぶっている画像が多かったので、この画像でも帽子を着用している一番右端の男がそうだろうと。
 次がJens F. Ryland。唯一頭の頭頂部の髪の生え際が他の画像でも確認できた人物で、また、ウェーブのかかった髪が特徴的だったので、それらがこの画像でも見られる者-左端の男に。ただ他の画像では顔がこんなには丸く見えなかったので、決定が最後まで保留になっていました。彼に限らず、ICS VortexとAsgeir Mickelson以外の3人は、みんなすぐに判断がつきませんでした。
 次がAzarakですが・・・こいつは何が決め手になったか忘れました。ICS Vortexの集合写真はこれともうひとつがあり、これを以っては判断できない何かがそのもうひとつの方では確認できたから・・・とかだったかもしれません。
 次に挙げる者であり、最後に確認作業に取り掛かった男がCyrusであると確信できたが故、残ったSteinar Gundersenだと消去法で決まっただけかもw
 さてそのCyrusですが、この男以外はそもそもMetallumでも顔が確認できました。が、先述の通り、はっきりと顔の確認できる画像があっても、ICS Vortexとして撮影された結果見られる顔がコレなのであまり役に立たず。特にAzarakは、Metallumで見ると全体的にしまった顔立ちが特徴的ですが、ICS Vortexとしては見ればわかるように、その辺にいるオッサンです。髪の色も、Metallumの画像では黒でしたがこれだと黒以外の何かですし。
 で、Cyrusの顔はというと、これが仮面つきなんですね~。ちなみにベースを持って撮られていますが、これは現在Dimmu Borgirのライヴにベーシストとして参加しているからです。
 ヒゲは見えているのでこれで判断しようかと思いましたが、当然ながら形は違うながらも見ての通り、全員剃ってないんですよね~・・・。
 じゃあインタビューでも受けてないかとつべで検索した結果、あるバンドのミュージックビデオがヒットして、その映像に登場する男のひとりの人相が、このICS Vortexの写真の中の最後に残った男と完全に一致した(と判断した)ので、Cyrusと認識、これを以って各人の区別がついたというわけです。
 さあ次はその「あるバンド」の話が始まります。ICS Vortexはもう終わり。

 
-“Attitude”レコーディングラインナップ-
② ① ④
③ ⑤

Pål Mathisen a.k.a. Athera - Vo.
ポール・マティーセン = アセラ ※P
Terje Andersen a.k.a. Cyrus - Gt.
テルイェ・アンダーシェン = サイラス
Christian Hagen a.k.a. Elvorn - Gt.
クリスティアン・ハーゲン = エルヴォーン
Ian Åkesson a.k.a. Memnock - Ba.
イーアン・オーケソン = メムノック ※M
Håkon Didriksen a.k.a. Tjodalv - Ds.
ホーコン・ディドリクセン = ショーダル

 ※P:
 ステージネームはおそらく「atherosclerosis(動脈硬化症)」などの言葉の接頭辞になっている「ather- < ἀθήρα(athēra; かゆ)」から来ていると思われるので、それにちなんで「atherosclerosis」の「ather-」が示している音だけを抜き出したものを充てています。
 ちなみに「Pål Mathisen」はMetallum表記、en.wikipedia.orgでは「Paul Mathiesen」です。さてどっちなんでしょうねぇ・・・。姓についてはともかく、名は完全に好みで「Pål」だったらいいなぁと思いますw

 ※M:
 見慣れない言葉だと、見たとおり読んでいいのかどうかわからないことがあるんですよね。しかもなんとなく字面からはデンマークのMnemicを、そしてこれを最初「ムネミック」と読んでしまったことを思い出さされてしまったがためにますます即座の正しい読みが適わなくなるハメに(ちなみにja.wikipedia.orgだと誰が書いたか「ネミック」なる名を持つことにされちゃってますが、正しくは「ニーミック」です。Artillery、Witchery、そしてMnemicで個人的に3大ダニッシュメタルバンドってくらいお気に入りです・・・って、あれ?Witcheryってスウェディッシュ!?デンマークのバンドだと思ってた・・・じゃあまぁ2大ってことで。Royal Huntは・・・俺はRoyal Huntに無条件で盲目なわけではなく、「D.C. CooperのいるRoyal Hunt」が好きなので、選定対象にはなりませんねぇ。そもそもデンマークと言えばこうやって挙げた連中よりもまずPretty Maidsなんでしょうけど、俺は聴いたことがないんで)。
 しかしこのバンドにはありがたくもこんなインタビュー動画が!これは素晴らしい、この手法を是非全インタビュアーは踏襲すべきだ!残念ながら当時のボーカリストはAtheraではなく、その読みだけはわかりませんが、他の連中のステージネームはこの動画ひとつでバッチリです。というわけで「メムノック」。
 しかしTjodalvは本名以上に英語圏の人間にとってはどう読んでいいのかわからないステージネームを持っているという点でめちゃくちゃ珍しい人なんじゃないでしょうか。「ステージネームを持つ=英語圏」の人間へのアピールってどうしても見なしてしまうのがそもそもお門違いなのかもしれませんけどね。ただまぁ、どう考えてもそうだろって連中がとにかく多いのがこの見方の原因ですよ。
 「シャグラット」読みの根拠にした動画のひとつめで聞けますが、「エクストリームメタルをやるには普通の名前じゃ似合わない」と言ってるんで、こういう人もいるってのはわかりました。

 ノルウェー2連発、後発はこのSusperia(Dimmu Borgirは画像つきで話題にできたのでついで)。彼らはブラックメタルバンドではないので、コテコテではないICS Vortexと併せて、上で「特にノルウェーのバンドと言った方がいいかもしれません」と書いた理由になっています。
 このバンドはMetallumによるとMelodic Black / Thrash Metalですが、ブラックメタルともスラッシュメタルともそう形容されると個人的には違和感を覚えますね・・・。
 ボーカリストが咆えてて歌のラインやギターのリードフレーズがメロディアスだし、ってことでメロデスでもいいんじゃないですかね。便利なジャンル名です、「メロデス」w
 まぁジャンルについて言及しといてナンですが、結局そんなものどうでもいいんですね。
 なんたってコイツラも無意識の内にアタマを振りたくなってくるカッコよさがある!
 こういう単純なギターのバッキングって、正統的で古臭いメタルを聴くときに感じる「芸のない」印象を受けなくもないんですが、ナンかこの曲ではミョーにかっこいいんですヨネ。音の選び方が好いんですかネ。途中の疾走が勿論更にアツくてたまんねーぜオイ。
 ボーカリストも、ICS Vortexほどではありませんが、なかなかインパクトがあります。というか、この人普通に歌ってもウマいんじゃないか?と思わせられるような、声の芯の強さが印象的ですね。
 Character FlawのPVで聴いただけではどこがブラックでスラッシュなのかわかりませんが、このChemistyでは序盤、かなりスラッシーです。最後はゆったりしたまま終わるんですが。ギターによる単音フレーズをそこかしこに散りばめているあたりがブラックですかね・・・。
 あとはThe Bitter ManというPVも見つかりました。こっちはCharacter Flaw系。
 俺が知らなかったということとは無関係に、あまり知名度の高いバンドだとは思えないんですが、PV3つは意外。
 デビューはNuclear Blast(おっ!)から果たしていて、後にTabu Recordingsに移籍、現在はCandlelight Recordsに所属しているそうです。まぁ割と日の当たりやすい道のりを歩んできてはいる・・・んでしょうか?
 Tabu Recordingsってのは知りませんでしたがそれもそのはず、ノルウェーのローカルレーベルです。しかし過去の所属バンドにはEnslavedやKeep of Kalessinなんかもいますので無名ってこともないんでしょうね。
 Cyrusの顔を確認するだけの筈が、思わぬ嬉しすぎる出会いでした。
 さて確かに今回の記事、最も語るに文字を費やしているのはノルウェーのバンドでありますが、Susperiaも、Dimmu Borgirほどではありませんが実はオマケのようなものです。知った経緯からして、「ICS Vortexのメンバーの顔を確認する過程」ですからね。
 ノルウェー国旗3連発だから印象に残るのはノルウェーだなってことでの冒頭の文句ですし、記事のタイトルなわけですが、本当のテーマは「久々に理屈抜きでボーカリストの歌唱と、歌の旋律に聴き惚れたバンド」なのです。
 そう、ICS Vortexと同じく、もうひとつそういうバンドとの出会いがありました。
 そしてICS Vortexと同じく、このバンドのことも名前は知っていました。
 しかし個人名としてしか知らなかったICS Vortexと違い、このバンドのことはどういった面々で成り立っているかすらもかなり前から知っていました。
 が、当時はたったそれだけでも「知りすぎた」と言えるでしょう。
 音楽性の確認をすることなく、連中の見た目だけで関心が削がれてしまったのです。
 これは言うなれば、Rammsteinってどんなバンド?とja.wikipedia.orgで彼らについての記事を読んで、「アメリカでのツアー中、猥褻行為と見なされたパフォーマンスが原因でメンバーが逮捕された」というくだりを読んで「ゲー、キモいバンドだな。聴く気起こらんわ」となってしまうが如くでした。

-“Moral & Wahnsinn”レコーディングラインナップ-
①
③ ⑤
② ④

Daniel Täumel a.k.a. Fuchs - Vo.
ダニエル・トイメル = フックス
Volkmar Weber a.k.a. Volk-Man - Gt.
フォルクマー・ヴェーバー = フォルク・マン
Mark Szakul a.k.a. Dr. Pest - Key.
マーク・サクル = ドクター・ペスト ※M
Adrian Vogel a.k.a. Ady - Ba.
アドリアン・フォーゲル = アディ
Georg Lenhardt a.k.a. Sir G. - Ds.
ゲオーク・レンハート = サー・ジー

 ※M:
 「sz」という二重子音を見て俺がまず頭に浮かべるのはハンガリー語(cf. Olaszország / オラソルサーグ=イタリア)かポーランド語(cf. Krzysztof Raczkowski / クシシュトフ・ラチュコフスキ=元Vader、Docentの本名)。
 人名としてあたるかなと「Szakul」でen.wikipedia.org内を検索したところ、「Sacu」というルーマニアの地名がヒット。ハンガリー語名はまんま「Szakul」だそうなので、ハンガリー語読みで「サクル」としました(S単体だと/ʃ/)。もしかしたらドイツ語として、ひとつのなんらかの音を示す二重子音として「sz」と綴った場合の基本的な読み方があるのかもしれませんが、俺は知らないので・・・。
 ドイツ語では「S+V」は基本的に/zV/に等しく、「SS(もしくはß)+V」でないと/sV/という音が表現できないのですが、この綴りは語頭には来ません。語頭でも/sV/の音を実現するための綴りがあるとしたら、このSZがそうなんだろうか。「SZ」をそれぞれ字母として読むと「エスツェット」になりますが、これはßの字母としての名称そのものなので、もしかすると・・・って気もします。
 あとまあ、全然関係ないとは思いますが、Dr. Pestの「Pest」、おそらくは「黒死病」とも言われたペストにちなんでいるのでしょうが、ハンガリーの首都・ブダペスト(ハンガリー名: Budapest / ブダペシュト)の片割れと同じ綴りでもありますね(ブダペストの成り立ちを知らない人はゆっくりウィキっていってね!)。

 Die Apokalyptischen Reiter von Deutschland!
 人間、結局母語以上に説得力のあるものは口にできないのではないか・・・歌となると関係あるのかどうかわかりませんが、少なくとも俺はそう信じたくなる、実にあっけらかんとした、それでいて貫禄のあるボーカリストにまず目と耳を惹かれます。
 今でこそ英語詞ばかりのDimmu Borgirも初期の2枚・For All TidとStormblåstでは全曲ノルウェー語で、その後もごく僅かながらノルウェー語の名を持つ曲では同言語で歌っています。俺にしてみれば今は実に勿体ないことをしているなと思わざるを得ませんが、彼らが国際的な認知度を得たのは英語で歌いだしたからかもしれないし、ずっとノルウェー語で歌っていたら俺が彼らのことを知るのはもっと後になってからだったのかもね。事実、彼らの評価を決定的にしたレコードは突然英語で歌いだしたEnthrone Darkness Triumphantですし。
 母国語を以ってしても、人間、100%言いたいことが言えるかというとそれはそれで難しい問題ですが、思考の伝達が完全に口頭だけで適うかどうか怪しい我々であるからこそ、外国語なんて通せば更に細かいニュアンスなどは表現し辛くなるものなのではと思うのですが、それは俺が日本語しか話せないからですか?
 元々難しいことを言っているのではないからという前提でそれを外国語にして伝えようとしているとしても、やはり母国語を通して表現することとはわけが違うと思うのですが・・・。
 「○○語に堪能」って言い方があるでしょう。堪能だろーがなんだろうが結局生涯母語以外は他言語です。
 それでも「いや、俺は○○語でも問題なく言いたいこと言えてるよ」って主張が思い込みでないと誰に証明できるでしょうか?
 俺にこんな面倒臭いこと考えさせないためにも(笑)、やっぱ歌は歌い手の母語によるものが俺にとっては一番です。
 さて、上のミュージックビデオ、曲名はメンバーのステージネーム、Dr. Pestそのもの。
 何を隠そう、主にこのDr. Pestの見た目のせいで俺はDie Apokalyptischen Reiterを聴く気がなくなったんですよね。
 ふざけてんのかと・・・。
 たとえばDimmu Borgir(それにしてもこいつら登場頻度多いな!)の連中は、ステージの上やビデオの中でこそごっちゃり着飾っていますが、ああいった格好をしてインタビューに臨んでいる動画はひとつもありません。インタビューのために「ブラックメタルバンドに着替え」ないのは、他の著名なブラックメタルバンド、たとえばMayhem、Emperor、Darkthrone、Satyriconなども同じです。この点、日本のヴィジュアル系バンドとは対照的ですね。
 しかし衣装は新作のプロモーションの度に変わるし、いざビデオ撮影となれば彼らは気合を入れてブラックメタルバンドを演じます。
 Dr. Pestの「あの」格好も、数ある彼の演出のひとつかと思っていました。
 しかし見てください、Dr. Pestでの彼。プロモーションの度にいつもあんなんです(たまーに違うみたいですが)。ライヴでもアレ。
 初めて知ってからかなり経って今回ようやく曲を聴いたわけですが、「あ、彼はこういう役どころなんだ」と、却って納得できました。ふざけてるんですが、真面目にふざけてるんですね。
 コープスペイントなんかと同じなんです。あれ目にするだけで「こいつらバカなの?」で曲を聴かず去ってしまったら、評価もクソもしようがない。
 さて何故俺はこいつらのビデオをクリックしてしまったんだったか・・・既にさっぱり覚えていませんが、クリックして良かったと心から思います。
 ビデオはピアノをバックに、書斎の中の、ドイツ人ってよりユダヤ人って感じの雰囲気を醸し出しているFuchsの語りから始まります。
 そして脈絡なく挿入される別の場面に映るあからさまな変人・・・Dr. Pest、そして彼の被害者たち。
 そして舞台はバンドが演奏している部屋へ。セミホロウのギター、アップライトベース、点数の少ないドラム、アンティークな見た目の小さなピアノ、そして椅子に座り熟達したミュージシャンの如き雰囲気を纏いながらドクロマイクに向かい歌うシンガー・・・彼の周りにはロウソクが。
 この先どんな展開になろうと、もうこの時点でメタルバンドとして“フツー”じゃないw
 そして尚挿入されるDr. Pestによる実験めいた行為。
 徐々にシンガーの声に熱がこもってきたと思ったら・・・

ドーン!!!

 次の瞬間場面は廃墟に、そして画面には緑色のオッサン!!!!wwwwwwwwwwww
 いやあ、これは一見の価値ありますよ。
 Dimmu Borgirとは違った意味で凝ってる。
 緑色のオッサン=Fuchs以外の連中も、上の画像でカンタンに確認できる通り、なんだかよくわからない格好をしています。
 浮浪者の如きAdy、ミノムシのようなVolk-Man、自身の格好の他にも据えられている器具がもうなんだかさっぱりわけのわからないDr. Pest、そしてまったく普通の服装をしているSir G.。
 こんな格好をさせられ、声には荒々しさが混じっても、ビデオ前半で見られた情感のこもった顔つきはそのままなのがまたオカシくてね~。
 そして英語以上に聴解不可能なドイツ語の響きがもうかっこよすぎる。慣れてないからってのもあるんでしょうけど、単に会話に用いられているときでも音が好きになれる言語ってのは、歌になっても好い、いや歌として聴くからこそ更にかっこよく思えるのかな。
 俺、たぶんどマイナー映画だと思いますが、ドイツのIn Deep Waterって映画が好きなんですよ。いやでも邦題がついて日本語字幕も作成されたんだからそんなにマイナーでもないのかな?邦題は「大津波」。
 知り合いからArmageddon(Aerosmithがエンディング歌ったアレ)が録画されたテープを借りたんですけど、その次に入ってたのがIn Deep Water。
 その人はその当時で40くらいのオッサンで、貸してくれたテープはそれだけでなく、18禁ではないけどエロい洋画が収められたやつとかも中にはあったんで、ナンかこれにもエロいシーンとかないかな~と思いつつ最初は観ました。
 まぁ、面白いか面白くないかっていうと、別に面白くはない。ちなみに直接的にはエロいシーンもない。いくつかのシーンでほんのりエロかったりです。
 簡単に以下でIn Deep Waterの内容を説明してみます。ちなみに十年以上前のことなので、確かにハマって数え切れないくらい観ましたがさすがに既に劇中のことの殆どがうろ覚えです。
 舞台はドイツ北部、季節は夏。
 氷山(北極の氷だったかも・・・)が溶けて海の水位が増しています、その内津波が来てドイツ北部(と、オランダかどこか)は壊滅の危険性があります、即座の避難をせねば!TV番組に出演した科学者の警鐘を真剣に受け止めた少年はママに避難しようと訴えますが相手にされず。
 家族は4人ですが、少年の姉はパパに交際相手のことを認めてもらえず喧嘩の果てに家を飛び出し、パパは息子と妻に何も告げず-人に促され渋々従った形ではあったが-ひとり避難。
 そして理由は忘れましたが映画の終盤、少年は愛犬と共に外出し家路の途中で津波に巻き込まれますが、なんとか教会に逃げ込み、水の及んでいない高所へ避難。最後はヘリに見つけてもらい命拾いしますが衰弱した犬は溺死、そして気がついたら家にひとりで残されていたママは不安のあまり鼻歌を口ずさみながら異常な量の精神安定剤を服用したことが原因で死亡(自殺だったかどうかはわからない)。彼女のかたわらには、ハートを象るように並べられたカセットテープが・・・。その時点では家までは津波が来ていなかったので死体は何事もなく警察に発見されます。その後そのあたりも波に飲み込まれたかどうかは・・・さだかではなかったハズ。
 救助された少年は人々の集まる場所で下ろされます。再会したパパに抱きしめられる少年。悲痛な表情で「何故神はこんなことをなさるのか」と言うパパに対し、少年は無表情に「神の御業じゃない」(このときの坊やはスゲエ印象的だったので一字一句あってるはず!御業には「みわざ」とルビが振ってありました。ちなみに登場人物の名前は誰のものも覚えてません・・・犬はアレックスだったかなぁ)と突っぱね、パパを背に去ってThe End・・・いやDas Ende。
 上で言った通り特に面白い要素もないんですが、敢えて言うならドイツ語が聴けるというところが面白かった。
 特に印象的なのは、避難すべきだという主張に耳を貸さない州知事?が早口に知るかボケ的なことをまくしたてる場面。
 ドイツ人の喋る速度と矢継ぎ早に言葉を出せる頭の回転の早さハンパねーなと思いながら見てましたw
 台本通りに喋ってるだけとはいえ、あれは衝撃的でした。
 癪ながら勿論生涯初の外国語は英語、しかし俺を無類の言語好きに仕立ててくれたのは初めて自発的に学んだ外国語であるドイツ語でした。
 しかしドイツ語を学んだのは高校1年か2年生のときで、しかも分離動詞が出てきたあたりでちんぷんかんぷんさが限界に達し語学書は読破せず、以後これまで勉強し直したことはありません。
 そんな俺が未だにドイツ語に勘があるのは、他のゲルマン系言語を学んだということもあるのでしょうが、根本的には「大津波」をしつこくしつこく観てる内に脳に刷り込まれたからなんじゃないでしょうか。
 長くなりましたがつまり俺にとってのドイツ語というのは、よく聴いたことのある、しかし未だ得体の知れない言語なんです。とりあえず好きな響きを持った言語であるということは知ってる、というか。
 そのへんの人はね、見かけによります。キモイ感じの男はやっぱキモイですし、アイドルに熱をあげてる連中なんて「こんな奴ら普段はどこに潜んでるの?」ってくらいヘンな見た目のやつらばっかです。
 いやマジで!w CD屋でバイトしてっからわかんだよ!w ほらー、アーカーベーが最近売れてンでしょ。こいつら売れるようになってから見慣れんガキとオッサンがuchinoCD屋に増えたンですよ。
 ・・・でもね。

メタルバンドは見た目で判断しちゃダメっすね!!

 まぁそれもこれもDr. Pestが悪いんですが(笑)、ダメだ!違う、まずは歌聴かなきゃ!演奏堪能しなきゃ! 
 俺が完全に間違ってた!
 SMプレイに興じてるようなカッコでDie Apokalyptischen Reiter = Les Cavaliers Apocalyptiques、即ち「黙示録の騎兵(たち)」と名乗られても色モノさに拍車がかかってるようにしか思えんわ!いくらなんでもフザケすぎだ!・・・なーんて、俺は何をしょーもないことで憤ってたんでしょうかね。
 大マジメにヘヴィメタルそのもののカッコしててバンド名もJudas PriestなんてDARと同じく聖書由来の名前でかっこつけてても、動機の解釈に極めて困るアホくさいビデオづくりに精を出していた某バンド(ぜんっぜん「某」じゃないしw)もいるじゃないか!しかもそいつらメタル界の大家じゃないか!!
 そう、バカっぽく見えていいんです。
 当人達はそうでありたいんですから。
 しかし、「メタルはダサいけど他のジャンルの信奉者にそう言われる筋合いはない」と俺が先日書いたように、連中のことをその格好だけを理由にいきなり下に見て「どういうつもりだこのバカタレどもがっ」と我々外野が言ってしまってはいけない。
 「おおぅ、ちょっとこいつはヘビイだナ・・・」と呟きつつ、あとは黙って、そして目を瞑って、曲を聴く。歌を聴く。

そして新たな扉は開かれるのだ!

立てよメタラー!

ヴィーヴ・ル・メタル!

 ・・・ま、「アゲ嬢メタル」とか最近出てきてる恥知らずのキーセン連中はぜってー聴かねーけど。

2011年10月21日金曜日

Immolation / Providenceレビュー

 今日はこれをせずにはいられない・・・Immolation / Providenceレビュー!
 圧倒されっぱなしの約19分でした。
 デスメタルなんだから、ある作品を一旦全曲聴けば衝撃でしばらく身体が動かず、しばらく時間を置いてから再度挑戦する・・・ぐらいの体験をした方が「らしい」のでしょうが(笑)、5曲入りとは絶妙ですね、全インストゥルメントが何をやっているか1度で把握するのは難しいジャンルだし、このProvidenceも実際そういう作品であったので繰り返し聴く必要があったが曲数故まったく苦にならなかったし、そして同じく曲数故もっと!もっと!と思わずにはいられない。
 EPとしての新作のリリースはフルレンスとしてのそれに比べると得られる注目は少ないし、ファンの新たな獲得の源となるにもあまり効果が期待できないのが実情ではないかと思いますが、昨日指摘した通り、これはフリーダウンロードで入手可能であるだけに購入の必要な作品に比べると反響が大きいんじゃないでしょうかね。
 少なくとも俺はこれを聴いて、“More Immolation”の誘惑に見事陥れられましたよ!
 バスドラムは基本的に踏みっぱなしですが、リズムに乗るシンバルの刻みやギターフレーズがそれに合った激速なものになる場面がアクセントのように登場するのが特徴的で、基本的にはゆったりしています。
 Lyrical Themesに掲げられているのはAnti-Religionですが、宗教を否定する者はまた宗教に詳しくあらねばならない、そして己の思想を遂行せんが為行動には執拗さが肝要でしょう。
 Immolationの面々の演奏に於いては、バカっ速くフレーズを叩き付ける様はいつの間にか通り過ぎている台風のようなもので、唐突に出てきては唐突に終わったりしており、基本的には上で述べた通り全体的に遅さの感じられるものになっています。
 おそらくはこの演奏こそがImmolationのウリなんでしょう。デスメタルといえばギターの細かい刻みにドラムのブラストビートですが、統制のない暴徒が次から次へと被害を散発させるが如きそれよりも、超重量級の冒涜を以ってワンフレーズ、ワンフレーズをこれでもかと叩き付けてきます。宗教の偉大性を完全に否定せんが為、4人一丸、そう、こわいくらいの執拗さです。
 しかしその様が却って、まるでImmolationという新たな宗教への入信を喚起させているかのように、ある意味、宗教の如く頼もしい存在の大きさを表現していることは皮肉ですね。
 Ross Dolanは全曲通して最初から最後までずっと低音域で歌っています-いや、唸っています。
 理不尽で納得いかないことに対し、己もまた理不尽に喚くしかできない子どもの怒りとは一線を画した静かな怒りの表現。他の3人がテンションを上げて宗教者に攻撃を加えんとするときも、彼はやはり静かだ。
 しかし彼は表向き静かに、それでいて相手に有無を言わさない押し潰すかのような声で主張を続けてはいるが、ベースフレーズに注目すると・・・やはり他の3人と同じく暴力的な態度で以って宗教への否定に臨んでいるのだ。思想の結実に至るその日まで歩みを続けんとするかのようなバスドラムの嵐に合わせっきりなストリングスの掻き鳴らし。たとえばCannibal CorpseのAlex Websterなどのような賞賛されるべき技巧の高さや指先の器用さなどは、少なくともこのEPからは微塵も感じられないし、知性をウリにする必要がなさそうな暴虐的ベーシスト / ボーカリストの代表格・KrisiunのAlex Camargoですらギターとのユニゾンを見せ場のひとつにしているが、Providenceに於いてはRoss Dolanのベースプレイにそういったものが見られる場面はほんの僅かしかない。
 各々が同一の指針の元にあるが故バンドとしての体裁が整っている中にあってひとり別次元にいるかのように、ひたすら唸り、ひたすら刻む。本当に不気味で且つ、そしてフロントマンとして完璧に強烈な存在感!
 宗教の否定を謳ってはいるものの、基本的にこの生身の4人だけで鳴らすその音楽は実に荘厳且つ壮大で、前述した通り、本当にまるでImmolationが新たに宗教的な存在となりその思想に賛同したものを未知なる世界へと先導していくかのようだ。
 Illuminationのストリングスの使用について、「ブラックメタルテイストのあるGravewormがこういうのをやっているもんだと期待していた」と書いたが、こういった演出もまたImmolationの神秘性の増強に寄与しているものの、これは本当にただの演出でしかないことに注目したい。
 Illuminationの始まりを担うあのリフを生み出しているストリングスの出番はその後もあるものの、あれ以上に派手になることを許されておらず、ましてや話題性のありそうな美麗な旋律を奏でたりすることも決してない。病的なまでに符割と反復のパターンが一定している。
 挙句の果てには、印象的な多重演奏を聴かされながら曲が終わるものだと思いきや、バンドの手によるものでないが為安易に荘厳な効果が期待でき、故にある意味安っぽいとも言えるようなストリングスのカデンツァの中から、一旦は後ろに引っ込んだバンドの主張がまた始まるのだ。
 このエンディング、Immolationという新たな宗教性のテーマソングの一部を担うかのようなこの弦楽に対し、「つまりはこんなものに煽られて宗教に神秘性を見出しているお前らの思想を否定したいのだ。これで終わりではない」と言わんばかりである。
 聴いて演奏を楽しむバンド、掲げたテーマに沿った内容のデキで語られるべきバンドなど、様々なバンドがいることと思う。Immolationは昨今のテクニカルデスメタルをやっている連中の技術と比べては殊更その演奏については評価すべき点のないバンドだが、テーマ性の視覚化についての責の殆どを歌詞が担う中で、ほぼ聴覚的な要素だけで主張を理解させてしまう稀有なバンドなのではないだろうか。つまりそれは、テーマについても思考を巡らされるだけでなく、演奏についても頭でっかちなコンセプトに付随する単なるオマケではないことの証明になっていると思う。
 また、ギターソロも、テクニックが観点ではまるでお門違いな意見しか聞かれないだろう。それほど個性的だ。
 エクストリームメタルバンドにありがちな、楽曲に姿を変えた技術力の展覧会の中の一ブースであるかの如きものとはまったく無縁で、音の数はびっくりするほど少ないし、10秒程度で終わってしまうフレーズもある。Illuminationに至ってはギターソロがない。
 しかしこれがまた不気味さに拍車をかけている。フレーズの構築の仕方には洗練さが感じられないし、正直これまで聴いたデスメタルのギターソロでこうもヘッドバンガーたちに「コピーしてくれ!」と言っているようでないものは初めて聴いた。あまりに終わりが唐突で編集の仕方を間違えたのかとすら思ったソロもあった。
 俺は聴いている最中、「まぁ本当はスウィープきめまくりーのとかみたいなフレーズも弾けるんだろうな」と思っていたが、何度も聴いている内にそんな想像は、「いやこれでいいんだ、これがいいんだ!」という揺るぎのない納得に塗り替えられていった。
 1988年に結成され、最初のフルレンス・Dawn of Possessionのリリースが1991年(当時のラインナップはR. Dolan、R. Vigna他、Tom Wilkinson / Gt.、Craig Smilowski / Ds.)・・・Cannibal CorpseやSuffocationなどに比肩するデスメタル界の古株だ。
 かつてはメタル界のパイオニア、そして昨今に於いては、現行のエクストリームメタル界で尚その存在感は強烈な個性により薄れる予兆もなく、また、新鮮味や斬新さが薄れゆく一方である同界隈にあって、いまだに魅力の更新が続いていることは実に驚異的。
 世の、愚かにも俺と同じくImmolationを今まで知らなかったヘッドバンガーたちが健全なら・・・爆撃機にも見える得体の知れないの何かが飛来する様が描かれたアートワークにちなみ、爆撃を加えられたかの如き衝撃を以って、宗教を超越したImmolationという新たな存在の信徒となるであろうし、快感を与えられることと同義の暴虐さを秘めた「次なる爆弾」の投下を待ち侘び、また、知らずのうち己らの後ろに落とされ惜しくも不発弾となっている「古い爆弾」にも手を伸ばすことでしょう。
 このEPを聴いてしまったが最後、それはImmolationが齎す逃れられない摂理(providence)なのですね。

IMMOLATION
PROVIDENCE

レコーディングラインナップ:
Ross Dolan(ロス・ドーラン) - Vo. / Ba.
抑揚を極力排した不気味なボーカルに酷使されるベース、まるで冷徹な拷問。
Ross Dolanが務まるのはRoss Dolanだけ-真のblasphemer。

Bill Taylor(ビル・テイラー) - Gt.
Robert Vigna(ロバート・ヴィナ) - Gt.
メタル史に残るような名リフ・名フレーズこそ飛び出さないが、
テーマ性の表現に徹した姿勢はソロイストの集合体のようなデスメタルバンドの中でも異色。
バンドとして健全だが故にその冒涜的姿勢は実に強固・・・こんなヤツらに誰が太刀打ちできる?

Steve Shalaty(スティーヴ・シャラティ) - Ds.
柔軟さ極まるフィルインなどが恋しいなら別のドラマーを聴くといい。
このバンドに必要なのは彼のような底なしにパワフルなtorturerだ。

2011年10月20日木曜日

Drummers - Steve Shalaty、Kerim Lechner、Dallas Toler-Wade

 Immolationの新EP・Providenceは、なんとフリーダウンロードで入手可能であることが発覚!

-“Providence”レコーディングラインナップ-
①
② ④
③

Ross Dolan - Vo. / Ba.
ロス・ドーラン
Bill Taylor - Gt.
ビル・テイラー
Robert Vigna - Gt.
ロバート・ヴィナ
Steven "Steve" Shalaty - Ds.
スティーヴン・“スティーヴ”・シャラティ ※S

 ※S:
 以前Immolationを話題にした際「なんて読むのかわからない。インドっぽい」で終わらせたこの苗字ですが、「Shalaty」をアラビア文字に転写して検索すると人名としてヒット。ただ、俺は「شلتي(shalatī)」と打って検索しましたが、返ってくるのは「شلتی」としてです。後者の方だと「shalatā」とも読めるので「Shalaty」を指していない可能性もある。また、「Shalaty」の出自を探ったつもりでも、アラビア文字からは含まれている母音がわからないので、「Shilatī」とか「Shalatay」とか「Shulatī」などと読まないとも言い切れない。但しアラビア語の単語は基本的に子音のみでは始まらないので、唯一「ShlVtV」としては有り得ない。
 ただ、ペルシャ語のアラビア文字だとيの語末形は常にـیなので、「شلتی」はペルシャ人の名前かもしれない-これの含まれる検索結果の文章はアラビア語によるものばかりではあったが。
 まぁこれだけでは「じゃあアラブ / 中東系?」と簡単には言えませんが、なんかそう思って顔を見てみるとあっちの人っぽい印象を持ってきてしまうような・・・。あの特徴的なヒゲもあるしねー。中東の人=ヒゲモッサリってイメージがやっぱね。

 後々カネを取って売るつもりなのかどうかは知らないが、現在行われているツアーのライヴ会場ではCDと「ヴァイナル・ヴァージョン」(ヴァイナル=vinyl=ビニール。LPのこと)の配布もするそう。ソースはココ。ちなみにこのニュースを知ったのはいつものHR・HM板。
 いやー、スゴイね。ただ、とても嬉しいがこのEP制作にかかった費用の採算はどう取るんだろうと心配にもなってくる。現在のツアーの客入りが予想よりも良くてカネに余裕ができたが故のワザとかなんだろうか?
 ダウンロードはもう済ませました。フリーで手に入るだけに、「制作にあたって大して費用も労力も費やしてないものなんじゃないか?」と思ってしまう人もいることでしょうが、私はこのProvidence、デスメタル界の重鎮と呼ばれる存在になっても尚現状に甘えず、更なるバンド自身の宣伝及びファンの獲得に貪欲であることが表れたものだと思いますし、また、代金が要求されるCDに対してよりも容易にリスナーの反応が集められるであろうことをバンドは期待し、故に、エクストリームな方向性の極まった昨今のデスメタル界のダイハードなヘッドバンガー連中に向けての生き残りを賭けた挑戦と受け取っていいように感じられました。
 Illuminationで初めて知り、「他の曲も聴いてみたい」と思っていたところに願ってもないこのリリース・・・クリックひとつで簡単に手に入ったが侮ってかかっていては精神が返り討ちにされるであろうこの5曲入りの“デジタル”EP、私は有難く拝聴致し、また、真摯な気持ちで感想を書かせて頂く次第であります。
 さて次はNuclear Blast所属バンドつながりで、ちっちゃいことながらこんなニュースも-Sickdrummerdotcomチャンネルに、DecapitatedのKrimhによるPest(最新作・Carnival Is Forever収録)のライヴパフォーマンスがアップ。

-“Carnival Is Forver”レコーディングラインナップ-
③ ④ ① ②

Rafał Piotrowski a.k.a. Rasta - Vo.
ラファウ・ピョトロフスキ = ラスタ ※R
Wacław Kiełtyka a.k.a. Vogg - Gt.
ヴァツワフ・キェウティカ = ヴォッグ
Filip Hałucha a.k.a. Heinrich - Ba.
フィリプ・ハウハ = ハインリヒ ※F
Kerim Lechner a.k.a. Krimh - Ds.
ケーリム・レフナー = クリム ※K

 ※R:
 「Rasta」は本名がRで始まることとラスタファリズムから来てるんでしょうかね・・・ドレッドヘアだし。思想は自由ですが、代表的テクデスバンドのひとつのボーカリストがこれってのはちょっとなぁ。

 ※F:
 もうやめてます。早いよオッサン!(実際はまだ若いが)
 ちなみに・・・ドイツ系のステージネームなのでドイツ語読みしましたが、Carnival Is Foreverのあるバージョン付属の特典DVD(@12:00)だと「ハインリシュ」と呼ばれているように聞こえます。ポーランド語でもドイツ語でもCHが示す音は/x/(ドイツ語では更にIの後で/ç/)なんですが・・・俺の耳がおかしいだけかな。
 余談ですがこの動画の途中(@5:47)、Krimhの横でVoggとエンジニアのMalta(マルタ、本名: Arkadiusz Malczewski / アルカディウシュ・マルチェフスキ。勿論こんな奴知らんよ、ブックレットに書いてある)がポーランド語で話す様子が映っていますが、Krimh、ポーランド語わからないんじゃ・・・自分のテイクについての話なのになんか不安になるだろこれじゃ。

 ※K:
 Metallumによるとオーストリア人、なのでドイツ語読みしたが・・・何故Krim「h」なんだろう?「Krim」でも同じ音になると思うんだが・・・。
 さて以下はこのヘンな「Krimh」というステージネームに触発されたアソビの考えです。
 MH(/v/)という二重子音は個人的にアイルランド語を思い起こさせられる(cf. Galway < Gailimh)。関係あるのかわからないが、この動画にユーザーから少し気になるコメントが-「Krimhの話し方にはスコティッシュ訛りが感じられる」。イングランド人、スコットランド人、アイルランド人については与り知らんが、それぞれの言語-ゲルマン語派の英語とスコットランド語、ケルト語派のアイルランド語の2グループは、その成り立ちに於いて相互的な関係性はかなり薄い。が、イングランド、スコットランド、そしてアイルランドは隣接しており、各々が今日等しくUKという連合国家の一構成要素であるが故に、このステージネームと「スコティッシュ訛りがある」という意見-あくまで一意見だし、「like you have ...」でしかなく専門家が聞いて判断したわけではないが-の関係は、実はKrimhはアイルランド系の人間なのではないかという気にさせる。
 ここまでを踏まえた上で「Krimh」というステージネームの由来についてだが、その見慣れない綴りは得体の知れない演出のための利用を彼に思いつかせたが、そもそもは出自に忠実に綴られた本名なのではないか。そして「Kerim Lechner」は、本名であるには違いないが英語名、と。
 Metallumをハナから信じていればアイルランド語がどうとか言わないんだが、ホントなのかどうなのかこのサイトの情報は個人のプロフィールに関しては信じられん部分がかなりあるからなぁ・・・。
 それにしても毎度書く羽目になってるこういった名前についての注釈欄、独立させて記事にしてもいいくらいの文量になることもしばしばだからオマケにしとくのちょっと勿体ないかもw

 SickdrummerdotcomはSick Drummer Magazineという、その名の通りキレたドラマーを扱う雑誌が持つチャンネルで、基本的にアップされる動画で最もよく聞こえる音はドラミングのそれなんだが・・・。
 この動画はやたらとギターの音が目立つ。というか、スタジオレコーディングを聴いてるのと印象がそう変わらないと言った方がいいか。
 こんな音作りにしなくてもDecapitatedはVoggのバンドだってみんなわかってるわけだし、あの暴虐的でもありとてつもなく流麗でもあるギターワークはこんなデカ過ぎる音で表現しなくても元からバンドの中で最高に目立って魅力的なものだと思うんだけどな。
 あとユーザーのコメント-「Fog machines suck」という意見の通り、もやがすさまじくジャマ。
 この演出、上述の音、Sickdrummerdotcomの動画でドラマーの手腕が理由でなくこんなにガッカリしたのは初めてですw
 ただ、今回Krimhについて、Decapitatedのことも含めて書くにあたり色んな動画を観たわけですが、Krimhが単なるドラマーではないとわかったことはとてもいい収穫になりました。
 彼はギタリストとしても有能です。ビックリしました。彼自身のチャンネルで観られますよ。自身がギターを弾き弾き、ドラムを叩き叩きする様が切り替わる編集はマジアツいっすね。こんなことできる人、いいなあ・・・。
 Krimheraというアルバムをフリーダウンロード音源としてリリースしており、前はRapidShareから入手できたらしいのですが・・・残念、今はもうないです。
 このチャンネルは4年前に開かれており、Dimmu BorgirやScar Symmetry、Arch Enemyなどのカバーに混じりDecapitatedも!Invisible Controlという曲で、Carnival Is Foreverしか持っていない俺は当然知らない曲ですが、プレイがエラいことになってるのはわかります。故Witold "Vitek" Kiełtykaのコピーですもんね・・・。
 現在22歳なので、当時18歳ですか・・・ヒャー。なんか俺が言っていいのかわかりませんが、「あれっ、今のちょっと叩ききれてない?」みたいな場面が何度か散見されるものの、18歳の日本人がニコ動あたりにこんなプレイ動画あげたら神だのなんだのといったコメントがつきまくりそうです。
 過去にはMetallumで確認できる限り、フルレンスのアルバムをリリースしたことのあるオーストリアの2つのバンドに在籍していたようですが、あまり活発でないようなので、それらのバンドを通してではなく、このチャンネルの動画を観てVoggはアプローチをかけたのかもしれませんね。
 実際ギターもうまく弾けるドラマーってのは多いのかもしれませんが、俺が耳と眼で確認したことあるのは彼と、Decrepit BirthやAbigail Williamsなどでのプレイで有名な超凄腕ドラマー・Sam "Samus" Paulicelliだけですね(イタリア系アメリカ人?)。この人、Insane Drunk Drummerという動画で初めて知ったときはやたらウマいがただのアマチュアだと勘違いしていたのもいい思い出です。
 そういえばNileのDallas Toler-Wadeは昔ドラマーをやっていたことがあると目にして、この度ちゃんと調べてみましたが、Lecherous Nocturneというバンドで2006年にドラマーとして音源を残していますね。
 なんとこのバンド、元Nile・Joe Payneや現Nile・Chris Lollisもいたことがあるそうです。しかもChris Lollisは当時ギタリストで、上述したDallas Toler-Wadeのドラミングが収められているレコード・Adoration of the Bladeに、彼と共に参加していました。「Guitar」と共に「Backing Vocal」を担っているとも紹介されているので、後のNileへの参加もこの頃から定まっていたようなもんですね。
 HR/HMでも特にメンバーチェンジの激しいエクストリームメタル界隈ですが、こういう「縁」みたいなものを探るのは楽しいっすw
 彼のドラミング、めっちゃ見てみたいです。・・・と思っていたら、ホント、つべ様様ですね、動画はありませんが音源が“違法”アップロードされてました。

-“Adoration of the Blade”レコーディングラインナップ-
④ ⑤ ③ ② ①

Jason Hohenstein - Vo.
ジェイソン・ホーエンシュタイン ※J
Christian Lofgren a.k.a. Kreishloff - Gt.
クリスティアン・ロフグレン = クライシュロフ
Chris Lollis - Gt.
クリス・ロリス
Mike Poggione - Ba.
マイク・ポッジオーネ
Dallas Toler-Wade - Ds.
ダラス・トーラー=ウェイド

 ※J:
 彼に限らずですが、特に思い入れもないバンドのことなので、今回本当の読みについてはまったくこだわってません。
 ただ、上の画像に写っている男たちがそれぞれ誰であるかってのは間違ってないはずですよ・・・たぶん。ちなみにChris Lollis、Dallas Toler-Wadeだけでなく、Mike Poggioneも現在はいません。

 おおっ、この顔、このハゲ具合(笑)、ホントにDallas Toler-Wadeだ!
 で、そのプレイはというと・・・オイオイ・・・なんだこりゃすげぇぞ・・・。
 まぁ普通っちゃ普通のデスメタルドラミングで、ギタリストとしてだけ知っていた人が「実はドラムも叩ける!」(いや、本当は「実はギターも弾ける」ので今ギタリストをやってる!なのかもしれませんが)ということで驚きが評価に多少加味されていることは自分でも否めませんが、それにしたって普通にデスメタルバンドで叩けるってだけで本当は凄いもんな。
 ちょっとアイデアもブルータリティも足りない気がするので、それが故に解雇された、或いは自分でドラムには見切りをつけてギタリスト一本でやっていくことにした、とかなんですかね。
 ちなみに現在同バンドで叩いているAlex Lanciaは本当のやり手のようで、sickdrummerdotcomでプレイ動画が観られます。いや確かに凄い。
 それにしてもまぁ、Steve Shalatyの名前についての2度目の注釈、Kerim Lechnerのライヴパフォーマンスと名前とソロイストとしての活動、元ドラマーとしてのDallas Toler-Wade、記事書き始めからは予想もつかなかった「ドラマー祭り」な内容になりましたねw

2011年10月19日水曜日

Trois Groupes Musicaux de Century Media Records \m/

 “The European Leaders of Gore”(by Century Media Records)、Abortedがニューアルバムをリリース!

① ③
② ⑤

Sven "Svencho" de Caluwé - Vo.
スヴェン・“スヴェンチョ”・ド・カリュウェ ※S
Eran Segal - Gt.
エラン・セガル ※E
Michael Wilson - Gt.
マイケル・ウィルソン
J.B. van der Wal - Ba.
イェー・ベー・ヴァン・デル・ヴァル ※JB
Ken Bedene - Ds.
ケン・ビディーン ※K

 ※S:
 Abortedはベルギーのバンドですが、現在在籍するベルギー人は実は彼のみ。名前の読みはフランス語かオランダ語の規則を適用することになりますが・・・これがまたよくわからない!
 姓がC-で始まっているからロマンス語派-つまりフランス系-と見なしたいところですが、-W-が含まれているのでゲルマン語派?-つまりオランダ系-と混乱してしまいます。
 結局はC-で始まっていることを理由に姓はフランス語読みしました。即ち「de」もフランス語読みです。
 ただ名の「Sven」はフランス人らしくないので、これはオランダ語読み。フランス語読みだと「スヴァン」。ただSvenという名前を持ってる人ってそもそも個人的にはスウェーデン人とかノルウェー人って印象がありますけどね・・・。
 英語でのインタビューの動画では「スヴェン」と呼ばれているので、少なくともメディア向けの名乗りには自分でもこう言っているんだと思います。

 ※E:
 出身地がはっきりと明示されている情報はありませんが、たぶんイスラエル人。
 また、出身地がさだかでないときは、名前と、過去に在籍したバンドの活動拠点を参考にもしています。彼はイスラエルのバンドにいたことがありましたし、Segalはユダヤ系の苗字です。Eranはちょっとわからんけど・・・。
 ちょっと混乱させられるような情報がありまして、en.wikipedia.orgによると"The band members of Aborted hail from Belgium, France, Israel, United Kingdom, and the United States."だそうですが、この文章の根拠になっているBlabbermouth.netの記事は2008年に作成されたので、2009年からAbortedに参加しているEran Segalのことを示しているわけではないと思います。おまけに当時のメンバーにイスラエル人はいなかったはずなんですが・・・。
 ちなみにSvenchoの妻、Miri Milman(System Divideのボーカリスト; Svencho自身も在籍)はイスラエル人です。過去にはOrphaned Landのライヴに参加したことがあるんだそうな。

 ※JB:
 PVには登場せず。この人よりもMichael Wilsonの方が後に入ってきたんですが・・・。どんな風貌の人かということ自体は画像検索でわかります。
 Svenchoのことを「Aborted内唯一のベルギー人」と書きましたが、この人もベルギー人かもしれません。在籍経験のあるバンドがオランダのものばかりだったので(ドイツもアリ; それなりに有名なLeaves' Eyesってバンド)オランダ人かもしれません。
 ちなみに「J.B.」と「der」表記はen.wikipedia.org準拠、公式サイトだと「JB」と「de」、Metallumも同様。前者を選んだのは正しさを無視して完全に好みを優先した結果です。

 ※K:
 イギリス出身。「Bedene」の読み方は調べても出てこなかったので、なんとなくそれっぽい感じで。クロアチアの「Bedene」って人はen.wikipedia.orgでも出てきたんだけどね。

 リリース自体は来年だそうですが、おそらくずっと前からアナウンスはされていたんでしょうね。なので一般的には「そんなこと、え、今更?」なんでしょうけどw
 久々に聴きましたね、こいつらの曲。
 先日ゴアグラインドを主題として記事を書きましたが、そういえばAbortedを忘れてました。初めて聴いた曲はDead Reckoningだったなあ、懐かしい。この動画、一旦曲終わったらまた同じの始まるんですよ。意味わからん。
 もしかしたらゴアとの出会いはこの曲がきっかけだったかも。なんだか得体の知れないことをやってるなという印象を持ったことは覚えています。
 それにしてもこいつらもバカテクですね。
 ゴアってテクはいらない印象があったんですけど、テクデスを聴いてるときと同じくらい「技巧的な演奏を聴いて満たされる欲求」が刺激されます。
 他に知ってる曲は、これまたビデオがあったからという理由でThe Chondrin Enigmaなんですが、上のDead Reckoningと併せて、この頃に比べるとトレイラーで聴ける音は大分全体的な音がすっきりしてますね。まぁ、この2曲は映像が低質ということから察するに、もしかしたら音質もアレだっただけかもしれませんけどね。もっとグチャグチャしてる方がいいって人もいそうです。
 ・・・それにしても俺、この手の映像マジダメなんです・・・コワイ・・・。
 ゴアグラインドの音楽性は耳に脳に実に楽しいものですが、扱ってるテーマを視覚的に見せつけられるとマジキツいです・・・。
 上のバンド画像つくるために何回爪が剥がされるシーン見てしまったことか・・・。
 「タバコを目に」もヤバいですが、そこまでいくともうバンドが出てこないので見る必要がなく安心。ヤッタネ!
 さて最新情報としてCentury Media Recordsのチャンネルからもうひとつ。ま、上のもこれも、昨日今日公開されたものじゃないんですけどね・・・。

⑥ ③
② ①
④

יעקב "קובי" פרחי a.k.a. Kobi Farhi - Vo.
ヤ’アコヴ・“コビ”・ファルヒ
יוסי "סאסי" סהרון a.k.a. Yossi Sassi Sa'aron - Gt.
ヨスィ・“サスィ”・サハロン(サ’アロン)
מתי סוטיצקי a.k.a. Matti Svatizky - Gt.
マティ・スヴァティツキ
אורי זילכה a.k.a. Uri Zelha - Ba.
ウリ・ゼルハ
מתן שמואלי a.k.a. Matan Shmuely - Ds.
マタン・シュム’エリ ※מ
שלומית לוי
a.k.a. Shlomit Levy - Vo.
シュロミト・レヴィ(ツアーメンバー)

 ※מ:
 フォーカスの当たった場面がひとつもなかったので今回は載せられず。正式メンバーじゃないShlomit Levyはアップになってるのに・・・。!סליחה, מתן-それにしてもUri Zelhaはまたもや殆ど顔がまともに表れないなぁw

 Orphaned Land、最新リリースにして初DVDのトレイラー第2弾!
 Abortedという一見ユダヤ人とは関係のなさそうな、しかしイスラエル人(=Eran Segal、たぶんだけど)のいるバンドとOrphaned Land併せての記事の話題になったので、結果的に「ユダヤ人 in HR/HM」のバンドを初めて2つ並べて紹介することになりました。
 Orphaned Landの名前自体も、なんの因果かMiri Milmanについて書いたくだりで出していますね。
 いや決して意図的にこの2バンドを同時に扱おうとしたわけではないですよw 今日Century Media Recordsのつべチャンネルを確認したらこいつらに関係した動画が目に入ったからさぁ・・・。
 まぁOrphaned Landは筋金入り、というかイスラエルのバンドなんで、彼らを指して「メタルユダヤだ!」と喜ぶのはおかしいのですがw
 前回このDVD、The Road to OR-Shalemについて話題にしたときから、ステージ上のミュージシャンたちを見て既にわかっていたことですが、ゲストに呼ばれた人が結構いるんですね。
 こういった人々の出で立ちや用いている楽器、演奏も相俟ってホントに中東色が濃いーのなんのって。
 出身地域の特色やお国柄が音楽を通して表現されるのを聴いたり目にしたりするのはいつであってもなんだか感動してしまいますね。
 メタルにあっては尚更ですね。民族色が出にくいジャンルですし。
 だからこそフォークメタルってのは人気なんでしょう。流行りのサブジャンルを聴いてるだけでは決して味わえない未知の感動があり、メタルの新たな可能性(と言っても今更でもありますが)をまざまざと見せつけられますからね。
 「見せつけられる」ならグロじゃなくてこういうのがイイな、俺はw
 サブジャンルと言えば、「メロディックデスメタル」ほど定義の曖昧なサブジャンルはないと個人的には思っているんですが、このバンドはなかなか聴いてて凡百の連中とは別モノ感がありました。上の2バンドと同じくCentury Media Records所属なので一緒に話題にしちゃいましょう。

 
④ ①
③ ②

Niilo Sevänen - Vo. / Ba.
ニーロ・セヴァネン
Ville Friman - Gt.
ヴィッレ・フリマン
Ville Vänni - Gt.
ヴィッレ・ヴァンニ
Markus Hirvonen - Ds.
マルクス・ヒルヴォネン

 フィンランドのInsomniumです。
 こいつらも「デス」かって言うと、ボーカルの歌い方がそれっぽいだけなんですが、ジャンル分けに依拠していては語れない強い魅力を感じたのです。
 お約束の「PVがあったので聴いた」なのでまず印象に残ったのはバンドの映像的な部分ですが、これ、つくりがとても神秘的ですごく気に入りました。それだけに最後Niilo Sevänenが虫を吐くところが安っぽすぎてめちゃめちゃ余計ですが・・・。
 冒頭の楽器をアップにするカメラワークなんて見慣れているはずなのに、こうも「メタルを演奏するのに用いているでない不思議な道具」を見ている感覚があるのは何故なんでしょう。
 似たバンドで言えば、サビが多少それっぽいということで、Amorphisですかね。アグレッションはInsomniumの方が断然上なので、俺はそこが好きです。今のAmorphisはメロディは相変わらず上質ですが、メタルバンドとしてはあまりにも全体的な質感が暖かすぎる。
 あとこのPVで個人的に重要なのは、ギタリストが歌っているところ。ギターで歌ってるとかではなく、口を動かして、ってことね。ライヴでも歌ってるのかどうかはわかりませんが、レコーディングで入れたコーラスを再現しようとするならNiilo Sevänen以外にも誰かの歌は必須でしょうね。
 もうなんて言っていいやらわかりませんが、2人のギタリストの所作ひとつひとつがこれまたツボなんですよ。歌ってるところなんて、このメロディも相俟ってなんだかすごく胸が締め付けられる思いがします。
 ボーカルだけやってるヤツ、楽器弾いてるだけのヤツより、楽器を弾きながらリードボーカルをとってるヤツ、楽器弾きながらコーラスにも参加するヤツの方が俺は断然好きですし、尊敬できます。
 昨日の記事で元NileのJoe PayneがFacebreakerのPVで咆えていることについて言及しましたが、その後ライヴ動画を観ると、彼はNile時代と同じくDivine Heresyでも歌ってました。
 Facebreakerの中でだけの歌うフリでも俺には十分かっこよかったのですが、ライヴでも叫んでいると知って本当に感激。
 そう、このInsomniumのギタリスト2人も実際はライヴでは歌ってないとしても、俺にはこういう歌を愛する姿勢を見せてくれてるってだけでも大切ですし、多大な好感を寄せる原因に成り得るんです。
 俺歌ヘタだしな~ってことでコーラスをとらない人もいるでしょう。それはそれで仕方のないことなので別に責めはしません。
 でも楽器やってて、音楽に携わってて、歌キライだ!って奴は果たして実在するのでしょうか?
 俺も歌いたいなと思うのが自然ではないのでしょうか?
 まぁバンドのイメージ上の問題や、ライヴでのパフォーマンスの自由度にも関わることでもありますから、PVでもライヴでもギタリストやベーシストにコーラスを任せることについては一筋縄ではいかない事情もあるでしょうが、なんにせよ俺の心はこのThrough the ShadowsのビデオひとつでInsomniumというバンド、そしてそのメンバーたちに完全に釘付けになったわけです。
 「メロディックデスメタル」って、メロディアスさをウリにするにしてもデス要素で宣伝するにしても中途半端なジャンルじゃないかと今のところは思わずにはいられないんですが、一緒に歌える歌も人間業とは思えないような演奏も好きな身としては、極まればこれほど理想的にその名が耳に響くジャンルもないですね。
 このジャンルの大御所と言えばChildren of BodomやArch Enemy、後期Carcass、Dark Tranquility、それから昔のIn Flames、Soilworkらへんだと思いますが、個人的にどれも「デスメタル」としてはピンと来ないですね。
 目下俺の理想の「メロデス」は、Deathのやっていたこと。
 目立った美しい旋律はChuck Schuldinerによる幽玄な響きのギターフレーズくらいしかなかったかもしれませんが、出番は少なくとも曲を決定的に印象深いものしている大きな要素のひとつとして数えられるのなら、「メロデス」ってのはそれで十分じゃないんでしょうかね。

2011年10月18日火曜日

Divine Heresyの名前が消えてる・・・

 Century Media RecordsのオフィシャルサイトからDivine Heresyの名前が消えてる・・・。

④ ③
② ①

Travis Neal - Vo.
トラヴィス・ニール
Dino Cazares - Gt.
ディーノ・カザーレス
Joseph "Joe" Payne - Ba.
ジョウズィフ・“ジョー”・ペイン
Tim Yeung - Ds.
ティム・ヤング

 「VIEW FORMER ARTISTS」ってとこクリックすると一応まだ残ってるデータは見られるんだけど、一体どうしたんだろう?
 最近バンドのプロフィールの確認とか使える写真の収集をしにFacebookにアクセスすることを覚えたんだけど、このDivine Heresyのページだと、ファンが12日にコメントしてくれてるんだよね・・・めちゃめちゃありがたいよなぁ。バンドからは応答なしのつぶてなのに;;
 Tim YeungはWorld under Bloodを立ち上げたし、Dino CazaresはFear Factoryに出戻り、Joe Payneは脱退、Travis Nealにも他に参加しているバンド-それもスウェーデンの!-があって・・・ホント、海外のバンドっていとも簡単に根元が折れるよね・・・。
 Joe PayneはNileのライヴメンバーとして参加した経験もある名手だし、彼くらいになると、そりゃ飼い殺しは耐えられないだろう。
 あとあのバンドはベーシストも歌わされるけど、彼も歌ってたんだろうか?・・・めっちゃ見たいぞ!FacebreakerでTravis Nealの咆哮に合わせて自分も咆えてたことに合点がいくってもんだ。
 そういえばNileのベーシストはピックで弾く人しか見たことないんだけど、それもJoe Payneのプレイスタイルと一致するよね。
 現在の専任ベーシスト・Chris Lollisもやはりピック弾きです。

① ③ ②
④

Karl Sanders - Vo. / Gt.
カール・サンダース
Dallas Toler-Wade - Vo. / Gt.
ダラス・トーラー=ウェイド ※D
Chris Lollis - Vo. / Ba.
クリス・ロリス
Γιώργος Κόλλιας a.k.a. George Kollias - Ds.
ヨルゴス・コリアス = ジョージ・コリアス ※Γ

 ※D:
 たとえばこの動画とか、彼の名前の表記は「Toler-」と「Toller-」が混在していますが、俺が最初に目にしたのは前者の方でした。
 改めて公式サイトで確認しようとすると、ナゼか繋がらず・・・死んでる?あの凝りまくりのサイトw
 仕方ないのでMySpaceでの表記を正しいものとし、彼の苗字は「Toler-Wade」以外にありえないと見なします。

 ※Γ:
  彼は「ギリシャ系アメリカ人」ではなく、ギリシャ生まれギリシャ育ちのギリシャ人です。「George Kollias」は現在暮らしているアメリカの住民らしい名乗りに過ぎず、ギリシャ語のサイトではギリシャ人としての名前で紹介されています。もしGeorge Kolliasが本名であり出自が「ギリシャ系」でしかなかったのならいちいちギリシャ語名に訳されません(サイトによりけりかもしれませんが)。

 Nileは殆どのスタジオアルバムに於いてベースはDallas Toler-Wadeが兼任しているので、歴代の専任ベーシストは上に挙げたChris Lollis、あとはJon Vesanoと、最初期にいたChief Spires(チーフ・スパイアーズ)のみ。Annihilatorでももうちょっといるぞ!w

③ ②
① ④

Karl Sanders - Vo. / Gt.
カール・サンダース
Dallas Toler-Wade - Vo. / Gt.
ダラス・トーラー=ウェイド
Jon Vesano - Vo. / Ba.
ジョン・ヴェサーノ
Tony Laureano - Ds.
トニー・ラウレアーノ ※T

 ※T:
 仮名転写は「ラウリーノ」がよく見受けられますが、-EA-を/iː/とする英語発音をこれを読むにあたって採用するなら、LAU-は/loː/になりませんか?まぁ、実際本人がそう発音してるんなら文句はないですよ、もちろん。

 Jon Vesanoも見ての通り、Chris Lollisに負けず劣らずゴッツです-且つ、以前は囚人でもやってたんですかってくらいの顔w
 ただChief Spiresはまともに顔が確認できる画像が少なく、「彼が映っていると思われる」写真を見てもどれがそうなんだかわかりません。ベースを弾いている姿をシュートしたものはありますが、本当に彼なのかどうか・・・よくわからないながらも申し上げますと、その写真で確認できる分には、やはりピックで弾くベーシストのようですし、また、いい体格をしています。髪の長さも他のベーシスト同様で言わずもがなw
 それにしてもWacken Open Airのプロショットはいいパフォーマンスを収めたものだらけだなぁ・・・。売れってマジで。
 Divine Heresyに話を戻して-Travis Nealも、彼の前任・Tommy Cummings(トミー・カミンス; Divine Heresy在籍時はTommy Vext名義)も互いに似たようなボーカリストである上に特に強烈な個性があるわけでもないから替えなんていくらでもききそうだけど、Joe Payneはテクニカルなプレイヤーとしてだけではなく、パフォーマーとしても失ったのは惜しい。
 Divine Heresyを構成するDino CazaresとTim Yeungという母体に、是非ともJoe Payneを取り入れておいて欲しかったな・・・。
 ちなみにDino Cazaresの現在のメインバンド・Fear FactoryのFacebookには、彼はガンガンメッセージを投稿してます。ケータイで。
 なんかムカつくよな~。
 俺がFear Factoryよく知らないからかもしれないけどさ。
 まぁ俺元々この人好きじゃないんだけどね。
 当たり前ながらデブ・ガリひっくるめて色んなヤツがいるメタル界だし、オイオイと突っ込みたくなるような体型の持ち主も少なくありませんが、その中でもこいつは見た目に関するあらゆる点があまりにも醜すぎるから。

④ ②
③ ①

Burton Christopher "C." Bell - Vo.
バートン・クリストファー・“スィー”・ベル
Dino Cazares - Gt.
ディーノ・カザーレス
Byron Stroud - Ba.
バイロン・ストラウド
Eugene "Gene" Hoglan - Ds.
ユージーン・“ジーン”・ホグラン

 まぁこのバンドのデブは見ての通り、Dino Cazaresだけじゃありませんけどねw
 業界きっての超重量級バンド、Fear Factory!
 Gene HoglanもDino Cazares同様、みっともなくて長生きしなさそうな身体してますが、この人はそんなもんどうでもいいと思えるくらいの凄味が一挙手一投足から感じられるからね。
 Byron Stroudもものすごい巨漢だけど・・・彼は単なるデブってのとはナンか違う気がする。
 Gene Hoglanはハラの出具合からして間違いなくデブ-それも常軌を逸したデブーだけど、Byron Stroudは全体的にデカい。腕の太さや足の太さもハンパじゃない。ちなみにヒゲのモッサリ感はJoe Payneの上をいくほどヤバイw
 絶対日本では見られないなっていうかこんな風に成長することも有り得ないだろうなと、人種というものはこうも人間同士を強く隔てるのかということをまざまざと実感させられる男-それがByron Stroud!
 なんか名前も風貌を表しているかの如き語感で、もうここまでくると笑える。

 「友達がケンカでガイジンにやられてきた」
 「なんてやつ?」
 「バイロン・ストラウドってヤツだって」
 「あ~そりゃダメだね」

 的な。普通名前は聞かんだろうけどw
 あとアメリカ人だったなら更に「敵わない」感が増してた気がしますが、彼はカナダ人です。ピンとこないよねw
 でもDino Cazaresは単なるブサイクなデブ。
 つくる曲やリフにはカタルシスがあるが・・・こいつの存在とプレイする姿自体にはそんなもん微塵もねーや。

2011年10月17日月曜日

10/16、CDを6枚とDVDを1枚 Pt. II

 というわけで昨日の続き。
 話題が昨日の記事の中で言うところの⑥と⑦に移るので画像も新たに撮影。

⑥ ⑦

 ⑥やくしまるえつこ - ノルニル / 少年よ我に帰れ [KICM-3238]
 ⑦Bon Jovi - Live from London [UIBY-9027]

 撮影したときはDVD観てました。Jon Bon Jovi熱唱(?)中です。
 アルファベティカルに楽しむってのは、特定のメディアを優先した上で、ってことではないので、CDはDokken, Dream Theater, Fair Warning・・・ですが、その前にBon Joviが来ますので、話題の中心になったのはCDの後ですが昨日買ったものの内最初に楽しんだのはこのBon Jovi。
 さてBon Joviのスタジオアルバムは最新作・The Circleを除いて全部持っており(Crush(リンク先ではわかりませんが、確かこれはUK盤のはずです)とLost Highwayのみ輸入盤)、ベストはCross RoadにTokyo Roadも買い、今のところ唯一所有する洋楽ミュージシャンのシングルであるReal Lifeも入手したりと、一時期Bon Joviは私の音楽ライフのすべてでした。
 特に入れ込んでいたのはBounceまでなので、The Circleはその内買おうかと思いつつまだ手に入れてませんし、Lost HighwayはDIR EN GREYのTHE MARROW OF A BONEを買った際おカネに余裕があったので、ついでとして安い輸入盤を選びました。余談ですがこれら2つはJEUGIAで買って、ディルの方にはクリアファイルがついてきましたね。
 Bon Joviは洋楽への入口にもなりましたが、皮肉にも他にもっと刺激的なバンドを知る内にBon Joviの優先順位は下がっていってしまったって感じです。
 スタジオ作は上で挙げた通り殆ど持っているのですが、ライヴ作はCD・DVD共に昨日まではゼロでした。
 初のライヴCDが出たとき気になりはしたんですが、タイミング悪くBon Jovi熱が弱まっていった頃で、覚えている限り初めて聴いた / 観たBon Joviのライヴは、Have a Nice Dayの初回限定盤特典のDVDを通してでした。
 内容については、単なる特典DVDなだけに曲数で言うと10曲にも満たなくて、雰囲気もかなりゆる~い感じだったので、「元・メタルテイストもあったハードロックバンド」としてのBon Jovi像はそのDVDからはわからず、俺が夢中になったアルバム-特にNew JerseyからThese Daysまで-からの曲をもっと、そして若々しくパワフルなパフォーマンスをもっとと欲してはいましたが、熱が冷めてきていたこともあってYouTubeやなんかですぐに見つかりそうものなのに特にそういった映像を探すこともせず、その内関心はすっかりヘヴィメタルへ。
 このLive from Londonは新譜情報をチェックしていた折偶然その発売を知り、現在のBon Joviへの関心は大分薄まっているものの、過去のハードチューン満載のライヴはやっぱり一度観てみたいぞ!と衝動的に予約したものです。
 さて前置きはここまで、内容については・・・と繋がるのが自然でしょうが、感想はまた今度。
 みどころたくさんで、且つ曲目が大して多くなかったせいか各曲の印象も互いに薄め合うこともなかったので今もかなり多くのパフォーマンスが思い返せますが、やっぱ見落としがこわいですからね。
 昨日買ったものは何一つ昨日の内には封を開けませんでした。
 そして今日Bon JoviのDVDを観て、CDはDokkenのBack for the Attackと、Dream TheaterのAwakeを聴いた。
 上で「みどころたくさん、各曲それぞれの印象も強い」と簡単に評したBon JoviのLive from Londonについてもそうなんですけど、初めて聴いたこのBack for the Attackもかなり楽しく感想が書けそうです。
 なかなか衝撃的でした。セーソクwとピロセwのライナーノーツに珍しく頷けたところも、このCDを印象深いものにしています。
 さて俺が「初めて聴くバンド」と言うとき、厳密に言うと初めてではないことが多々あるのですが、このDokkenも昨日書いたこととは裏腹に実はわずかに経験済みです。
 ビデオがあるってのは、つくられた当時の人にとっても、そしてそれから長い年月が経ってからでも人々に対するプロモーションとしての役割を果たすんですね-Breaking the Chainsは聴いたことがあります。
 あるHR/HM系レビューサイトでEuropeのCarrie(アルバム・The Final Countdown収録)のプロモーション・ビデオが「ひっくり返るほどダサい」と言われてましたが、俺にとってはそんなでもなく、ではこれまでに観てきたミュージックビデオの中で「ひっくり返るほどダサい」ものありましたか?と問われると、まさしくこのBreaking the Chainsのビデオがそれに当たりますと答えますね。
 これのディレクションした奴はまずアホですし、OK出したバンドもまたアホですし、これがプロモーションとして効果的だと判断したレコード会社も同じくアホですし、関わった連中はみな等しくアホだと思います。
 HR/HMはダサいという見なしは、時代性だけにその原因を求められるものではなく、HR/HMはそのものが「生まれたときから今までずっとダサいもん」だと個人的には思ってます。
 LAメタルとか、活動方針の中に架空のストーリーの展開を音楽で表現するという要素を持っているパワーメタルバンドみたいないかにもダサい連中だけでなく、デス系の奴らだってみんなダサいです。ただ他のジャンルの信奉者に言われる筋合いはないからヨソからそう評されるのは許さないけどね。
 けどこれは!このBreaking the Chainsのビデオは“このダサい奴ばっか”の界隈の中でも最も「ナシ」のヒドさを誇ってると思います。
 でも実は「ダサい=悪い」じゃないんですよね。
 こんくらいダサくないと、俺たぶんこのビデオは曲と共に印象に残らなかったと思います。
 こんだけ極めつけにダサいから曲込みでそのデキが忘れられなくなったんだと。
 ビデオ制作にあたっての映像面でのコンセプトの表現方法は貧弱そのもの、Dokkenの連中の演技もクソったれどころじゃないイモさがまったく悪い意味で眩しいくらいですが、じゃあ曲はどうかっていうとボーカリストのDon Dokkenの歌がまたショッボくてね~。
 この曲+ビデオを知ったのは確かHR・HM板でだったと思いますけど、これが今日でもよくその名を目にするギターヒーローのひとり・George Lynchを擁する有名バンドの曲なのか、一体どこがいいんだ?とそのとき強く思いましたし、正直今でも思ってます。
 Back for the Attackは、Judas Priestで言うところの、スラッシュメタルムーブメントに影響された末に生み出されたPainkillerみたいなアルバムなんでしょうね。
 セーソクも広瀬も雰囲気が変わったと評してましたし、俺も1曲目のKiss of Deathを聴いて、「えっ、これがBreaking the Chains歌ってた人なの?」ってビックリしましたもん。
 この変化に対する俺の驚きについて納得いくことをこの2人がうまく語っていたので、「珍しくライナーが面白く読めた」わけなんですよ。
 George Lynchは今は多くの人が認めるところの残念ギタリストに成り下がっているそうです。昔からムラの多い人ではあったらしいんですけど。
 俺もそんな残念な演奏を動画を通して聴いたことがあります。まるで素人でしたね。
 つべに、Dream TheaterのJohn Petrucciが弾いているところにめちゃくちゃな演奏を当てたセンスのない動画があるでしょう、あれを観ているかのような気分でした。
 自分はよく知らなくても、色んなところで「すごい」「すごい」って評価を目にしてれば、「お前すごいんだろ?」と思いながら聴こうとするのは当たり前ですからねえ。
 さてたまたまですがうまいこと例にDream Theaterが登場してくれたところでAwakeに少し触れようと思います。
 1曲目のタイコから始まるストーリーの重厚さは、記憶の中で残っている感触のままでした。
 おお~これだよこれと思いつつ聴いていく中で嬉しいことに以前とは違った印象も受けましたし、最終的得られたこのアルバムについての感想をいつか書くとき、俺はどれだけ頭の中、目に見えぬペンで綴られる文章を忠実にここで再現できるか楽しみです。
 では最後に⑥について。
 聴くのは一番最後になる予定です。
 デジタルでのソートだとラテン文字より平仮名があとに来ますし、転写して「Yakushimaru Etsuko」と考えてもYngwie J. Malmsteenと同じくラテン文字順序終盤のYだし。
 なんで買ったかって言うと、Amazon.co.jpでの評価の高さを目の当たりにして。
 この人が関わってるCDは軒並み評価が高いものばかりなんですけど、評価の平均、レビューの数共にシングルだとこれは新たな最高級商品なんじゃないですかね。
 「ノルニル」について、輪るピングドラムのOPテーマとしてOAバージョンを聴いただけではありましたが「今回はやくしまるえつこが気に入らない」と書きはしましたが、ではOAされていない内から新OPテーマとしてその存在が明らかになっていた「少年よ我に帰れ」についてはどうなんだろう?、そして、「ノルニル」はフルで聴いてもやはり驚きのない曲なんだろうか?という2点が気になりまして、手っ取り早く購入者の意見が読めるAmazonへ。
 やー、みんな絶賛ですね。
 短文で終わらせている人が殆どいないのがまず印象的で、そして実際内容を読んでみると、OAバージョンではわからなかった点を知るに、結局は俺の琴線に触れそうだと判断できたことが購入の決め手になりました。
 まぁ、でもやっぱり「ノルニル」はないな、ってなるのかもしれません。
 でも「少年よ我に帰れ」はまったくの未経験なわけですし、やくしまるえつこのやっていること自体はもう好きになっちゃってるので、たまには先んじて聴いたことのあった曲でなくともいいじゃないか、ということで買いました。
 買ったからには聴くのを楽しみにしてますヨ。
 明日はFair Warning聴けるかなー。
 Skid RowとYngwie J. Malmsteenは、知らない曲はあっても全体的な雰囲気は聴く前から大体想像つきますし、あんま驚きはないでしょうからね。
 Fair Warningは、どこでもなんの曲も聴いたことないです!これはガチ。

2011年10月16日日曜日

10/16、CDを6枚とDVDを1枚 Pt. I

 なんかHR/HM界の最新情報をチェックするようになってから記事の元にする話題がそればーっかりになってたけど、今日は久々にネットとは切り離されたところで起こったことが書ける!

 
①
② ③ ④
⑤
⑥ ⑦

 というわけで、CDを6枚とDVDを1枚、買って参りました。AVセル商品の購入はThe Dark Side of the Moon以来ですね。漫画はその後もなんか買った気がする。
 さて①から⑤まではWARNER HARD ROCK 1500という廉価盤再発企画によって発売されたものです。内訳は、

 ①Fair Warning / Fair Warning [WPCR-14260]
 ②Dokken / Back for the Attack [WPCR-14245]
 ③Skid Row / Skid Row [WPCR-14251]
 ④Dream Theater / Awake [WPCR-14259]
 ⑤Yngwie J. Malmsteen / Fire & Ice [WPCR-14257]

 この内初めて聴くバンドがFair WarningとDokken、初めて聴くCDがSkid RowとFire & Ice。
 Skid Rowからは他にもSlave to the Grindが出ていて、それも予約品として届いております。確かひとつのバンドのCDを2枚頼んだのはSkid Rowだけだったハズ。
 このシリーズのCDは全部で13枚予約していて、やたら色んな場所で名盤って声を聞くからこの安く買える機会に是非聴きたい!ってのと、前からチョット興味あったってのが混在しています。
 今日見送ったのはSkid Rowのあと1枚を除くとVandenberg(1st)、Winger(1st)、The Wildhearts(忘れた)、Harem Scarem(2nd)、Ratt(1st)とかですね。
 Skid Rowは、先日記事にしましたが元ボーカリストのSebastian Bachが今実に残念なことになっているので、「元々かっこよかった」に相対的評価と懐古感情が加わって、心の中で期待がえらいことになってるのが自分でもよくわかります。
 といっても私、40 Seasons: The Best of Skid RowというCDは持っておりまして、1stの中でも特に人気の高い曲は大体知っておるのです。
 ザンネンSebastian Bachに落胆させられた気持ちを払拭しようとつべを検索してみると、・・・Youth Gone Wildのビデオなんてあったんですねえ。当たり前ですが観てみると、聴いてみるとやはり実にカッコイイ。
 Skid Rowという曲名ではないが歌の中に"SKID ROW!"・・・これぞハードロックの醍醐味ですねえ。
 彼らも曲によってはヘヴィメタルと言ってもいいような面を見せていましたが、まぁハードロックバンドってことでいいですよね。
 ヘヴィメタルだとバンド名が曲名になってるってこと自体が珍しいですから、ましてや自らのバンド名を織り込んだ歌詞を乗せた曲がバンドのテーマのようになっているとか・・・そういうのはほぼ皆無なんじゃないですかね。Black SabbathとかIron Maidenはやってましたが、それくらい古いバンドじゃないと・・・。
 Dream Theaterは以前記事にした通り、WARNER HARD ROCK 1500を知るキッカケになった1枚。大感謝です。そしてよくぞ再発してくれたよワーナーマジ最高。
 ああ、それにしてもこれ聴くのヒサビサ。なんで手放しちゃったのかな。
 1曲目のタイコ回しから、ナニか起こるぞって雰囲気がプンプン。今思い返すだけでもワクワクしてきて早く聴かせろと耳が急かすのだ。
 あの頃ドラミングだけで己の存在価値を主張するMike Portnoyは純粋にかっこよかったなあ。
 でもまぁちょっと待ってネ俺の耳サン。アルファベティカルに聴いてくからAwakeはBack for the Attackの後なのだ。
 それからYngwie J. MalmsteenのFire & Ice。
 収録曲の内既に、ミュージックビデオのつくられたTeaserだけは聴いたことがあります。
 ボーカリストがGöran Edmanなんですよね。
 まぁワケのわからんビデオでしたが、彼の歌は実に刺激的。
 個人的に「個性的なボーカリスト」の最大の好例だと思っている元ArtilleryのFlemming Rönsdorf(動画のない曲のみのアップロードは極力紹介したくないからと探すとこんなレア動画が。しかし俺がお勧めしたい彼の真骨頂はB.A.C.K.での歌なので、これはあくまでもちょっとしたサンプルです)みたいな、誰かに紹介する際その特徴について「クセのある」という一言で済ませようもんなら必ず突っ込みが返ってきそうなボーカリストも大好きですけど、Göran Edmanや、同じくスカンディナヴィア出身のJørn Landeなど、少なくともメタル的な歌ならなんでも(デス以外)歌えそうなプロ然とした人も好物です。
 このアルバムは曲数が多すぎるってところに否定的な意見が寄せられることがあるそうですね。
 確かにまあ、インギの音楽性で14曲(このWPCR-14257はプラスボートラ1曲の全15トラック)は多いかな・・・。
 こういう偏屈な人の音楽のフォロワーは、「同じのばっかじゃん。飽きた!」って人と、「同じのばっかじゃん。もっと!」って人で極端に分かれてそうですね。俺はインギのアルバム、まだ聴いてないのが結構あるんで飽きてはないですね。
 ネットがバケモノギタリストのエキシビションみたいになっている昨今ですが、それでもまだインギの動画って観たくなりますよ。
 やっぱ格が違いますよ。
 個人的な好みも加味して言いますが、一番大きな魅力は何をやっても結局ロッカーなところ。
 クラシックとかジャズとかやってましたってギタリストはやっぱなんかお行儀良く弾く人多い気がするんですよね。シュラプネルもそんなのばっかじゃないですか?指板見つめながらじゃないと単純な構成のリフも弾けないとか・・・。あと立ってギター構えたときその位置がかなり高かったりとかね。
 インギは、ソロなどの単音フレーズを組み立てる際には元々やっていたバイオリンを鳴らすが如くなのかもしれませんが、ロックにはジミヘンから入っただけあって立ち振る舞いとかはやっぱワイルド。
 悪く言えば「昔の人」なんですけど、たとえば機材のチョイスの仕方とかライヴ中のアクションが特定の誰かの影響下にあるのが見え見えだろうが、なんにせよネオクラギタリストでインギみたいにアクティヴにパフォーマンス取る人は結局今も昔もインギの他にはいませんしね。
 ライヴなんてどうせスタジオ通りに弾けないんだからスタジオ盤だけ聴いててくれ!とまで言われたら、顔がブサイクだとかパフォーマンスがイモだとかギターの位置が高いとか手元でチマチマしてるとか、プレイ以外の点を評価の対象にはしませんけどね。
 ちょっと頭は悪そうだしワイルド通りこして乱暴なところはどんな育たれ方・成長の仕方すればこんな風になるんだと呆れてしまうし、協力してくれるバンドのメンバーをこき下ろす姿勢なんかは絶対に受容できませんけど(お前が集めたんだろーが)、結局出してる音と演奏の際の佇まいがかっこよければ、そのときだけは純粋なファンになれますからね。

 さてちょっとここまでで途中でメシ食いに立ったりとかで時間を費やしすぎてしまいましたので、⑥と⑦の残り2点についてはまた明日。
 ・・・買わないと言っていた、あのCDが写ってますね・・・。

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