♪TOCT-24739
Vocalonationは昨日書いた時点から更に1、2曲流したところでとめた。なんでか忘れたけど、なんか他のことしたくなった覚えがある。「感想書く」って明記した以上は1度くらい最後まで聴かないといけないわけだけど、今日はまだ聴いてないし、日付変わるまでに全曲は不可能なので諦める。
それよりこれだよ、これ。
どれ?
これ!TOCT-24739。
いやあー、黒夢ってこんなかっこよかったんですね。
以前俺はSOFT DISKに入ってる曲の方が好きなものが多く、HARD DISKはなんか演奏ゴチャゴチャしてるし清春の歌は粗すぎだしで、後遺症 -aftereffect-など数曲を除いて好きな曲はSOFT DISK収録のものよりずっと少なかった。
しかし!
今日ふと自閉症 -autism-のサビを思い出して口ずさんでると久々に聴きたくなってつべで検索。なんとPVがあるじゃあないか!CHANDLERとかも・・・アルバムの曲なのに、バンドカラーの演出のためにカネかけることを惜しまなかったってことなんですかね。
俺の弟が初回プレスのEMI 1994-1998 BEST OR WORSTを昔持ってまして、自閉症はそれで聴きました。俺が持っているのは残念ながら2002年に再発されたものの方で、同曲未収録。有名なようですね。俺が再発を買った当時はそんな事情知らないし、なんでCHANDLERから始まってるんだろう、自閉症最高だったのにと思ってました。
で、普段はどんなアルバムだろうが1曲目から、2枚組のものなら1枚目の1曲目から聴くのが常であるが、その自閉症が本来入っていた2枚目のダーティな面を改めて吟味してみようじゃないかと再生・・・。
1曲目のCHANDLERからヤバイ!なんだこりゃ、文句つけようがないぞ!
HR/HMを経た今の方が真価がわかりますね。
いやー、久々に聴いてホント良かった。持ってて良かった。買ってて良かった!
昔は清春の歌だけじゃなく、バックトラックもゴチャゴチャやってるようにしか聞こえなくて、本気でヘタな連中が演奏してるのかと思ってました。でも確か後遺症だかSICKだかのバスドラムは粒揃ってなかった覚えがあります。
いやー、トンデモナイですね、ヘタクソが演奏してるとか。
バンド結成当時のままHARD DISK収録曲を録音してたらヒサンなことになってたかもしれませんが、そこは卓越したギタリストやドラマーを他からスタジオ録音限定で持ってこれる強みと、佐久間正英の強固なプロデュース。今聴くと切れ味抜群だし音も実は非常に整ってます。
雰囲気こそヴィジュアル系の香りを漂わせてますけど、こんなに普遍的なハードロックをプロデビューしてものの2、3年で実現させてしまうヴィジュアル系バンド、そうそういるでしょうか。
清春の歌や歌詞、曲調につられたが為に、ガラクタこねくりまわしてるような印象を持ってしまったのかもしれません。
母体は2人で成っている為、個性の塊である清春と共に目立たないわけがない和製D.D. Verni・人時もシンプルながらミョーにシビれますなあ。
うーむ、凄まじいベストアルバムがあったものだ・・・いや紛れもなく俺のなんだけど。
そういや昨日か一昨日、これまた久々にPIERROTのPRIVATE ENEMYも聴いたんだよね。
#1がすげーヘヴィで驚いた。このヘヴィさがずっと持続するわけではなかったのが残念だ。
正直FINALEは企画倒れじみた完成度で、楽曲よりもテーマに沿った歌詞なり演出なり優先だったので大半の新曲は紙一重で佳作か駄作かってものばかりでしたが(特にNEWBORN BABYはヒドイ。これだけは褒めようがない)、メジャー1stアルバムがアレだったとは信じられないような力作を作り上げてきてたのですね。
まるで、DIR EN GREYがMACABRE(関係ないけどマカブラって読むらしいですね、これ。マカブルってずっと読んでました。フランス語知らない頃から。というかマカブラはおかしいんだけど)でいきなり濃く、しかし更に聴きやすく大進化を遂げたが如きです。
ジャケからインナーまで基本色を黒で統一しただけのことはある作風で、これに乗せた歌がキリトのものだってのがもったいないね・・・。MASS GAMEとか不謹慎な恋とかにゃ合ってるんだけど。
要は、ヘヴィ過ぎたんでしょうね。CREATUREも録り直ししたが為にキリトの力不足っぷりが更に顕著に。HEAVENとかID ATTACKのようなギターが低音をガッツリ弾く場面の少ない曲が多いアルバムで活きるボーカルなんですね。AUTOMATION AIRやa pillなんかのパフォーマンスは言うことないですし。
昔のアルバムは面白いなあ!