そうそう、俺は既に知ってたわけよ。
ロードレイジ2009シリーズのCDを大量に買った際、現代アメリカンヘヴィメタルの代表格のように語られているTriviumを、Ascendancyで初めて聴いた。
James HetfieldのようなVo.のMatt Heafyの歌や、強靭でスラッシーなリフをばんばん繰り出すバンドであるということで大分期待していたんだが・・・期待は別としても、出世作であるというにもかかわらずびっくりするほどつまらなかった。何度聴いてもどんな感銘も受けやしねえ。Bon Joviの7800º Fahrenheit以来のシケたアルバムという印象だった。
しかし夜通し聴いて、リフやら歌メロやら、主にギターのフレーズを一緒に口ずさめるようになってからはどうだろう、やみつきになっていた。
何か凄い感じは受けるが実際になにがいいのかよくわからないNevermoreのThe Obsidian Conspiracyや、SoulflyのOmenも同じく、フレーズを一緒に歌えるようになってからが本番だった。
俺は既に知ってたわけよ。一聴ですんなりのめりこめないアルバムの楽しみ方を。
こういう作品は飽きないね。口ギターだろうがなんだろうが、自分から連中と一緒にプレイして楽しもうという心構えに、この楽しみ方からして強制的になってしまうので、受動的に美メロやらキャッチーなフレーズにうっとりしているだけの聴き方とはわけが違う。
まあ、メタル聴いてたら、自然と口ギター、口ドラム、あとデスメタルだとなんちゃってグロウルはCDに合わせてやっちゃうもんだと思うけどなw