♪MICP-10998
「一志死去」の記事に対するアクセス数、現在733・・・。
もうGoogleでもYahoo!でも「一志 死去」で検索するとここQUI T'A COLLÉ(E)がトップに来ます。ビックリです。
検索上位に来るサイトって、その検索に使われたワードを基にアクセス数を伸ばしたもの順なんだろうか?他に上位に来ているサイトにはここより簡単に人を集められると思しきニュースサイトもあるのに・・・。
たぶんおカネとかもそうなんでしょうけど、数が急に増えるとそれが欲しかったとはいえなんか恐くなりますね。
あと「一志死去」について言えば申し訳なさ・・・他のサイトじゃ見られない情報が込められているワケでもないし。
ただ、最近のアクセスの殆どが一志絡(がら)みの検索ワードを基にしているので、他にアクセスのある記事へはなんていう言葉で辿って来てるのか殆どわかんないことに、上の2つの良くない心情とは別にちょっと困ってるんですよね。一応「Amy Winehouse 死去」とかもあるんですが・・・。
ゼイタクすかね。
ところで昨日ですが起きたら日付変わってました。
頭、まだ痛いです。
ルル飲んでます。
ちょー効きますよこれ。
今まではこれ飲んで寝て起きたら快復してたんですが、今回しぶといすね。
ちなみに新ルル エースっての服用してるんですけど公式サイトには何故か載ってないですね。生産終わってるのかしら。
熱さまシートも使いました。
これもイイすね。貼ってから暫くはかなり頭痛がまぎらわせました。
あくまでも「暫く」ですけどね。8時間効用を謳ってますけど正直1時間もしない内に効果は大分ショボくなります。
あと湿布みたいなニオイがするのでさっさと剥がしたくなりますね。そんな嫌いなニオイってわけじゃないんですけど自分の頭からだと鼻に即入ってくるのでこれはキツイっす。
さて感想ですが・・・。
なんかダメすね、書こう書こうと思うとダメだ。頭使ってなんかカッコイイこと言おうとしてしまう。
Sculpture of TimeとかKagrra Indies BEST 2000-2003なんかの感想を書いたときのことまるで思い出せないし、衝動的なものだったんでしょう。
それがたまたま買った次の日のことだったから今回も早く書こうと考えてしまったんだな、たぶん。
いやまあそれに・・・ホントに今回買った新譜の印象は言葉にし辛いのよ。
スラスラ書けたやつは深みがさほどなかったってことかな?=悪いじゃないけどね。
簡単になら言えるけど、これほどの作品、パッパッと終わらせたくないっつーか・・・。
なのでちょっとだけ。
DecapitatedのCarnival Is Foreverは一言で言うと取っ付きにくい。
ある曲の拍とベースにノれない限りその曲は好きになれないと俺は思っとるんですが、Carnival Is Foreverはポリリズムが多いんですよ・・・。
Meshuggahほどキツくはないんですけど、正直俺ポリリズムってあんまり面白いと思わないんで、ポリリズムがないパートで安心する感じですね。
Voggのギターソロが素晴らしく、ここはイチオシポイントですね。
洋楽の曲目は気にしないタチなんでどの曲のものか忘れましたが、ひとつ本当に感銘を受けたソロがありました。こんな心にくるギターソロ久々に聴いたってくらい。
バッキングはまぁ他のバンドでも聞けるか程度のものですが、たまに「歌える」ような印象の強いリフが飛び出してきますね。
上に挙げたMeshuggahのTomas Haakeのドラミングとか聴くとわかるんですけど、ポリリズムを維持すると複雑なパターンが組み込めないみたいですね。
ポリリズムばかりってわけでもないのでTomas Haakeのドラミングほど単調じゃないんですけど、Krimhのプレイは結構地味です。ブラストもあまりないしフィルにオッと思わされるようなものも覚えがない。
Rafał Piotrowski(ラファウ・ピョトロフスキ)のボーカルはつまんないです。なんかコア系にいそうな感じで、しかしデスとしては勿論、コアとしても中途半端。凄みも足りない。Travis Neal(Divine Heresy)が専ら低音で歌ってるような、別にこいつこれ1作限りでもいいや的なボーカリストです。
専ら展開の妙で聴かせるアルバムで、なんだかよくわからないカオスな空間、そこに突如現れるVoggの美麗なギターソロ、この2つが最大の魅力ってところです。
別にポリリズム使ってるからこいつらスゲーとかいう評価にはしませんが、一表現として用いることで「どうなってんだ!?いやもっと聴かねば!」という気にさせられることは間違いないです。
次にDevin Townsend ProjectのDeconstructionですが、これはCarnival Is Forever以上にカオスです。
まぁいつものことと言えばそうなんですが、ただいつも以上に音の洪水に飲まれやすいデキ。
ホントにこれデヴィンの激情を具現化しただけみたいなつくりですよ。
コピーしようと頑張らない限り、一緒になって歌えるところなんて殆どない。
OpethのMikael ÅkerfeldtとかEmperorのIhsahnなども参加していますが、基本的なボーカルはDevin Townsend、ギター、ベース、キーボード、シンセ、プログラミングも全部彼です。
ドラムはSoilworkのDirk Verbeuren(Soilworkだけではないが)とデヴィンの活動ではお馴染みのRyan Van Poederooyenが叩いてます。
また、The City of Prague Philharmonic Orchestraが参加。正直俺は実際のオーケストラとシンセで鳴らした擬似オーケストラの違いなんてわからんので特に評価に影響もないです。
後半にいくにつれてデヴィンがどんどんテンション上がっていく展開になっていて、音の密度はキュウキュウ、デヴィンの歌(?)はますますやかましいし、ギターソロは全編通して一切ないがそれだけに留まらず前半では高音弦使ってすらいないんじゃないか?みたいなプレイだったのが、何曲目で出てくるか忘れたけど、おそらくWrong Side以来の歌のバックで延々スウィープというアレンジが眩しい。
R.V. PoederooyenよりもD. Verbeurenの方が叩いてる曲が多いんですけど、後者が叩いている曲の方が圧倒的にインパクトあります。SoilworkのThe Panic Broadcastで初めてプレイを聴いて一発で惚れましたが、いやデヴィンにプレイを依頼されるようなドラマーだったんですね。
しかしこれ、最大級と言っていいほどのスケールと迫力で脳を揺さぶる内容・・・Gene Hoglanが叩いていればなあと思ったのは、聴いた人間の中で俺だけじゃないはずだ。
何故Gene Hoglanなのか?-一緒にバンドをやっていたから。
SYL第2章を期待してるとかじゃなくて、Gene Hoglanのプレイを知ってりゃ誰もが思うはず。
Gene HoglanができなくてDirk Verbeurenができるようなことがあるとも思えないし、そもそもこのアルバムでのドラムのパターンはシンプル、目立つフィルインも殆どないし、だったら迫力優先でGene Hoglanに叩かせない手はないってな。
そもそもGene Hoglanはテクニシャンだが小手先でやたら頭デッカチなことをやるタイプのドラマーじゃなく、著名なテクニカルドラマーとしては一番と言ってもいいほどの点数の少ないドラムセットで基本的にシンプルなビートを大迫力で叩くってプレイヤーなんだよな。
そしてここぞ!ってときのオカズやらちょっとしたフレーズがめちゃかっこいいっていう。
だから結果的に別のドラマーが参加してシンプルに叩いているのがわかるこの作風には打ってつけだったわけだ。
明らかにジーンのプレイをシミュレートして指示出したとしか思えないライドの入れ方とか聴くと、余計ジーンが演ってれば!と惜しさが増す。
言ってもしょーがない与太話はここまでとして、Ghostについてなんだが・・・これ簡単に終わらそうとするとホントに一言で終わるな。
「退屈」の一言で。
環境音楽みたいなんだもん。
デヴィン本人によるライナーに書いてあるけど(DeconstructionもGhostも一部除いて同じ内容)、DeconstructionはヘヴィでGhostはゆったり、俺は今回どの新譜も聴く前に各々のライナーを読んだので、DeconstructionとGhostの大まかな内容についてはある程度の先入観を持たされたわけだが、GhostはまさかここまでHR/HMとはなんの関係もない作風だとは思わなかった。
まぁ、HR/HMじゃなくても終始一貫した強い魅力、たとえばCDを紹介する際に最初の一言としてどうしても口に出したくなるような何か強烈な特徴があればよかったんだが・・・。
「ゆったりしてます」くらいしか思い浮かばん。
しかも同じフレーズの繰り返しがやたら多くて1曲の中に飽きがある。
それをアルバム全体を以って繰り返されてみ。
退屈じゃないわけがない。
Deconstructionであそこまでハジけた後にこれを持ってくるってのは別にいい。
けど、アルバム1枚にされてまで聴きたいとは思わんな・・・。
解釈の難しさは別として、易しい言葉しか使ってないのが特徴のデヴィンの歌詞だけど、Ghost収録曲の歌詞はそれの極み。Kawaiiなんて易しすぎてわけわからん。kawaiiって言葉の解釈間違えてないか?と問いたくなる。
ちなみに歌詞は本来のインナーには載せられておらず、ライナーノーツや和訳が載っている別の紙で確認できる。
では本来のインナーには何が載っているのかと言うと、自然の風景を収めた写真・・・。
これはもうたぶん、積極的に静かな雰囲気に浸りたい人が聴かなきゃダメな音楽なんだ。
まさしくインナーの写真よろしくなところへ出かけていって、このGhostを耳に相乗効果で厭世的な気持ちを高めるってのが正しい用途なのか。
エクストリーム寄りのHR/HMに脳をやられてる人間は、どうしてもその手の音楽はひとりで楽しむものだと、無意識の内に考えてるものだと思う。
俺はそんなのばかり聴いてるから、家でひとりで聴いてても面白くないような音楽は受け付けないんだな。
俺は音楽ってのは、聴く側としても演奏する側としても手軽な娯楽だと思う。
それがなんかある音楽を聴くべき場所に行くために外出のプランを立てたり、レジャーに合わせて持ち出す音楽を決めるとか・・・そういうメンドっちいのはイヤだ。
Metallumでのレビュー数はまだ少ないけど、Deconstructionが3レビュー / 90%、Ghostが1レビュー / 60%。
メタラーにとってはつまりそういう作品なんだと思う。
俺もメタラーだからまったく異論がない。
・・・どこが「ちょっとだけ」なんだ。
・・・どこが「ちょっとだけ」なんだ。
♪VICP-64959