来た!
マキシマム ザ ホルモンのHP上にナゾのカウントダウン出現!
グレイテスト・ザ・ヒッツ 2011~2011の謎の応募券でナニができるか発表される予兆だと思うが、根拠はないし、そうとは限らない。
が、ファン歴浅いしそもそもムズかしいことがキラいな俺は気取っても深読みなんてできねー!
今の時点で「何か」が起こるまであと47時間22分。今日の日付をまたいだら残り41時間。明日24時間使って遂に最後の17時間。つまり明後日の午後5時にHP上で何かしらの動きがあるんじゃないだろうか。このカウントダウン、もしかして今日始まったのも17時だったのかな?いや~、今の今まで寝てたもんで。
特に何もなくて、一種の釣りなんかだったりしたら・・・俺は心が狭いのでマジ腹立ちます(笑)。
昨日、長門雪希ちゃんの消失 2巻とマリア様がみてる ステップを買いました。マリア様がみてるはいつも気がついたら新刊出てるって感じだなぁ~。
長門~は先月に続く漫画ドカ買い・2巻編をやったときにはなかったので出たばかりの新刊なのかな?
1巻収録の最終話に出てきたハルヒが終始デカい顔をする展開で、黒く長い髪に重い色の制服、黒いストッキングを穿いた足とめちゃくちゃヘヴィな雰囲気のキャラになっちゃってます。作者のキャラの描き方もスリムでないので更に。ただ表情は笑った顔が多いのでそこでうまく中和されてる感じすかね。存在感は抜群も抜群過ぎてもともと主人公格としての印象がさほど強くなかった長門が彼女の登場によって更にウスく。まあ、キャラが増えると単純にひとりのキャラに割けるページ数やコマ数、ページ内のスペースなんかは当然少なくなっちゃうので、ハルヒひとりの存在が「長門雪希」と名付けられた漫画の根幹を砕きにかかってるようなもんだ。しかもハルヒひとりで済めばいいが、今のところマジオマケでしかない古泉、文芸部にミステリー部門を勝手に創設しそこにハルヒ自身と共に入部させたみくると2人増員です。
それにしてもこの作者、漫画顔でまとももクソもないが、まともな人間よりもデフォルメされた絵の方が圧倒的に魅力的です。
Epilogue 8の扉とか、カラー入りで気合入れて描いたんでしょうけどダサすぎてひっくり返りました。25pのハルヒとか、もしかして腕組んでるつもりなんでしょうか。
見るべき点もあるのでエロゲやAVの如くパッケージ詐欺をしてる商品にはあたらんとは思いますが、表紙で描いた絵が一番まともってのは、「漫画」家としてはどうなんでしょう・・・。
涼宮ハルヒちゃん(漫画の表紙見たことあるだけ)みたいに2頭身、3頭身でずっと描いてる方が絵としては見応えがありそうです・・・って、これもぷよの漫画だったー!
お次に「マリ見て ステップ」を。
主人公・祐巳たちの話がメインに据えられている頃は、短編とか、祐巳や彼女に近しい人々とは無関係の話が2、3あっても別に良かったんですが、本編終了後にこの番外編みたいなおはなしをずっとリリースし続けてるのはあんま好ましくないです。というかリリアン関係ねーじゃんって話ばかりなので、マリア様がみてるって名前で発表されてる意味を感じない。
今回あとがきで作者も触れてましたが、山百合会、薔薇さま、スールは一切登場せず。舞台は基本的にリリアン女学園内でのことですが、「学校にいる」って感じで、「リリアンにいる」って感じがなかなかしてこないんですよ。
俺は文字だけで建造物の特徴とか地理とか表現されてもさっぱり理解できないタチで(リアル超絶方向音痴というのも関係しているのかもしれない)、架空の存在であるリリアン女学園の構造も「正門くぐって並木道をまっすぐ行ったらマリア像がある」ことくらいしかまともにゃ頭に入ってないんですが、今考えてみると昇降口がどうだとか古い温室の場所だとか、そういう描写って読み手が本を読んでいる間、その本の登場人物たちと共に特別な場所にいるということを自覚させる大事なものだったんですねぇ。
「ステップ」自体への感想は、「ああ令と由乃のお母さんたちの話かあ~」程度ですが、今一度マリ見てを全部読み直して、リリアンの雰囲気に浸ってみたいなと思わされるいい機会になりました。
ちなみにこれ読んだ人、どのへんでメインの2人がまったくの新キャラでないと気づきました?
俺は143ページ、「一瞬、~」、「私の夫と子供。~」のくだりでした。もしかして?という感じで、確信には至りませんでしたが。
ずっと前、それこそもう何年か前、しかも文にしてちょろっとだけ出てきた、令と由乃の母親たちは仲が良すぎて片方が片方の兄と結婚してそれからもずっと一緒にいるという旨の紹介。俺もよく覚えてたもんだ。個人的になかなか衝撃的な話だったんでしょうね。母親同士がお互いが大好きな、一組の夫婦がもう一組の夫婦と共に暮らしているという描写が、埃だらけの、しかもちっちゃなちっちゃな記憶を呼び起こしたという脳のミラクル。
しかしその文章だけが思い出すという行為に作用したわけじゃないんと思うんだな。
ズバリ、表紙。
まあどっから見ても由乃が2人いるみたいな感じの絵ですよね。「律に憧れて髪を伸ばしてようやく短いながらも三つ編みができるようになった」のが佳月ということですから、表紙に描かれた2人の少女の内、髪の短い方が勿論佳月でしょう。由乃の母は結婚後、由乃を産んでからもずっと三つ編みのままということなんでしょうかね。令の母は元々髪が短かったのでいつかを境に三つ編みをやめ、短い髪に戻した。で、令はその影響を受けている、と。まあ、剣道やる上で邪魔だとか令個人の性格に因るものもあるかもしれませんが。
あと、名前。
佳月の「佳」は「よし」と読めますし、令の名は「律令」から来てるんでしょう。表紙とこの名前だけでピンと来た人、うらやましいです。早い内に気づいたら後はニヤニヤしながら読めたことでしょう。
親父たちについて。
令の母親については覚えてないが、由乃の両親と令の父は祐巳たちの話がメインであった頃、既に登場したことを覚えている。由乃の父は由乃の手術が終わった後、母親は令に作りすぎたおかずをお裾分けするシーン(そういえばあれ肉じゃがだっけ?ここでもリンク)、令の父は風呂へ向かう令と廊下ですれ違ったシーン。令は父に対し敬語で接していたが、徳(「いさお」って打っても出てこねー)が父親になると確かにああなるなと思わされる。父親となった甲太の性格は分析するに材料不足だが、由乃と違って丸い人柄なのかなと、一度登場したとき既に思わされていた覚えがある。
今回、優についての「両刀」表現、そんな彼と自分を比べ聖が言った「同類」発言などでボカされていた「同性愛」という言葉が直接的に文字に起こされたのも新鮮だなと読んだ瞬間は思ったが・・・「いばらの森」のどこかに既に文字として出てきていたかも。
挿絵が今回なんとたった一ツ!雑誌に掲載した話であるstep-1のside Aの途中にのみ。なぜ?
最後に綿子は、実は福沢家に縁のある人?祖父、父、兄のことを口にしていたが、宮大工(祖父)、ビルを建てた人(父)、普通の家の設計をしてる人(兄)の中じゃ、祐巳の父がその兄に最も近いかと。あと年齢ね。律の兄の徳に比べたら多少年上であると思われるが、当然ながら父よりは年下。ただ祐巳の父がなんの設計をしている人なのかは描かれてなかった気がする。これも読み直しで注意深く見とかなきゃ!
買う前に裏表紙の粗筋を見て、「また番外編か・・・」と思い、祐巳たちと無関係な話はヤだい!と上で書いたが、ここまで色々書けたことを思うとそれなりに楽しめたようである。自覚はないけど。何より「マリ見てをもう一度」と思わされたのがデカい。
なんかCDも本も新しいものを次々と欲しがってしまうけど、たまには押入れを開いて昔買ったものを再び手に取れば・・・新しいものに対する欲求は消えないけど、その渇望を紛らわせることならできるんじゃないかと。
なんか作品の質を無視したかのような意見だけど、昔ドハマリしていた頃に比べたらマリ見てに対する今の興味は大分薄れてるしね。
昔あまり面白いと感じなかったものに後年のめり込むということもあるけど、マリ見てが面白いと感じられていたのはむしろ初めて読んだ高校生時分だと思うし(笑)。