♪VICP-64352
只今初Edguy、Theater of Salvationを聴いております。
なかなかイイね、これ。
「なかなか」なんて付いてると「まあまあ」と同意と見なされたり、「大したコトはないのか」と解釈される可能性もあると思いますが、「具体的に何がイイか」を言わずしてまず「イイね」と言うということは、俺の感想としては結構な感銘を受けたってことを示します。
じゃあそう書けばいいじゃないかって?まあね(笑)。
色々と楽器陣が何をしているのかはこれから聴き込んでいって更にこの作品を深く楽しんでいきたいと思いますが、ひとつ確実に残念なのは、音質。
いいとか悪いとかは音質について論ずるとき、言い辛い言葉だと個人的には思う。「いい」って何?って。
「好み」か「好みでない」かでしょう。
そしてこのTheater of Salvationの音質は「好みでない」です。
音の響きが非常にきたない。なんだかひどく雑に聞こえる。
そんなことはないよと言う人もいるんでしょうけど、大仰で流麗な音楽性によく合った至高の音質であると評価する人もまたいないと思います。
1999年作とのことですが、もちっとすっきりならなかったんかいな。
集中して聴こうにも、否応なしに気になってしまうこの音の質感が先立ってしまい、なんだかまともに聴こうという気をかなり萎えさせる。キビシイよ・・・。
さて音質に関してはそれくらいにしておいて。
Tobiasが2人いるんですね、このバンド。Michaelが2人いたかつてのHelloweenの如く。蛇足ですがKai Hansenのミドルネームも含めれば3人、Ingoは2人: Michael Ingo Joachim Weikath&Ingo Schwichitenberg。
そうだ、これまた本筋に関係ありませんが、Ingo Schwichtenbergってこんなにウマかったのかと、最近大量に買ったCDの中にあったPink Bubbles Go Apeを聴いて思いました。昔は別になんの感銘も受けなかったんですけどね、そのドラミングに。年が経って変化する感性ってフシギ。Uli Kuschも大好きです。手数バンザイ人間なんで。だから今のDani Löbleは、サウンドプロダクションのおかげか本人の叩き方に起因するのかわかりませんが、非常にドラミングはパワフルに聴こえるんですけど、フィルの入れ方とかに個性が感じられなかったりするせいで、基本的に単調であるという印象を受けちゃうんですよね・・・これは昨今のヘッコのつくるものの曲調にもその原因があるんでしょうけど。ホント、もともと音楽性の広いバンドじゃなかったけど、最近は更に狭まってますからねえ・・・。だから7 Sinnersみたいな「やりすぎ」は歓迎できた。狭い音楽性の中で色々やろうとしても限界なんてすぐに見えてしまうんで、何か自分たちの持ち味を厳選して抽出して凝縮したような作品を作った方がイイ。少なくとも中途半端な印象は受けないから。そういう意味でRabbit Don't Come EasyとかGambling with the Devilは全体的にヌルかった。前者ならJust a Little Sign、Open Your Life、The Tune、Sun 4 the World、Liar、Listen to the Flies、後者ならKill It、The Saints、The Bells of the 7 Hellsなんかは曲単体の個性がはっきりとしている、或いは、「Helloweenはこういうのをやるから好きだ」という作風であるのが良かったけど、たとえばDreamboundとかHeaven Tells No Liesはホント単なる「メロスピ」って感じ(しかもさほど速くもない)。デリヘルの歌唱もサラサラしてて薄い薄い。ほどほどにメロディアスな歌の後ろでツーバスがドコドコ鳴ってる・・・類型的なメロスピですよね。
そんなのつまんない。
この辺鑑みて今こそChameleonを聴くと、色々やってんなあと面白く聴けます。Crazy CatとかStep Out of Hellは前から好きだったんですけど(ノれる曲は基本的にどんなジャンルのものでもスキ)、GiantsとかMusicは大仰な雰囲気がタルさを増大させてる最悪の曲だと思ってたら今聴くと非常によろしい。
First Time、When the Sinner、Windmillあたりはまだマシだ、或いはもっと素直に好きだと言える人がそれなりにいそうですが、やっぱ他の曲は大抵飛ばすって人、ヘッコ節を期待してCD買ったんですもんね。正しいんです、それで。中途半端に薄いメロスピやってるどころかヘヴィメタルかどうかすらわからない曲が流れてきた日にゃあねぇ。そしてChameleonでヘッコのそういう面を初めて見せつけられたものだから、いいのかどうかすらわからない。
7 Sinnersの次に出すべきものは当然・・・超・メロディアスアルバムでしょうねえ。
「ヴァイキーらしい曲」とファンは言うけれど、かつてのKeeper of the Seven Keysの頃発揮していたメロディセンスと、今まだメロディは書いているけれども発表している曲に織り込まれたそれとでは明らかに異質だと思うんです。非凡でないわけではないけれど、やっぱり中途半端。Keeper~2枚に収められていたMichael Weikathの曲は、1度聴いて2度目聴いたらもうサビくらいは歌詞カード片手に一緒にちゃんと歌えるくらいのドキャッチーさを誇ってましたもんねえ。
Helloweenに限らず、どのバンドにも「ド・○○」で突き進んでいって欲しいもんです。
えー、Helloweenに長いこと話がシフトしてしまいましたが、Edguyですね、Edguy。
Tobias Sammet、のっけからメタルシンガーの十八番であるハイトーンシャウトから入ってくるもんで、「あ、こういう人だったの?」とびっくりしました。
実はIron SaviorやAmorphisなどと同じく、今回買ったCDで初めてEdguyやTobias Sammetの歌を聴いたのではないのです。
Lavoratory Love Machineとか、他にも何か聴いたかもしれない。あとはAvantasiaの、Klaus Meineとデュエットした歌も聴きました。Tobias SammetがPVの途中で白目むいて非常にキモいやつねw
Tobias Sammetの歌について、ライナーノーツには「Michael Kiskeのような」とありましたが、確かに。小さい影響大きい影響さだかではありませんが、Tobias SammetはMichael Kiskeの歌唱に、絶対にハイトーンシンガーへの変貌を夢想させられたことでしょう。
結構ムリしてる感もありますが、音はハズしてないのでモノにはできてるんじゃないでしょうか。「ここハイトーン来るべき!」ってとこでちゃんと入れてきてるので好感持てました。俺の都合なので、これは彼のセンスとは関係ありませんが。
Tobias Sammet, Tobias Axxel, Jens Ludwig, Dirk Sauerの名前は覚えた。
Tobias Sammetは前から知ってたから。
Tobias AxxelはTobias Sammetと同じファーストネームで、Axxelは明らかにステージネームだから。Axl Roseとか、「アクセル」という言葉に強い印象を持っているからってのもあるかも。Wikipedia.enにはTobias AxxelがBirth Nameとなってましたけど、んなわけねぇだろう。わからないなら別に書かなくてもいいのに。そういやBirth NameとかAssociated Actsとか書いてあるテンプレの欄、昔Alexi Laihoの記事のそれの見出しにassholeって書いてあったの思い出したました。
Jens LudwigはJens Johanssonと同じファーストネームで、ライナーノーツに和田がルドウィッグって書いてたから。「ルドヴィヒだろう!」と突っ込んだことでその名を持つ者がバンド内にいるという記憶が確実なものに。
Dirk Sauerは、同じくライナーノーツに「ダーク・ザウヴァー」ととんでもない転写で書かれていたから。「ディルク・ザウアーだろう!」と突っ(ry
ザウヴァーて。アルメニア語じゃないんだから。
いやもしかしたらホントにザウヴァーて読むのかもしれないけど。
で、あとひとり・・・。そもそもこの4人、担当パートをはっきり覚えてるのはダブルトビアスだけで、イェンスとディルクは何を弾いてるのか覚えてない。イェンスがギター、ディルクがドラムだったっけ?じゃああとひとりはギタリストですが・・・全然名前思い出せませ~ん(笑)。
ブックレットをちらっと1度見ただけなのにゲストパフォーマンスをしたと記してあったことをしっかり覚えてるGrave DiggerのUwe Lulisしか、5人目は思い出せない。
ただこれもたぶん、Heart of Darknessのライナーノーツに「ウヴェ・ルイス」って書いてあったからその名前が印象に残ってて、それで一度見ただけのにちゃんと記憶できてるんだろうな・・・。そのライナー書いてたのも和田のアホだったような。
ウヴェといえば、Gamma RayのHeading for Tomorrowでベースだかドラムだか演奏してたのもウヴェ、Uwe Wesselって人だったなあ。ありふれた名前なのか知らないけど、ひとり見ればもう次はないだろうと思わせられる珍しげな響きです・・・個人的な印象として。
そうそう、ドラムといえば!
Iron Savior、全部聴きました。
知りませんでした、Kai Hansen、正式なメンバーだったんですね。Megatoropolisで知ったから4人のバンドって印象が強くて、そもそもKai Hansenのバンドと言えばもうHelloweenかGamma Rayしか頭になかったので、まさか他のバンドを有名になってからやってたとは夢にも思いませんでした。なんでもPiet Sielckは元Helloweenなんだとか。
で、ドラムといえば、なんですが、そのIron SaviorのUnificationで叩いてたの、Daniel Hans Erwin Zimmermann(かっこいいので本名で)だったんですねえ。
やべぇ、超ブサイク(笑)。
この人のことはGamma Rayで知ったので、近年の眉のない強面な風貌しか見たことなかったんですが、昔は昔で単なるブサイクっすね。Gamma Rayには超高速ナンバーが多いこともあって超絶ドラマーって印象がありますが、Unificationでのドラミングを聴いたときは特に何か感想として言うべき言葉も浮かばず・・・。
つーかIron Saviorの面々、ブサイク揃いです。Jan-S. Eckertだけかっこいい。Grave Diggerにも「エッカート」て音の苗字を持つ人がいたような。確か綴りがちょっと違うんだよ。Eckhertとか・・・。
Edguyの連中もかっこいいと思えないんですが、ライナーノーツには美貌という言葉で風貌に対する賛辞が。
う~ん?(笑)
つーかTobias Sammetちっちゃい。いや周りがデカいのか?
邦ロックバンドのボーカリストは何故か他のメンバーより大抵小さいのばかりだが、HR/HMにはあてはまらなかったのでなんか新鮮。HR/HMはベーシストにデカいのが多い気がします。Steve DiGiorgioとかマジかっこよすぎだよね。
えーさて、なんかTheater of Salvationの中身からハズれた内容ばかり長々と書いてしまいましたが、長く書けたこと自体に満足してしまったのでもうどうでもいいです(笑)。
あと聴いてないCDはっと・・・
CreamのDisraeli Gearsだけですね・・・って、今気づいたけど、これ原題こんななんだ!?「カラフル・クリーム」としてしか知らなかった。
つーか、disraeliって・・・?ישראלי(yisra’eli=イスラエル人、イスラエルの)に打ち消しの接頭辞・di-を付けたかのような・・・。
内容ががぜん気になってまいりました!