2016年1月1日金曜日

1000回食されたおやつ

 いやー、すごかったですね!オヤツ=サンの某ロマサガ3動画。
 ニコレポで3部作動画の投稿を知ったときは「遂に来た!」と勿論早速観ようとしましたが、併記されていた12月31日公開の文字にカウンターを食らわされましたヨ・・・丁度23時から翌7時にかけてバイトだったんでねえ。
 さて今回の話題はそれ一色。
 VS破壊するもの戦の最中、解説の一環として過去の動画で起こした行動の意味が明かされる展開が最高に楽しかった!漫画やアニメでも、伏線回収の瞬間は多大な楽しみが得られるポイントのひとつですよね。
 「あの行動は実は後に関わってくる重大な要素だったのかも?」とか、俺は考えながら何かを読んだり観たり想像・妄想したりをさっぱりしない(できない)人間なので、ゆっくり霊夢自ら「どうでもいいけどとりあえず買っとくわ」みたいなことを言いながら大量に購入していた火星の砂の件に限らず、最終戦で明かされた事実の数々は、厳密に言えば俺にとっては伏線にもなってませんでした。それらの殆どは、それが起こされた動画内で完結しているものだと思ってましたから。
 それにしても、ここまで緻密に計画を立てて目標を完遂できる人が、最初は破壊するものに1000回挑んで散っていったなんて信じられないんですけど・・・これも演出用の狂言だったんですかね?ただこれをそうであるとしてしまうと、動画として残っている、最終的に攻略完了を担ったパーティとは別のパーティで、ツヴァイク武闘大会でおともレベルを最大まで上げた上で破壊するものに挑んだのは揺るぎない事実ではあるが、「1000回ってのは嘘かな?」って疑われかねませんよね。というか、俺なら即座に疑います。別にいーですけどね。「「閃きだけで最小戦闘回数クリアに挑戦」という大前提を堅持しつつその他の縛りや条件も加えた上でラスボスまで到達する(そして撃破する)」こととラスボスに1000回挑むことは関係ありませんし。ただ、TAKEをどれだけ重ねて必須戦闘毎に設けられた目標を達成するのかがこの動画シリーズの大きな見所のひとつとなっていることを考えると、「実は1000回戦ってません」は非常にマズイですよね。まあ、1000回どころか、ザコ戦に10回程度であっても俺としては戦い過ぎだと捉えてしまうので、正確なTAKE数がどうあれ乱数に翻弄され同じ戦闘を何度も繰り返すことになったのは間違いなく事実であるはずなので、数字は別に問題じゃありません。こんなことを考えてしまうのは、ひとえに今回のおやつの人の計画の素晴らしさが原因なんです。
 最初はもう少し楽観的に、どうにかなるだろうと考えていて、1000回(彼の中でのNGライン?)挑んでも本当にムリだったから根本的に計画を練り直したってことなんですかね。しかし最終的に採用されたラスボス撃破までの道程の下に四度、破壊するものを倒したって話なんだからすごい。如何に計画の完成度が高かったのか、ということをその結果が物語っていますよね。
 そしてご本人も言及していた通り、滑稽な場面を多々経つつ、最終戦に緊張感のある攻略法であったことが極めて非凡だと思います。
 手堅く真面目に隙なく淡々と難関を突破するのも、編集如何ではありますが十分絵的に面白くなる可能性があるだろうと思うのですが、意図的に色々と羽目を外しつつエンターテインメント性の追加も考慮に入れた攻略となっていたわけで、ホント脱帽モノです。
 これがゆっくり実況で成されていたってのがまた効果的だったと思います。
 ゆっくりによらない、人間による実況、もしくは初見実況だったりするとある程度行き当たりばったり、或いは楽観的にゲームを進めていって、思わぬアクシデントに狼狽したり絶叫したり必死に打開策を考えたりといったところが実況ならではの面白さを生むわけですが、ゆっくり実況って、喋ってる内容全部後付けですもんね。演出特化型の編集なわけです。ご本人は「攻略するだけよりも10倍大変だった。もうゆっくりはいれない」(しかしこの発言の直後に、後日ゆっくり解説を入れた動画をつくる予定であると言っていたが・・・)と編集の大変さに言及していましたが、これが字幕プレイだったらもうひとつ盛り上がりに欠けていたと俺は思います。実際、ロマサガ2は、まあまだ全然進んでないせいもありますが、ロマサガ3の先を待っていた頃ほどは今のところこの先の楽しさに期待してません。これまでの縛りプレイの中でも随一のレベルで大変だそうですが、ならばゆっくりで騒がしくバカバカしく実況して欲しいものだったんですがねえ。編集に凝って完結に4年を費やした「最少勝利回数」シリーズの、総パート数に見合わない完結までの長さを考えれば字幕編集の方が次を長く待たされる可能性が低くなりそうでいいと言えばいいのですが・・・まあ、これについて自分なりの答えを出せないのは、別の動画シリーズのせいもあるのか、今のところは更新が極めて鈍足であることも関係しているのかもしれません。
 「最少勝利回数でクリア」シリーズのPart 1には、「伝説の始まり」というタグがついています。まあ、ニコ動に限らずネット界隈での大言壮語的な言い回しや表現は今に始まったことではありません。伝説と言っていいのかどうか俺にはよくわかりませんが、このシリーズは間違いなく面白い。そしてそんな珠玉の動画シリーズがきれいに、極めて面白くまとまったのが最高に嬉しい。そしてシリーズが完結して、「楽して」シリーズと同じく、各動画の終わりに次のパートへジャンプする(最終パートではPart 1へループ)仕様に変更されたこと。これが今後の視聴を更に楽(!)させてくれることになったことがまた素晴らしい。
 それにしても真に畏怖すべきは、彼を含め様々な人々が現在も(解析が容易になった現在だからこそ、か?)多様な楽しみ方を見出だせるロマサガ3というバケモノRPGなのかも、という気がしてきました。もはやこのつくりこみの完成度の高さたるや、おそろしさを感じるレベル。
 たとえば言語関係に例えると、ある言語を用いて何ができるということに該当するだろうか・・・と相変わらず遅々としている言語学習の進捗具合に意識を飛ばしてしまいましたが、何はともあれ目出度い完結に心から拍手!
 ・・・トルクのArc the Lad IIノーダメクリアの更新はいつになるんだァ!今回の緻密な行動によるラスボス撃破を見ていましたらあの動画シリーズを思い出さずにはいられませんでしたよ。
 俺は待ってるぞ!

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