2011年4月16日土曜日

Maïcon

 2chの速報headlineをチェックしてたら、「なんとかって日本人選手がどっかのチームのDFやってるマイコンという選手にユニフォームの交換を持ちかけられた」というニュースがあった。
 マイコン?
 なんだそりゃ、ちゃんとした名前は?とWikiってみると、本名Maicon Douglas Sisenando、ブラジル人だった。
 ヘンな名前だなと安直に思ってしまったのはある種の偏見みたいなものだったかもしれないが、その実、本当にヘンな名前だったのだ。
 マイコンの父親が米俳優・Michael Douglasの父、Kirk Douglasのファンであり、その息子の名前を我が子にもつけたいと思い、はじめMichael Douglas (Sisenando)で役所に届け出ようとしたらしいが、外国人風の名前がダメということで、Michaelに近い音である(どこが・・・?)Maiconを息子の名にしたんだそうな。
 Michaelのポルトガル語版じゃ満足できなかったのか。とか、Maiquelにするとか。あと、ポルトガル語(厳密にはブラジル・ポルトガル語?)ではフランス語やスペイン語などと違ってKを用いての命名が割とまかり通っていうようなので、Maikelにするとか。とにかく、Maiconはなぁ。
 ポルトガル語版Michaelをなんと言うかは知らないが、スペイン語だとMiguel(ミゲル)なので似たようなものだと思う。
 マイコンのフルネーム(なのかな。ホントはもっと長かったりして)には他にも突っ込みどころが。
 MichaelダメなのにDouglasはいいのかよっていうw
 おそらく日本人にとって比較的馴染みのある、ということでマイコン・ダグラス・シセナンドと彼は紹介されているようだが、勿論ポルトガル語では「ダグラス」なんて読み方はしない。
 ラテン文字圏では日本と同じく名前の読み方を定めなければいけないのだろうか?
 Douglasは「ドウグラスだからいいだろう!?」と役所で粘った結果なのか。
 だったらMichaelも「ミシャエルだよチミィ」で押せばよかったのに。
 ギヴン・ネイムだけはイタリック系にしなければならないとかなのか。
 ちなみにDouglasが他の言語圏でどういう名になるかは・・・知らん。
 なんかギリシャ語にありそうな字面だ(現代ギリシャ語読みで「ズグラス」)。

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